【アイスホッケー部】秋リーグ開幕戦で白星!接戦を制した

◆エイワ杯関東学生アイスホッケーリーグ戦◆

9月29日 対専大 東大和スケートセンター

9月29日、秋リーグ開幕試合となる専大戦が行われた。昨年度は4点差で敗戦し悔しい結果に終わった専大戦。相手への対策など多くの練習を重ね、試合に挑んだ。試合序盤から激しくパックを取り合い、攻防が続く。何度もゴール近くまで攻め入るもなかなか得点が決まらない。試合が動いたのは17分。柳澤(営1)がゴール前まで運んだパックで仕掛ける。すかさず齊藤(済1)がアシストし、見事な連携で武山(法1)が先制点を決めた。立大の得点で試合はさらに白熱。19分から専大の猛攻を受けるも、GKの鈴木(文3)を始めとする守備陣の活躍で得点を許さず第1Pを終えた。

シュートを決めた武山

続く第2P。開始30秒でゴール際からパックを押し込まれ、同点に追いつかれる。攻め返す立大は激しい攻防を繰り広げるも、専大の巧みなパス回しに翻弄されてしまう。第2P開始5分、漏れたパスを立石(営2)がすかさず捉えた。猛スピードでゴールまで運び、得点を決める。勢いづいた立大は相手のパス流れを遮り、攻めの姿勢を崩さない。中盤、攻め込まれる場面もある中、鈴木のセーブが光り、ピンチを乗り切る。しかし11分、専大の素早い攻撃を抑えられず、再び同点に追いつかれた。その後も浅野(営2)や柳澤のペナルティによる退場でキルプレーになるも、ピンチを乗り切り同点に抑えたまま、試合の行方は第3Pに持ち越された。

ゴールを狙う岩野

勝敗が決まる第3P。序盤から猛攻を繰り広げ、8分に佐伯のアシストで岩野(法2)が勝ち点を決める。春リーグでは怪我の療養によって出場できなかった岩野は得点後笑顔を見せた。その後専大の反撃を受けるも何とか守り切る。終盤になり、相手チームがキーパーの代わりにプレーヤーを追加したことで試合はより白熱していった。残り30秒では武山のパスがそのままゴールに入り2点差に得点を広げ、4-2で勝利を収めた。

笑顔を見せる岩野(=写真左)と柳澤

次戦は慶大戦。「目指すは1部Aブロック昇格」と主将・鈴木(済4)は語る。目標のためには勝利が欠かせない。今試合の流れのままこれからも勝ち進んでいってほしい。

(10月12日・春名愛)

 

◆コメント◆

鈴木選手

―今日の試合の感想

BIG WINですね。ほんとにここで勝てたのはすごく大きいかなと思います。チームとしては多分ここが4年間で1番意味のある勝利かなと感じています。

 

―リーグ戦開幕を勝利で飾れたが、出だしとしての感触はどうか

正直なところ、僕らとしては確実に2勝をして最低限セカンドリーグに行こうみたいな感じではあったんでした。その中で専修大は去年も勝った経験もあり、勝負はできるチームなのかなと思っていたのでそこでしっかりと勝っていこうっていう気合いで臨んだところ勝てたという感じです。

 

―春リーグを終えてチームの課題は

とにかくこれはすごく多くて、まずはまだチーム力が全然ないのとまとまりがない点かなと思います。主将である自分の力不足もあるかもしれませんが、チームというよりも1つの集団のような感じで、1つの目標というか軸が定まっていない中でずっとチーム運営してきていて、そこでちょっと揺らいでいたのが課題でした。2つ目に関しては、昨年度は上野主将や久保さんのお2人をはじめとし、結構チームを引っ張っていたというか、試合中も背中で引っ張る活躍をしてくれていた中で、僕らのチームっていうのは現状ではこの人についていこうって思えるような選手ってのは実はあんまりいなくて、そういった中で精神的主柱がいない点が課題でした。今日の試合とかも含めて見てたらわかると思うんですけど、やっぱり中心っぽいなって選手というかオーラというか、スター性がある選手がいないので、そういったところも新しく出てきてくれればいいのかなと思います。

