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【野球部】小林隼が東京六大学野球連盟通算4000号のメモリアルアーチを放つ!勝利の行方は…〈秋季リーグ戦 慶大2回戦〉

◆2024年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

9月15日 対慶大 明治神宮球場

 昨日は延長11回の末、サヨナラで勝利を収めた立大。慶大から2016年以来の勝ち点をもぎ取るべく、勝負の第2戦に挑む。

先発は大越(コ3=東筑)。4回に連打を浴び先制されるとその後も相手打線の勢いを止められない。打線は6回、小林隼(コ1=広陵)の六大学連盟通算4000号のメモリアルアーチで1点を返すもそのまま敗戦。勝ち点の行方は第3戦以降に持ち越しとなった。

力投する大越

 

勝負の第2戦の先発を任されたのは大越だ。初回、先頭を四球で出すと3番打者に左前に運ばれ一死一、三塁のピンチを招く。ここで迎えるは慶大の4番、清原(4年=慶應)。見事空振り三振に取り、続く打者も打ち取り初回を無失点に抑える。その後もテンポ良く投げ込んでいく大越だったが、4回に連打で一死一、二塁となりここで右前安打を浴び先制される。ピンチが続くも後ろの打者をゲッツーに打ち取り最少失点で凌ぐ。

続く5回、四球で一死一塁のピンチを招き3番の吉野(4年=慶應)に本塁打を浴びる。その後二死とするも四球を出し無念の交代となった。後を受けた塩野目(コ4=足利)も連打を浴びこの回一挙4点を献上してしまう。

6回からは田中優(文1=仙台育英)がマウンドに上がった。1年生ながら落ち着きのあるマウンドさばきで140キロ中盤の速球を連発する。2イニングを無失点に抑える完璧なピッチングで打線の援護を待つ。8回には4年で待望のリーグ戦初登板を果たした朝井(営4=健大高崎)が一時はピンチを招くも1回を無失点に抑えた。

快投をみせた田中優

 

昨日の劇的勝利から一夜、立大はスタメン三塁手に柴田(コ4=東明館)、遊撃手に小林隼を据えた。慶大の先発はリーグ戦初先発の広池(2年=慶應)。3回まで無安打に抑え込まれる。迎えた4回、先頭の小林隼が左前安打で出塁。続く鈴木唯(コ3=東邦)のバスターエンドランが相手の失策を誘う。無死二、三塁のチャンスをつくる。ここで迎えるは4番の西川(社3=神戸国際大付)。初球を積極的にスイングするも捕飛に倒れる。続く丸山(コ2=大阪桐蔭)、柴田も凡退に絶好のチャンスも無得点に終わってしまう。迎えた後半戦。立大は5点を追う6回、一死走者無しの場面で小林隼が左翼席スタンドに飛び込む特大のソロ本塁打を放つ。この一発は東京六大学野球連盟通算4000号のメモリアルアーチを記録。今日初めての得点となる。7回には先頭の丸山が右前安打で出塁するもそのあとが続かず無得点に終わる。その後も慶大の投手陣を打ち崩せず3安打1得点にとどまり敗戦を喫した。

リーグ戦初登板の朝井

 

第1戦、第2戦と強敵の慶大相手に激しい試合を繰り広げた立大。勝ち点の行方は第3戦以降に持ち越しとなった。投手を中心とした固い守りとチャンスをモノにする打撃でなんとしてでも勝ち点をもぎ取りたい。スタンド、ベンチで「結束」を強め、明日以降も戦っていく。

コメント ♯33 小林隼選手

―六大学野球連盟通算4000号を放ったことについて

とても光栄なことだと思った。六大学の歴史に自分の名前が載ったことは素直にうれしい気持ちです。

―次戦に向けて

必ず勝って勝ち点を取ります。

(9月15日 熊木颯一郎)

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