【野球部】勝ち点をかけた第3戦!勝利を手にすることはできるのか

◆2025年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

4月15日 対慶大 明治神宮野球場

初戦を落とすも第2戦に勝利し、勝ち点をかけた運命の第3戦に挑む立大。四球により先頭打者に出塁を許すと後続に連打を放たれ、先制を許す。その直後に3ラン本塁打を浴び、初回から4点差に追い込まれた。その後も相手の猛攻により追加点を献上。8点ビハインドで迎えた7回に立大は反撃に出る。先頭が四球により出塁すると、代走の堀田(済3=東筑)が盗塁に成功し二死二塁の好機が到来。打席に立った河野(コ2=広島新庄)が本塁打を放ち、2点を返した。しかし9回にも1点を失い、点差を縮められず試合終了を迎える。昨秋に続く勝ち点獲得は叶わず、苦しい結果で開幕カードとの対戦を終えた。

力投する竹中(コ4=大阪桐蔭)

開幕初戦は黒星スタートとなったが、4年生が意地を見せ第2戦で白星を飾る。勢いに乗り、勝ち点を挙げたい立大。先発として竹中がマウンドに上がる。昨年の活躍に続き相手打線を封じ込めたいが、慶大の強力な打線に苦戦した。初回から先頭打者に四球を与え出塁を許す。後続にも連打を許し、先制点を献上した。1死一、二塁の危機に今泉(4年=慶應)の本塁打を浴び、3点を追加される。2回にも安打を浴びると、二番手に田中(文2=仙台育英)が登板した。しかし、慶大の流れを崩せず犠打と失策により一死一、三塁とさらなる危機を迎える。スクイズを決められ追加点を献上し、打線も振るわずリードを広げられた。5回にも安打が重なり、さらに1点を失う。6回には三番手として齋藤(コ3=仙台育英)がマウンドに立つも、相手の猛攻に耐え切れずさらなる追加点を許した。四番手の小林(ス3=日大二)は三者凡退で相手を抑える好投を見せたが、9回に登板した永名(営4=成田)が9点目を献上。継投リレーは思うようにいかず、強力な慶大打線に倒れた。

出塁した鈴木(コ4=東邦)

試合の主導権を奪い、点差を縮めたい立大打線。前日に続き、4年生を中心に出塁し得点圏に走者を置くも得点に繋がらない。相手エース・外丸(3年=前橋育英)を前にいくつもの安打を放つも、あと一本が出ずリードを許したまま試合が続く。8点ビハインドで試合は終盤に突入したが、ここで好機が到来。先頭・丸山(コ3=大阪桐蔭)が四球により出塁すると代走に堀田が入る。見事に盗塁を成功させ、二死二塁の場面で途中出場の河野が打席に立った。3球目を捕らえると力強い打球はフェンスを越える。公式戦初の打席で本塁打を記録し、なんとか2点を返した。反撃のきっかけをつかむも、相手エースの好投に追加点は叶わない。9回には三者凡退に討ち取られ、敗戦を喫した。

本塁打を放つ河野

投打ともに強大な慶大に圧倒され、悔しい結果で開幕カードとの対戦を終える。雨天による中止もあったが4日間にわたる激戦を繰り広げた立大ナイン。今後の対戦カードでも激しい連戦が予想されるが、今週末には次なる対戦カードとの試合が幕を開ける。「飛躍」をかかげる今季、立教健児たちはさらなる活躍に向け突き進む。

(4月15日 清水伽音)

 

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