【陸上競技部】目標は本選シード権獲得!駅伝出場に向け出場選手14人に直前インタビュー②〜稲塚大祐・吉屋佑晟〜

創部史上初の全日本大学駅伝出場を果たした立大。今回、箱根駅伝本選でのシード権獲得を目標に、選手たちは日々自身の走りに磨きをかけている。今年も江戸紫のユニフォームが走る姿を箱根路で見られるのか。予選会直前の選手にインタビューを行った。

ガッツポーズをする稲塚(営4)

稲塚大祐(高岡向稜・富山)

◆自己ベスト◆

5000㍍:13’57”90

10000㍍:28’49”55

 

インタビュー◆

ー夏合宿を振り返って

夏合宿は全体的にあまり納得のいく練習を積み重ねることはできなかったと思います。自分の体の状態や動きが安定しなかったです。

 ー自身のコンディション

今もあまり良くないところはありますが、最低限できる準備をして臨めたら良いと思っています。

ー新体制になって

以前は前半のスピードなどを強化し、重要視する目的の練習が多かった印象です。しかし、今年に入ってからは、前半で勝負できる範囲でペースできる限り抑えた上で、いかに後半で勝ちに行くかということを目的にした練習が多くなったと思います。練習に対するイメージの変化があって、実際に自分も前は最後ペースが伸び上がってこないことがありましたが、今年はそういった部分で最後の一押しができる走りが身についてきたと感じます。

 ー現在のチームの雰囲気

練習のAチーム、Bチームのようなものがありますが、昨年よりも入れ替えで下から上がってくる人が多くいる気がします。

 ー最上級生としてチームとどのように向き合ってきたか

自分は良いアドバイスをできるタイプではないので、例えば身体の状態が良くても悪くてもジョグをしっかり積むことや、実力に関係なくやるべきことをしっかりやる姿勢を見せるというのが大事だと思って取り組んでいます。

 ー1年間個人で取り組んできたこと

昨年のこの頃から結果が出ましたが、昨年とかはあくまで挑戦する側で、勢いよく走れれば良いし、ダメだったら仕方ないという気持ちで行きました。しかし、今年の全日本大学駅伝の予選などは、最後はとても良い流れで4組目をもらったので、そこを保ちました。自分は記録だけに挑戦するということから、しっかりと(チームのために)抑えるべき結果を出さないといけないと感じています。

 ー自身の走りの強みは

ラストは強くはないですが、前半から前方の好位置にいることが多いので、その前方のポジションからしっかり上位で耐えてくるというのが、自分の走りだと思っています。

 ー昨年の箱根予選会での課題

1番の課題は、昨年20㌔付近からおよそ1㌔で10人ぐらいには抜かれていると思うのでいかに最後の部分で個人順位を落とさず、順位だとかタイムを上げることが課題でした。

 ー課題を元に取り組んできたこと

特別何かということはないですが、最後にペースを上げて終わるという練習が今年に入って増えたので、力んだりすることなく動きをあげられたら良いなというイメージを持って練習取り組んできました。

ー予選会のレースプラン

前半で良いところにいて、後半上げられたらそれが1番理想です。悪くてもそのポジションを保つという風にしたいなと思います。

 ー予選会の目標

あまり状態が良くないですが、もし走ることになれば、昨年は部内だと6位だったので、そこを超えたいです。また、上級生としてチームを引っ張っていくという意味でもトップを狙いつつ、タイムとしても立教記録を超えるか、近い走りができたら良いと思います。

 ー意気込み

今年もチーム内上位の走りでチームを箱根本選に連れていきたいと思います。

 

ガッツポーズをする吉屋(営3)

吉屋佑晟(広島国際学院・広島)

自己ベスト◆

5000㍍:13’58”73

10000㍍:30’34”48

 

インタビュー◆

ー夏合宿の感想

前半はあまり上手くいかない部分もありましたが、後半にかけて調子も戻ってきて現在は良い感じで練習できているので、良い形で終われたと思っています。

ー夏合宿で意識したこと

距離を踏むことを意識していて、前半シーズンはあまり走れてなくて、本当に0からのスタートだったので、徐々に慣れていく形で、後半にかけては距離に慣れることができたのではないかと思っています。

ー現在のコンディション

調子が最高潮に良いというわけではないですが、ある程度練習できているので順調じゃないかなと思っています。

ー現在のチームの雰囲気

チームの雰囲気は良いです。少しけが人はいますが、誰も練習を離れることなく良い感じで進んでいます。

ー自身のレースの強み

粘りのある走りが強みです。あまり集団から一気に離れるということがないので、最後まで自分の力を振り絞ってスピードを落とさずに走ることができると思います。

ー昨年度の予選会を振り返って

昨年の走りはあまり自分の中で良いと思った走りではなかったです。昨年の夏合宿前にけがをしてしまい、夏合宿の前半の練習は出来が良くなかったので、練習不足が影響したと考えています。

ー昨年の課題を活かしてこの1年取り組んだこと

昨年出走してみて、前半は良かったですが、後半タイムが下がってしまったので、距離に対応することや距離の組み方を意識しました。

ー新体制になって

練習としては主に、距離走をする回数が増えたと思っています。練習の回数も週6日に増えましたし、距離走や快調走など、距離を踏む練習が増えました。自分はあまり距離を踏む方ではなかったのですが、距離を踏むうちにレース後半への自信がついたと考えています。

ー監督から指導されていることは

肩が詰まっているので力まないということを常々言われています。きつくなると上腕振りが固くなるので、リラックスして走るようにしていますが、難しいです。

ー予選会の目標、レースプラン

予選会はまず63分台を目標にしています。レースプランとしては、最初はあまり突っ込んで早いペースで入らずに、自分のペースで10㌔30分ぐらいを目安に通過して、ラスト15㌔あたりから上げられればと考えています。

ー意気込み

予選会は今シーズン初めてのレースなるので、良い形で迎えられたらなと思っています。

(10月15日 取材・新藤優子、渡邉公実子/編集・渡邉公実子)

 

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