【野球部】白熱した投手戦を制し、完封勝利を飾る
◆2024年度夏季オープン戦◆
7月7日 対敬愛大 立大新座キャンパス
最高気温38℃という猛暑の中行われた敬愛大戦。打線は4回に平野(コ4=春日)の一ゴロの間に1点を先制する。投げては先発の田中優(文1=仙台育英)が3回被安打1無失点の好投。4回以降はピンチを幾度と迎えるも3人の継投リレーで虎の子1点を守り抜き、見事完封勝利を収めた。
打線は2回、5番平野の四球でこの試合初の走者を出すも、後続が続かず無得点に終わる。3回には7番青峰(ス2=高松)の右安打、1番桑垣(コ3=中京大中京)の四球でチャンスメイクをするも得点には結びつかず。両軍無得点で迎えた4回裏、ついに試合が動く。先頭の3番菅谷(コ4=市立船橋)が左翼線への二塁打を放つと、続く岡本昇(ス1=東邦)が中安打を放ちチャンスを拡大。無死一、三塁の好機で平野が放った一ゴロの間に三塁ランナーが生還し、1点を先制した。
先発を任されたのは田中優。名門・仙台育英高校出身で、一年生ながら春季リーグ戦にて2回2/3自責点1と好投を見せていた。猛烈な日差しが降り注ぐ中での先発マウンドで、3回を投げて被安打1無失点と安定感のある見事な投球を披露する。4回から二番手として登板した竹中(コ3=大阪桐蔭)は、5回に2本の安打で2死一、三塁のピンチを招くも遊ゴロで乗り切った。7回からマウンドに上がったのは平本(文3=鎌倉学園)。先日の春季リーグにて2登板0回1/3自責点1防御率27.00と悔しい結果となり、雪辱を誓って臨んだマウンドで、見事1イニングを無失点に抑えた。8回、そして9回は山田(営1=大垣日大)が登板。最終回には安打、味方の失策、暴投により1死三塁の危機を招くも、後続を抑えゲームセットとなった。
両者一歩も譲らぬ投手戦となった今試合。少ないチャンスを逃さず効果的に得点に結びつけた打線と、敬愛大打線を散発6安打に封じ込めた投手陣がかみ合った試合であった。新戦力である1年生の躍動が見受けられ着実な成長を遂げている立大ナイン。その勢いとチーム全体の一体感はこれからの試合でさらに強まるだろう。今後の活躍に目が離せない。
(7月15日・東直虎)