【野球部】強豪・早大相手に勝ち点獲得へ！接戦を制したのは・・・

◆2024年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

10月６日　対早大　明治神宮球場

昨日に続き神宮球場には多くの観客が集まり、試合へのボルテージが高まっていった。立大が迎え撃つのは今季無敗の早大。一回戦は黒星を挽回すべく、勝ち点に奪取に向けて負けられない戦いが始まった。

好投する吉野

初回先制点を奪われ、終始早大有利で試合が進んだ。３回から継投した竹中（コ３＝大阪桐蔭）が５イニング無失点でチームに流れを呼び寄せる。５回に齋藤大（コ４＝東北）の適時打で同点に追いつくと、６回には鈴木唯（コ３＝東邦）の適時打で逆転に成功。8回からは吉野（コ３＝仙台育英）が無失点の安定した投球を見せ、勝利を呼び込んだ。

打席に立つ黄

大事な一戦の先発を任された大越（済３＝東筑）は初回、二塁打と四球でピンチを招く。暴投で走者を進められ、ゴロの間に先制点を許した。２回は無失点でリズムを作り、３回からは竹中に継投。桑垣（コ３＝中京大中京）、齋藤大が守備で連続ファインプレーを見せ、球場を沸かせる。その後は三者連続四球を与えるも無失点に抑えた。５回は変化球を織り交ぜながら初の三者凡退でチームに流れを呼び込む。援護点をもらった６回もテンポの良く三者凡退の投球を披露した。勝ち越し点を奪い、早大の強力打線をなんとしても抑えたい７回。２安打で得点圏に走者を貯められるも、中飛で凌いだ。リードを保ったまま迎えた８回からは吉野にマウンドを渡す。安打を許すも持ち前の速球で押し込み、併殺打に打ち取った。９回も落ち着いた投球で早大打線を抑えた。

安打を放つ桑垣

勝利に向けチームの切り込み隊長として１番を任されたのは、前日の試合で本塁打を放った桑垣。初球を捉えて出塁し、斎藤大の犠打で２塁へ進んだ。しかし相手の好守に阻まれ得点とはならなかった。２回には柴田（コ４＝東明館）の安打と鈴木唯の四球で２死二、三塁の好機が到来。勝負に出た立大は先発・大越を変え、代打・落合（ス２＝東邦）に託す。粘りを見せたが惜しくも無得点に終わった。４回には黄（営４＝興南）の安打と死球で得点圏に走者を進めるも点数には結びつかない。竹中が好投を見せた後の５回は、先頭打者・桑垣が二塁打で出塁。続く齋藤大が適時打を放ち、１ー１の同点となる。さらに６回は先頭打者の黄が二塁打で出塁し、続く柴田が犠打を決めた。１死三塁の絶好のチャンスで鈴木唯へと打席が回る。粘りを見せながら中前安打を放ち、逆転に成功。立大はそのまま接戦を制し、勝利を飾った。

喜びを表す選手たち

強豪・早大相手に白星を奪った立大。勝ち点の行方は第三戦へと持ち越された。注目の打者は一戦目で本塁打を放ち、今日２安打の桑垣。打率.600と好調を維持していて、さらなる活躍に期待がかかる。チームが「結束」して勝利へと突き進んでほしい。

（10月６日・林梨紗子）