【陸上競技部】 第101回箱根駅伝報告会
2025.01.03
3年連続の箱根路に挑んだ立大。総合13位と目標のシード権獲得には届かなかったが、昨年から大幅に記録を更新し、大きく飛躍を遂げた。今回は箱根駅伝報告会の様子をお届けする。
◆監督、立教学院理事長、立教大学総長、主将コメント◆
髙林祐介監督
この2日間、お正月の非常にお忙しい中、沿道やテレビなどさまざまな形でご声援をいただき、本当にありがとうございました。結果としては非常に悔しい結果となりました。往路では8位とシード権を目指して最高の折り返しをすることができましたが、復路では他大学の選手たちの力を目の当たりにしました。その中で我々も持てる力を十分に発揮できたと思いますが、結果として13位となりシード権には届きませんでした。この結果を非常に悔しく思っています。
私自身今年4月に監督に就任し、シード権、さらには上位を目指す目標を掲げた中で、それを達成できなかったことに対し本当に申し訳なく感じております。しかし、今回の総合タイムは10時間58分21秒で、選手たちに伝えた目標タイムの10時間58分20秒にほぼ一致していました。つまり、私の戦略が甘かっただけで選手たちは自分たちの力をしっかり出し切ってくれました。それでも相手がある競技ですので、結果的に届かなかったことに尽きると思います。箱根駅伝に臨むにあたり、今回走った10人だけでなく補欠を含めた16人のメンバー、そして全員がシード権獲得という目標に向かい一丸となって努力を続けてきました。4年生たちは最後のチャンスに懸け、一生懸命頑張ってくれました。中にはメンバーから外れて走れなかった選手もおり、皆がさまざまな思いを込めて挑みました。結果は悔しいものとなりましたが、一方で次に繋がるレースができたとも感じています。
今回は「自分たちの走りをすること」を一つのテーマとして走りましたが、箱根駅伝は相手がいる競技です。競争力という点で課題を痛感しました。この課題を克服し、来年こそシード権を獲得して、良い結果をご報告できればと思っております。
最後になりますが、大学をはじめ、ご支援をいただいたスポンサー企業の皆様、保護者の皆様、校友の皆様、沿道から応援してくださった立教関係者の皆様、本当にありがとうございました。2日間を通して立教への応援がどこよりも多いと感じました。この応援のおかげで選手たちは頑張れたのだと思います。来年も引き続きご支援をよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
立教学院・福田裕昭理事長
皆さん、お疲れ様でした。一言、感謝を申し上げます。
髙林監督、チームスタッフの皆さん、選手たち、そして選手の給水を担当したスタッフやバックアップをしてくれたマネージャーの皆さん、さらには保護者やご家族の皆さん、卒業生の皆さん、教職員の皆さん、沿道から応援してくださった立教関係者の皆さんに、心から感謝いたします。
一昨年は18位、昨年は14位、今年は13位と、一歩一歩着実に前進していることを実感しております。もちろん、悔しいお気持ちもあるかと思いますが、来年に向けて頑張ってほしいと思います。また、4年生の皆さんには、社会に出て今回の経験を活かし、活躍されることを期待しています。どうぞよろしくお願いします。本日はありがとうございました。
立教大学・西原廉太総長
まずは、頑張って走ってくださった選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。また、サポートをしてくださったスタッフの皆さん、全ての部員の皆さんにも大学総長として深く感謝申し上げます。髙林監督、林ディレクター、陸上部の皆様方、これまでのご指導に心より感謝いたします。そして保護者の皆様にも、この駅伝を通じてチームを支えていただきましたことに、改めて御礼申し上げます。
また、スポンサーとしてご支援いただきましたOBC和田会長や、大塚商会の皆様、特に大塚会長にも感謝を申し上げます。そして、校友会の皆様による熱い声援は、おそらくテレビでご覧になった方にも伝わったと思います。沿道からの声援は圧倒的で、どこの区間でも立教の応援が際立っていました。
昨日は8位という素晴らしい成績で、シード権に届くのではないかと期待しました。しかし本日は残念ながら届きませんでした。ただ、昨年の14位から1つ順位を上げて13位という結果は、次に繋がる成果だと思います。また、昨年と比較しても、今年の方がシード権を本気で狙った意識が強かったと感じております。来年こそシード権を獲得できるよう、大学としても支援してまいります。
さらに、全日本駅伝にはシード権を獲得して出場できることとなります。スケジュールがタイトになりますが、頑張っていただきたいと思います。本日は素晴らしい走りを見せていただき、大いに感動しました。ありがとうございました。
安藤圭佑主将(コ4=豊川・愛知)
本日は箱根駅伝に際し、たくさんのご支援、ご声援をいただき、本当にありがとうございました。また、このような場を設けていただき感謝いたします。
結果としては13位となり、目標としていたシード権には届きませんでした。しかし、チーム全員で挑んだ駅伝であり、みんなの力があったからこそ、ここまで戦えたと思います。悔しい気持ちはありますが、頼もしい後輩たちがたくさん残っていますので、彼らに夢を託したいと思います。そして、今後もチームとしてさらに成長していくと確信していますので、引き続きご期待いただければと思います。
箱根駅伝を走って感じたのは、たくさんの応援が本当に力になるということです。その声援に支えられ、粘り強く走ることができました。この応援がなければ、箱根駅伝に出場することも叶わなかったと思います。今後とも変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
(1月28日・前澤佑実)