【野球部】春の王者を打ち破れ!強敵を攻略できるか〈秋季リーグ戦 早大戦展望〉

慶大から8年ぶりの勝ち点を挙げ、先週は法大と激闘を繰り広げるなど、強さを存分に発揮している立大軍。次なる相手は春の王者・早大だ。投打ともに強靭な強さを誇る難敵を下し、勢いに乗ることができるか。

屈強な投手陣を打ち砕け!

エース・伊藤樹(3年=仙台育英)は今春の防御率1.49と圧倒的な強さを発揮。常に140キロ代の速球を見せる右腕は3年生にして早大を引っ張る。第2先発は宮城(2年=浦和学院)。伸びのある直球に変化球を織り交ぜ、テンポよく投じる。今春は防御率2.42と安定した投球を披露した。他にも制球力が武器の香西(2年=九州国際大付)、安田(1年=日大三)、鹿田(4年=早実)など好投手がそろう。チャンスを確実にものにし、得点につなげるかが重要だ。

力投する香西

立大打線のキーマンとなるのは、菅谷(コ4=市立船橋)と西川(社3=大阪桐蔭)だ。菅谷は昨年からチームの主軸を担っている。勝負強さを活かし、チャンスでの一打に期待がかかる。菅谷とともに立大打線を牽引する西川は今春本塁打を記録しており、力強いスイングでチームに勢いをもたらしてほしい。さらに丸山(コ2=大阪桐蔭)、鈴木唯(コ3=東邦)や柴田(コ4=東明館)など強打者が揃う。チャンスで1本を出し、一気に畳みかけたい。

打席に立つ菅谷

精鋭ぞろいの野手陣を抑え込め!

早大は打線も精鋭揃いだ。今春首位打者の尾瀬(3年=帝京)、打率3割強の山縣(4年=早大学院)、今春本塁打王の吉納(4年=東邦)、今春打点王の主将・印出(4年=東邦)が4番までに名を連ね、投手陣を打ち崩すことが予想される。圧倒的な強さを誇る打線をいかにして封じ込めることが勝利への第一歩だ。

投げる大越

早大打線を抑える鍵となる先発を担う小畠(営3=智弁学園)と大越(済3=東筑)に期待がかかる。小畠は昨春防御率リーグ4位の1.00をマークし今季も力強い投球を見せている。大越は2戦目の先発として安定した投球を見せ、相手打線を翻弄するだろう。吉野(コ3=仙台育英)、小林誠(ス2=日大 二)など控える投手陣も強力な早大打線を着実に抑えることが求められる。

圧倒的な強さを誇る早大。ワンチャンスをものにし、得点を重ねることが必要とされるだろう。粘り強いプレーで勝利を掴んでほしい。

(10月4日 前田結香)

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