【陸上競技部】目標はシード権獲得!駅伝出場に向け出場選手14人に直前インタビュー⑥~山口史朗・小倉史也~
創部史上初の全日本駅伝出場を果たした立大。今回、箱根駅伝本選でのシード権獲得を目標に、選手たちは日々自身の走りに磨きをかけている。今年も江戸紫のユニフォームが走る姿を箱根路で見られるのか。予選会直前の選手にインタビューを行った。
山口史朗(四日市工業・三重)
◆自己ベスト◆
5000㍍:14’08”07
10000㍍:28’52”18
◆インタビュー抜粋◆
-夏合宿の感想
4年目で練習自体は大分慣れてきた部分があり、練習はほとんど100%消化できたので、チームとしても個人としてもいい形で終えられたと思っています。
-今のコンディションは
まだ絶好調とまではいかないですが、練習も外さず継続してできています。
-自分の強み
普段の練習から安定してポイント練習を消化できているので、粘り強さが自分の強みだと思っています。
-練習メニューがどう変わり、走りがどう変わったか
今までよりも凄く質が上がったとかはあまり感じていなくて、それよりも体重や睡眠データ、疲労度合いなどのデータを数値化することを今まで以上に取り組んでいるところが変わったところだと思います。自分にとって調子の良し悪しを見極めることにすごく役立っていますし、そのおかげで強くなっているなと感じています。
-データ次第でメニューが変わるのか
みんなのデータが悪くなっていたら、監督がそれをみて練習量を落としたりして、調整をしてくれています。
-今のチームの雰囲気
チーム全体通しても主力となる選手以外のタイムも上がってきているのもあって、監督がきて1年目ですが、確実に強くなっているということをみんな実感しているので勢いがあると思います。
-レースプラン
当日の天候次第にはなりますが、自分は最初から日本人の先頭集団につくくらいの気持ちで行く予定です。15㌔くらいまではしっかり先頭集団について、公園内に入ってから大きく差がつくと思うので、15㌔以降、ラスト5㌔の粘りというのを大事にしていきたいと思っています。
-負けたくない選手
チーム内だと同期の林選手(コ4)。林くんにはまだ一度も勝ったことがないのですが、今回が最後の勝負になると思うので勝ちたいです。
-意気込み
自分は一年生の時にも出場したことがあるのですが、予選会はそれ以降けがやコンディション不良で2、3年は走れませんでした。今回4年目で順調に練習は出来ているので、今までのけがで走れなかった悔しさというのを最後の予選会でぶつけて良い結果を出したいです。
小倉史也(伊賀白凰・三重)
◆自己ベスト◆
5000㍍:14’09”56
10000㍍:30’11”88
ハーフマラソン:66’10”
◆インタビュー抜粋◆
ー合宿の感想
前半は、起伏が多いコースを走って足作りに取り組み、 去年よりしっかり距離を踏む中で、ポイント練習もこなすことができました。しかし後半になるにつれて、前半の疲労が溜まってきて、後半少し崩れかけたところはありましたが、全体的にはそこまで大きなアクシデントなくできたと思います。
-今の自分の状態
練習もしっかり消化できているので、いい方だと思っています。
-自分の走りの強み
ここが突出して良いというのはあまりなくて、特にないというのが本音ですが強いて言うなら、最初から無理せず突っ込んでいけるというか、前の方の集団で走ることができるところです。
-その姿勢は小さい頃から続けているものか
後ろからレースをするというのが自分の中ではあまり好きではないので、フロントレースではないですが、 積極的に行くというレースを予選会でもしたいとは思っています。
-チームの雰囲気
そうですね。チームの雰囲気としては、予選会に向けて、予選会のメンバーはもちろんですが、全体的にもしっかり練習をこなせて、全員が同じ意識で目標に向かって取り組めているのかなと思います。
-個人で1年間取り組んだこと
単純に距離を多く踏むというのがあり、去年よりも距離が増えた分、故障のリスクが高まるので、ケアの時間や治療に行く回数を昨年よりも増やすなど、故障せずに継続して練習を積めるように意識しました。
-全体として練習メニューがどのように変わったか
距離走とかが毎週土曜日に必ずあるというのが1つあって。今までは時間指定のジョグが多かったのですが、髙林監督になってからは距離指定になりました。しっかり距離を意識して、去年よりも意識して走ることができていると思います。
-走りへの影響
今まではポイント練習や、きつい場面で後半苦しくなることがありましたが、そこで少し粘ることができるようになりました。あとは、単純にきつくなる場面が後半になってきたというか、前半きつくなることがあまりなくなったというのが大きいですかね。
-全日本予選の感想
自分はチームのエントリーには入ったのですが、実際に出走はできませんでした。 そこの部分では自分の中でも悔しい思いがありましたが、チームの代表したメンバーがしっかり走ってくれたおかげで、全日本の出場権は取れたので、本選はその悔しさをぶつけられるように、走れたらいいなと思います。
-予選会での目標(レースプランなど)
予選会は通過点であると考えていて、自分の中でも全日本大学駅伝や箱根駅伝は大事なレースなので、しっかりと通過することが第一です。その中で、チーム内でも上位で走ることや、ラスト5㌔のところで昨年はだいぶ落ちてしまったので、今年はしっかりラスト5㌔を上げられるように意識して走っていきたいと思います。
-意気込み
箱根駅伝や全日本に向けて大事な試合になるので、去年の悔しさも含めて、必ず予選会通過して、次の駅伝につなげられる大会にできたらと思います。
(10月16日 取材・編集/関根拓人、佐々木海緒)