【野球部】勝負の第2カード!先週に引き続き勝ち点を奪取せよ!〈秋季リーグ戦 法大戦展望〉

先週は慶大から2016年春以来の勝ち点を獲得した立大。接戦をモノにし、最高のスタートを切った。今週の法大戦でも勢いそのままに2週連続で勝ち点を取りにいく。

立ちはだかる最強二枚看板

法大はリーグ屈指の投手二枚看板を抱えている。大学日本代表に下級生のころから選出され、今秋のドラフト会議では上位指名が確実視される篠木(4年=木更津総合)と篠木と同じ木更津総合高からWエースとして活躍してきた吉鶴(4年=木更津総合)だ。どちらも力強い速球と制球力を兼ね備える。甘く入った球を逃さず仕留められるかがカギになるだろう。ピンチでギアを上げるふたりに負けず、数少ないチャンスをしっかりとモノにしたい。

気持ちを前面に出す篠木

ロースコアでの決着が予想される中、立大野手陣のキーマンには菅谷(コ4=市船橋)を挙げる。先週の慶大とのカードでは1番バッターを任されるも、打率1割と本来の実力を発揮できていない。これまでそのバットで立大打線を引っ張ってきた実力者に期待したい。他にも、1年生ながらチームに欠かせない存在となっている小林隼(コ1=広陵)のチャンスでの一打にも注目だ。スタメン全員で法大のエースたちを引きずり下ろす。

鋭いスイングをみせる菅谷

精鋭ぞろいの野手陣を抑え込め!

法大は打線も精鋭揃いだ。中心は中津(4年=小松大谷)と松下(3年=桐蔭学園)のふたり。中津は今春、2本の本塁打を放ち、持ち前の俊足に加え長打力も見せつけた。松下は3年生ながら大学日本代表に選出され、代表戦では本塁打を放つなど世界にその実力を示した。チャンスに強い打撃は立大投手陣の脅威になるだろう。その他にも内海(4年=御殿場西)のパワーや藤森(2年=天理)のスピードにも要注意。バランスの良い打線を封じ込めることが勝利への第一歩だ。

豪快なスイングをみせる松下

立大の勝ち点獲得へのカギは小畠(営3=智辯学園)、大越(済3=東筑)の先発3年生コンビだ。小畠は今春エースとして活躍。法大1回戦では完封勝利を達成するなど今季も大いに期待がかかる。大越も2戦目の先発として定着し、立大投手陣を引っ張った。春は第3戦へもつれることが多かったため、今季は勝ち切るための試合作りが求められるだろう。OP戦でも安定した投球を続け、信頼は厚い。先発のふたりがイニングを投げきり、吉野(コ3=仙台育英)をはじめとする強力リリーフ陣にバトンをつなぐ。

投球する大越

開幕カードで幸先のいいスタートを切った立大。流れに乗って試合を重ねるごとに成長していきたい。下剋上に燃える立大の挑戦はまだまだ始まったばかりだ。

(9月20日 熊木颯一郎)

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