【野球部】優勝への正念場!王者相手に勝ち点を取れるか

◆2024年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

10月7日 対早大 明治神宮球場

昨日は見事な逆転勝利を収めた立教健児たち。今季はこれまでの全カードで3戦目以降にもつれ込む、厳しい戦いが続いている。優勝戦線に踏みとどまるべく、絶対に負けられない一戦に臨んだ。
初回先頭の桑垣(コ3=中京大中京)が右越えに本塁打を放ち1点を先制。しかし直後の守りで2死三塁のピンチを招き、暴投で同点に追いつかれる。その後も4、6、7回に1点づつ奪われ点差を広げられた。一矢報いたい打線だったが、好機での一本が出ずゲームセットとなった。

力投した田中優

第3戦の先発のマウンドにはエース(小畠 営3=智弁学園)が上がった。初回の守りでは、2死三塁から痛恨の暴投ですぐさま同点に追いつかれる。その後も制球が定まらず、苦しい投球が続く。4回には勝ち越しの適時二塁打を打たれ、この回で降板となった。あとを受けた田中優(文1=仙台育英)は5回こそ無失点に抑えたものの、6回に三連打を浴び1死満塁のピンチを背負う。ここで相手主砲の吉納(4年=東邦)に犠飛を放たれ、追加点を奪われた。7回からは小林誠(ス2=日大二)がコーナーを突く丁寧な投球を見せたが、2死一、三塁から適時打を浴びさらに点差を広げられた。

三塁打を放った鈴木唯

第1,2戦合計でわずか3得点と奮起が期待される打線。初回、昨日から1番に座る桑垣が右越えに先頭打者本塁打を放ち、先制点を奪う。勢いそのままに相手エースの伊藤(3年=仙台育英)を攻め込みたい打線だったが、その後は3回まで走者を出すことが出来ない。4回に2死から鈴木唯(コ3=東邦)が三塁打を放ちチャンスを作るも、黄(コ4=興南)が左飛に倒れ勝ち越しとはならなかった。3点ビハインドとなった8回にも1死一、二塁の好機を迎えたが、齋藤大(コ4=東北)、小林隼(コ1=広陵)が凡退し得点を奪えない。初回以降はわずか2安打と打線が沈黙し、敗戦を喫した。

マウンドに集まる選手達

勝ち点奪取とはならなかったが、春の王者相手に堂々と戦い抜いた立教健児たち。今季は残り2カードを残し、上位進出を目指せる位置にいる。まずは今週末に行われる明大との「紫合戦」を制し、最後の意地を見せたい。

(10 月7日 尾暮克心)

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