【ホッケー部男子】 SO戦で無念の敗北 決勝進出ならず

◆2024年度関東学生ホッケー秋季リーグ◆

10月27日 対一橋大 駿河台大学ホッケー場

SO戦でドリブルをする西島(理4)

前の試合で学習院大に敗北を喫した立大。前回の悔しさを胸に準決勝に挑んだ。対戦するのは春季リーグで優勝をかけて戦った一橋大。第4Qまで両者一歩も譲らず、勝負はSO戦に委ねられる。西島(理4)が1点を決めるも、一橋大がそれを上回る2点を決め、試合終了。目標としていた決勝進出には惜しくも届かなかった。

ボールを死守する三宅(コ4)

決勝進出をかけた一戦。第1Qから一橋大に押し込まれ、立大は防戦一方の展開となった。開始13分、ゴール付近まで攻められるも、三宅(コ4)がボールを防ぐ。その後もゴール付近まで攻められるたびに守り切り、互いに得点を許さないまま第1Qをスコアレスで終えた。

集合して作戦を練る選手たち

続く第2Q、開始5分に早くも一橋大にPCを与えてしまうがGKの川勝(コ4)がゴールを死守し危機を回避。終始試合は立大側のコートで行われ、なかなか攻撃のリズムをつかむことができない。しかし、第2Qも残り2分を迎えたところで立大にカウンターチャンスがやってくる。立大のゴール付近にスタンバイしていた桑原(文4)から一橋大コート側の三宅へ4年生同士の連携が光るロングパス。第2Qの残り時間が少ない中でも焦らずにパスが送られ、相手のディフェンスラインを通り抜けた。立大に流れが向きそうだったが、チャンスをものにすることはできなかった。

相手のボールを追う粟国輝(営3)

0-0のまま迎えた後半戦。澁谷(コ2)のセンターパスでスタートした。開始直後に立大がPCを獲得。平野(社4)から三宅にパスがつながるも、得点には結びつかなかった。その後開始12分、立大にまた得点ゲットのチャンスが到来。居原田(法3)、粟国輝(営3)、三宅の順にボールが流れシュートを打つ。しかし惜しくもゴールには至らなかった。13分には一橋大もシュートをしたが決まらず、膠着状態で第3Qを終えた。

ドリブルする居原田(法3)

両者何としても点を取りたい最終第4Q。開始2分、最初にゴールに近づいたのは一橋大だったが、ここは立大がボールを防いだ。その後も一橋大の攻撃が続くが、立大は何とか耐え抜く。第4Qまで得点が動かず、選手たちの焦りが見え始めた。終盤13分、桑原から居原田、三宅にパスが回りゴール前に迫るも、一橋大に阻まれる。そのまま両チームとも得点できず、第4Qが終了。勝敗はSO戦で決することになった。

相手のボールをカットする川勝(コ4)

会場に緊張感が走る中、立大のトップバッターとしてゴール前に立ったのは桑原。惜しくも点を取ることはできなかった。2人目の三宅、3人目の長井(済3)と続くもシュートを決めることができない。満を持して4人目の西島がシュートを決め、ようやく1点を獲得。GKの川勝は一橋大の攻撃を冷静に防ぎ、チームを支えた。しかし両チーム4人が終了した時点で1-2。立大は窮地に立たされた。最後にシュートを放つ粟国輝にプレッシャーが重くのしかかる。だが、シュートは無情にもゴールには入らず、試合終了。立大は決勝への切符をつかむことができなかった。

 

2部優勝、1部昇格という目標を惜しくも果たせなかった立大。悔しい思いを胸に、3位決定戦に駒を進める。この3位決定戦が4年生にとっての最後の試合になる。「よりチームが強くなっていけるような意識で練習したい」、主将の三宅はこう熱く語った。三宅世代が歩んできた挑戦の物語は、次のゲームでその幕を閉じようとしている。

 

◆コメント◆チームを引っ張った主将の三宅選手

―今日の感想

一言でいうと悔しいです。最後の試合、最後じゃないんですけど、ここが準決勝ってことで。トーナメントなんで負けたら終わりっていうところで、本当に最後は有終の美をっていうか、目標が2部優勝、1部昇格っていう目標が閉ざされてしまったことがすごい残念ですね。

―0-0で迎えた後半戦はどのような意識で挑んだか

ピンチが多かったので全員で守り抜くって言ったところはすごい意識しました。

―SO戦で個人のシュートに臨むときはどんな気持ちでしたか

絶対決めるっていうつもりで入ったんですけど、相手の方が1枚上手でした。

―試合を終えての感想

4年生はここで悔しい結果で終わってしまったんですけど、まだ3位決定戦があるのでそこでしっかり3位になるってことと、3位決定戦まで1か月弱あるので、来年のチームにつなげられるように後輩の指導であったり、よりチームが強くなっていけるような意識で練習していきたいです。

(11月14日・横田侑奈)

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