【野球部】勝ち点へ!勝負を制したのは…〈秋季リーグ戦 明大3回戦〉
◆2024年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆
10月14日 対明大 明治神宮球場
初回から両投手が好投し、0−0で試合が進んだ。しかし4回に本塁打で3点を奪われると、明大へと流れが傾いていく。勢いを止められずに計15点失点。一方、野手陣は8回に代打・吉澤(コ4=立教新座)の本塁打で一矢報いるも追撃及ばずにそのまま黒星を喫した。
先発を任されたのは今季好調の竹中(コ3=大阪桐蔭)。チームのため、勝ち点に向けて腕を振る。初回はランナーを出すもテンポ良く打ち取る好スタート。2回、3回は走者を出すも無失点に抑えた。流れを掴みたい4回だったが、2つの四球でピンチを招く。続く打者の榊原(2年=報徳学園)に甘い球をライトスタンドへと運ばれ、3点を奪われた。5回には3安打と本塁打で一挙4点を失い、明大の流れで試合が進む。2死からは田中優(文1=仙台育英)に継投。無失点に抑え、6回も得点を許さなかった。しかし7回、失策でピンチを招くと適時打で追加点を奪われる。その後は朝井(営4=健大高崎)に変わるも明大の強力打線を止められず、一挙6失点となった。流れを止めたい8回は森本(文2=福岡大大濠)に継投し、無得点に抑えた。9回は小林誠(ス2=日大二)が登板するも本塁打で2点を追加された。
打ち勝つべく初回は黄(営4=興南)が安打で出塁するも得点とはならなかった。先制点を取りたい立大だが、2回、3回と毛利(3年=福岡大大濠)の前に出塁できない。3点を追う4回。今試合まで打率.357と好調の齋藤大(コ4=東北)が中安打で出塁する。続く黄が安打を放ち、好機が訪れるも後続が打ち取られ無得点。5回、6回はどちらも三者凡退と苦しい流れとなった。無得点では終われないと7回は代打が続く。代打・北田峻(コ3=報徳学園)が二塁打と暴投で三塁まで進むもスコアボードに得点を刻めない。続く8回は2死から代打・吉澤が打席に向かう。今季初打席でリーグ戦自身初の本塁打を放ち、得点を獲得。さらに主将・田中祥(コ4=仙台育英)が今季初の安打で球場を沸かせた。9回は無得点のまま15ー1で大敗を喫した。
惜しくも勝ち点を取れなかった立大。悔しさ晴らすべく、次戦の相手は東大に挑む。今季最終カードをどんな試合を見せてくれるかに期待だ。明大戦では計6失策と守備の乱れが目立った。勝ち切るためにミスを無くし、隙のない野球を見せてほしい。
(10月14日・林梨紗子)