【ハンドボール部】安定したプレーで1部残留を果たす
2024年度秋季リーグ入れ替え戦
10月6日 立大 34-27 法大 国士大多摩キャンパス
秋季リーグ全9試合では奮闘するも全敗した立大。1部の分厚い壁を感じる悔しい結果となり法大との入れ替え戦が決定した。6月に手にした悲願の1部昇格。今シーズンでは入れ替え戦回避という目標を果たすことはできなかったが、4年生にとって最後のリーグ戦を1部という舞台で必死に戦い抜いた。負けられない戦いが幕を開ける。
開始1分、松川(コ4)の武器・右サイドからのシュートで先制点をあげる。平田(コ4)、 大久保(営4)ら 4年生の得点で流れをつかみ、立大ペースのスタートを切った。直後相手に1得点を許すも、阿部(文3)が止めたボールを繋ぎ松川がゴールネットを揺らす。続くディフェンスでは法大の猛攻に苦戦するが、島仲(ス2)が得点に貢献しリードを保った。
試合開始から13分。相手がボールを保持する時間が増え徐々に点差を埋められ同点に追いつかれる。島仲のシュートから再度得点を重ねたもののリードを保てず再び同点になり緊張感が高まった。再び立大に流れを戻したのは石井(ス2)。カットインプレーが光り3得点を稼ぐ活躍を見せる。島仲も1得点を決め4点リードのところでタイムアウトを切った法大。再開後はシーソーゲームとなり15-13で前半を締めた。
折り返した後半、主将・大久保が先制点をあげチームの士気を高めた。さらに平田がシュートフェイントからパスを受けた長井が得点につなげる。勢い止まらず松川のサイドシュートや守護神・阿部の好セーブで立大が流れをつかむ試合が展開された。その後法大に得点を許すも、すぐさま攻撃に切り替え点を奪い返す。5点リードの12分、高木(済2)がペナルティシュートを与え得点を許してしまうも、西野(コ4)の左サイドシュートから立大が連続得点を重ねる。さらに法大の選手が2分間退場の中、松川と大久保が息の合ったプレーでゴールネットを揺らし観客を沸かせた。平田が相手のペナルティを誘い、得た7mスローのチャンスを大久保が確実に決め7点差まで追い詰める。たまらず17分で法大がタイムアウトを要求した。
点差を追いかける法大にパスやシュートでのエラーが目立つ。両者ともキーパーが意地を見せ、点数が動かない時間が続いた。大久保が力強い速球でゴールネット揺らしたものの、その後なかなかシュートチャンスをものにできず相手に1得点取られ立大もタイムアウトを切った。
再開後パスカットを受け2連続得点を許し4点差まで迫られるが、シュートミスのボールを拾い松川がすかさずシュートを放った。
終盤も石井や平田のドリブルシュート、島仲のパスカットシュートで得点に貢献し相手を寄せ付けない。
終了間際、阿部のセーブからゴール際で待つ高木にロングパスをつなぎダメ押しの1点をあげ大差をつけて勝利した。
入れ替え戦を制し見事1部残留を果たした本試合。今季のリーグ戦は終了したが、次なる舞台となるインカレに向けてこだわりのプレーを磨き続ける。大久保世代の最後の勇姿に期待したい。
(10月31日 髙田莉央)
〈試合後コメント〉
大久保選手(営4)
今日の試合を振り返って
―勝ててよかった。リーグで結果を出せず一勝もできなくて苦しんだから、なんとか一部残留という結果を残せたことはよかったと思う。
今日の入れ替え戦への思い
―まずは結果を残したいというところ。後輩たちにも来年一部という舞台で戦わせてあげたいと思っていたので、そこでしっかり勝って一部をプレゼントじゃないけど渡せるようにという思い。
チームの目標
―勝つことだけ。とりあえずどんな形でもいいから一点でも多く勝っていれば残るだけなので絶対勝とうというところ。
チームの雰囲気
―入れ替えという独特な雰囲気の中で自分たちのムーブをずっと続けて前半戦えて、後半は途中相手に傾きかけたところも自分たちでちゃんと持ち直して雰囲気良く行けたかなと思う。
逆転されるかもという思いはあったか
―相手に詰められつつはあったが結局は自分たちのやってきたことをやるだけという原点があったので、そこまで焦ることなくできた。ここから巻かれることはないだろう、やってきたことを信じるだけだという思い。
インカレの目標
―まずは絶対に一戦勝つ。二年連続一回戦負けというところがあるので一つ絶対勝つ。あと一か月しかないがそこに向けて全員で全力でできたらいいなと思う。