【ハンドボール部】果敢に攻めるも黒星を喫す
2024年度 関東学生秋季リーグ 1部
9月16日 立大 25-27 日大 国士大多摩キャンパス
6月に行われた入れ替え戦において法大を制し、見事1部奪還を成し遂げた立大。今季は頂点の舞台で強豪校と肩を並べる。
黒星続きの秋季リーグ戦。初勝利を目指す第6戦は、パワーとスピードが持ち味の日大と対峙した。
序盤は川原(営2)の先制点を皮切りに、青木(コ3)、松川(コ4)が次々とシュートを決め、好調なスタートを切った。日大に1得点を許すも、開始5分で4得点を挙げ、立大ペースの試合が展開される。順調な試合運びや好セーブを見せる阿部(文3)に応援席も大いに盛り上がりを見せる中、6-2の時点で日大が1回目のタイムアウトを要求した。
再開後、ディフェンスを固めるも徐々に点差を詰められ、12分でついに同点に追いつかれる。悪い流れを断ち切る大久保(営4)の鋭いシュートやGKの好セーブ、堅い守備や長時間のボール保持で一時はリードを保つが、ペースに乗り続けることができず、残り2分で再び同点に。13-13でタイムアウトを切った立大は、後半に向け流れをつかみたい場面であったが、前半終了間際に日大に7mスローを許し、1点ビハインドで試合を折り返した。
迎えた後半、先制点をあげたのは日大だった。主将大久保や川原のカットインプレー、松川の7mスローでゴールネットを揺らすも、なかなか点差を埋めることができず日大リードの苦しい時間が続く。中盤、平田(コ4)や丸山(営3)も得点に貢献したが、日大のペナルティにより与えられた2度の7mスローをものにすることができない。
2点差を追いかけるラスト5分、両者一歩も譲らぬシーソーゲームが繰り広げられ、応援席からの声援が飛び交う。24-26で立大がタイムアウトを切った直後、平田からのパスを受けた青木が左サイドからシュートを決め、残り時間50秒で1点差に追いつく。
勝敗の読めない競り合いに会場全体の熱気が高まる中、40秒を残して日大もタイムアウトを要求。
再開後日大のシュートミスから立大がボールを保持しラストチャンスを得るも、パスカットを受けダメ押しの一点を許し僅差で敗北した。
前半はよい流れをつくり出すも後半はペースに乗り切ることができず惜敗という結果に終わったが、1部所属校に必死に食らいつき立教らしい試合を見せた。
残る3試合、1部残留をかけた大久保世代の戦いは続く。
(10月19日 髙田莉央)