【ホッケー部男子】拮抗した戦いを繰り広げるが、あと一歩届かず

♦2024年度関東学生ホッケー秋季リーグ♦

10月20日 対学習院大 大井ホッケー競技場サブピッチ

冷たい風が吹く中、プール1位通過をかけた学習院大との熱き試合が始まった。前半より、両者一歩も譲らぬ試合展開。しかしこの拮抗を破ったのは学習院大だった。あと一歩のところで勝利に手が届かなかった立大。この悔しさを晴らすべく、次の準決勝一橋大戦に挑む。

攻めの姿勢をみせる荒川(社2)

第1Q試合開始直後から、一進一退の攻防をみせる。荒川(社2)の粘り強い攻めからパスがつながり、齊藤(理4)がゴール前までドリブルでボールを運ぶもシュートには繋がらなかった。続く第2Qラスト5分。粟国(営3)が相手の攻めの穴をつきパスカット。そこからゴール前まで一気に運び、PCを獲得する。接線の戦いに与えられた千載一遇のチャンス。平野(社4)パスから桑原(文4)がシュートを放ったが、ゴールネットを揺らすことは惜しくも出来なかった。続くラスト3分、立大に2度目のチャンスが到来。強気な攻めより、本試合2回目のPCが与えられる。三宅(コ4)がシュートを放ったが、相手の堅い守備を突破できず。序盤より果敢な攻めを見せた立大だったが0-0のまま前半戦を終えた。

PCの準備をする選手たち

続く第3Qは試合開始直後から相手の攻めの姿勢により、立大の攻撃が展開できない。中々流れを獲得できない立大であったが、守備陣が奮闘。桑原と遠藤(済3)による好セーブも光り、反撃のチャンスをうかがう。しかしラスト30秒。相手にPCが与えられ、大ピンチが訪れる。試合も終盤に差し掛かり、絶対に先制を許したくない立大。しかし相手の冷静なプレーにより、悔しくも先制点を決められた。

パスを出す落合(コ4)

逆転を狙う第4Q。前半から攻め込まれるが、守護神・川勝(コ4)のセーブでゴールを守り抜いた。しかし7分に相手に追加点を決められ、窮地に追い込まれる。攻めるしかない立大はフィールダーを11人に増やし、強気の攻撃態勢に。桑原のパスカットからゴール前の粟国にロングパスが通るが、相手キーパーを打ち破ることは出来なかった。11人全員がゴールを目指し、最後まで狙い続けたが、学習院大の堅い守備の壁を壊せなかった。真っ青なグラウンドに、試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。ゴールキーパーがいない中での第4Q後半であったが、全選手が一枚岩となり最後まで追加点を許さなかった。

ドリブルする三宅選手(コ4)

「意味のある敗戦にしたい」。試合後の三宅主将の一言だ。プラン通りにいかず、なかなか流れをつかめなかった本試合。悔しさを胸に立大ホッケー部は今日も練習を続ける。次戦は春季リーグ優勝決定戦で涙をのんだ一橋大との一戦。1部昇格、そして三宅主将を胴上げするため、立大ホッケー部は闘志を燃やし続ける。

 

♦コメント♦ 主将としてチームを鼓舞し続けた三宅選手

 

―本日の試合の感想をお願いします

率直に敗戦は、「悔しい」というのが感想です。あとプラン通りに行きませんでした。しっかり前半で得点を取って、そこから追加得点も狙っていくというのができなかったので、そういった面ではすごく悔しい結果になりました。

 

―前半で得点を加えるために具体的にどんな練習をしたか

やはり高い位置からプレスをかけ、ボールを奪い、ショートカウンターや素早い攻撃で点を取ろうという風に決めてました。

 

―学習院大、どんな対戦相手?

学習院大は何人か経験者がいて、立大にはほぼ経験者がいないので、そういう技術の高い選手に対して、ボールを取られないことや、 最低限抜かれないようについていくこと、走ることっていうところでは負けないようにと考えていました。そういった技術以外の面でカバーできるようにと対策をしていました。

 

―実際試合始まってみて、どんな感触?

立ち上がりの緊張みたいなところはあまりなかったのですが、前半攻めることの出来ていた時間も多かったので、そこで点が取れなかったっていうのが、このゲーム敗戦の原因じゃないですけど、そこに繋がってきたのかなと感じています。

 

―次回に向けて、どんなことを挑戦していきたい?

 

次回以降からは本当に負けられない戦いが続くので、この1週間、短い期間ですけど、この敗戦を意味のある敗戦にするために、調整を集中して行っていきたい。

 

(10月20日・中村祈珠)

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