 

―チームの雰囲気、状態

雰囲気はいいのかなと思っています。ほんとに今日の試合っていうのは勝つべくして勝てたというか、たまたま勝ってたとかそういう風な感じではなく、ほんとに多分勝てた試合だったと思うので、そういった意味ではすごくチームとしての自信に繋がったと思います。その点では雰囲気がすごくいいのかなと感じています。

―引退が迫ってるが、心境は

そうですね、まずは「あと3ヶ月か…」みたいな感想なんですけど、それ以前に1番はやっぱり後悔したくないなと思っています。今日の試合で負けていたらすごく後悔したし、多分僕の人生のなかでずっと記憶に残ってしまうと思うのですが、そういった意味ではこれは4年生みんなには伝えたんですけど、絶対に後悔だけはしないように全力でプレーしてくださいとは伝えてます。自分の心境としても、絶対後悔しくないという気持ちです。

 

―次戦は慶応戦だが、対策は

まずは今日の試合が再現できれば、少なくとも負けるとしても大負けするような展開になることはないと思うので、そこはしっかりと今日の試合を振り返って再現できるようにしていきたいなと思います。また、慶大っていうのはすごくシステムでごりごり攻めてくるようなある意味頭いいチームという印象ですが逆に言えばそっちの方が対策しやすいので相手はこうしてくるからと分析して、そこのところしっかりと詰めていきたいです。僕らとしてもそういった、相手はこの状況ならこうしてくるというのがわかってる状態で試合に臨めたらなと思います。

 

岩野選手

ー試合を振り返って

今回の試合はその1セット、メインの5人が出場できないって中で始まった不安がいっぱいあった試合だったんですけど、その中でも試合に出る人たちの雰囲気っていうのは、その負け越しな感じじゃなくて、 いない中でも勝つぞ、頑張るぞっていう感じで試合に臨めたのが1番勝ちの原因として大きいのかなと思います。

 

ー追いつかれたあとの3点目を決めたが、心境は

今日は余り良いプレーができてなかったんですけど、 ここは行ったらチャンスとなった時に飛び出して、先輩からいいパスもらって、それ決めきることができて。

春大会は自分怪我してて出れてなかったんですけど、復帰した大会でこうやって勝ち点、決勝点を決めることができてめっちゃ嬉しかったです。

 

ーそれぞれのピリオドの間、どんな会話をしたか

1ピリは勝って終わって、この流れのまま行こうと士気が上がっていって。2ピリ終わって同点だったんですけど、その時も落ちることなく同じプレイしてればいけるよねっていう感じで、どんどん盛り上がって、勝ちに向かって一直線に行ったっていう感じ。

 

ー開幕戦だったが秋リーグの意気込みは

去年より良い結果を残すのはもちろんなんですけど、チームがまだ怪我とかで全員で揃って試合したことがないので、みんなが戻ってくるまでは残ってるメンバーで戦い抜いて、戻ってきてからもっとより良いチームになった姿で戦えるように頑張りたい。

 

ー春リーグから今日に向けてどんな練習

今年1年生が多く入ってきて人数が増えたので、 同じチームの中でもライバル視してる選手がいたりとか、セットごとに戦ったり、ゲーム形式の練習を増やすことができるので、攻防とかそれによって多分切磋琢磨してお互いのレベルを上げながら練習できた。

 

ー昨年の敗戦を受けて、専大への対策は

まずはビデオを見て、個人個人とセットで相手選手はこういうところがあるよねっていうのを共有して。セットではこういうプレーをしようとか、試合通して今日は久しぶりの試合だったのあったので、まずは簡単にやろうっていうのはコーチからあったし、フェイスオフの前にみんなでつくときにみんなで声かけあって、簡単にねとか、ここは時間考えてプレーしようとか、声を掛け合いました。

 

ー次戦の慶大への対策、意気込みは

今回よりも多分厳しい試合になると思うんですけど、 この勝った勢いを殺さずに、練習でこう戻っちゃうんじゃなくて、この勝った勢いそのままに試合に繋げていければもっと、格上といったらあれですけど厳しい試合になっても勝ち切ることができると思います。

 

 

 

 

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