【準硬式野球部】東京六大学の真髄がここに!立大戦士が大躍動

関東JUNCOオールスター大会2024

6月29日 福島・泉崎さつき公園野球場

関東準硬式野球の頂点を決める季節が今年もやってきた。関東5リーグから選抜された6チーム(東京六大学選抜、東都選抜A、東都選抜B、神奈川選抜、北関東選抜、新関東選抜)がしのぎを削り、真の関東王者を決める今大会。一昨年、昨年は東京六大学選抜が優勝を飾り、今年は前人未到の3連覇を目指す。東京六大学選抜として立大からは5名が選出。タテジマの誇りを胸に、福島の地で立大戦士が躍動した。

立大選抜選手紹介

陶山泰誠(コ4=都立文京)

昨年に引き続き2年連続の選出。今シーズンの成績は出塁率.424、長打率.402と好成績を誇っており、立大の攻撃の要としてチームを支えてきた。攻撃だけではなく高い守備力も陶山の魅力。守備位置の二塁での華麗なグラブさばきから、一塁手への正確なスローイングは天下一品だ。攻守で魅せる二塁手が今年も福島に帰ってきた。

森川元太(営4=写真右=立教新座)

4年目にして初選出となった森川。立大の扇の要として投手陣からは絶大な信頼を誇る。リーグ戦成績は2年次秋からスタメン入りを果たし、今年からはリ-グ戦にて4番打者を任された。着実な努力を積み重ね、つかんだ初の関東オ-ルスター。他大学投手との初バッテリーにも注目が集まる。

立大エースピッチャーとして腕を振るっている伊東。今年の春季リーグでは先発9試合、投球回は67と1/3回で奪三振数は45、防御率は1点台と圧巻のピッチングを披露し、六大学最優秀投手賞を受賞した。185㌢の長身から繰り出される力あるストレートと多彩な変化球が持ち味。立大、そして東京六大学の看板を背負い、関東の強豪選手らと対峙(たいじ)する。

望月響希(ス2=清水東)

立大の投手陣の一角を担い、リーグ戦や新人戦で大活躍中の望月。今季のリーグ戦では早大との優勝争いがかかった大一番でマウンドを託され、8回無失点の好投を見せた。先発投手としても中継ぎとしても柔軟に対応し、長い手足を武器にしたダイナミックな投球が特徴的だ。新進気鋭の若手投手に期待がかかる。

三浦隼太郎(ス2=札幌国際情報)

今年の新人戦で最優秀投手賞を受賞した三浦も、望月と同様にチームの核を担ってきた。サイドスローの投球を武器に、相手打者を手玉に取る。リーグ戦では守護神として最終回を任される機会が多く、安定した投球で立大の勝利に貢献してきた。今大会初選出の新人ピッチャーだが、その名をとどろかせること間違いなしだ。

第1試合・対東都選抜A

先発を任された伊東

第一試合、迎え撃つのは東都選抜Aチーム。先発を託されたのは伊東だ。1回裏から三者凡退に抑え、好調な立ち上がりを見せる。しかし4回裏、ニ死から連打を許しニ死一、ニ塁に。味方の失策も絡みゴロ間に打者が生還。1点を献上した。ここで投手は望月へ。後続打者を打ち取り、4回裏の攻撃を封じ込めた。

笑顔でベンチに戻る望月

望月はそのまま5回と6回を無失点に抑える完璧な投球を見せる。0-1で追いかける展開で、城田(東大)、吉野(慶大)の連打で1点を返した。東京六大学選抜は1-1と試合を振り出しに戻すことに成功する。

最終回を締めくくった三浦

7回は遠藤(法大)が登板し0点で終えると、8回からは三浦がマウンドに上がった。8回、9回を持ち前のサイドスローで無失点に抑えゲームセット。東都選抜Aとの試合は引き分けとなった。立大投手らの無失点リレーで相手に流れを渡さず、試合は第ニ試合へと向かう。

第2試合・対北関東選抜

先頭打者を務めた陶山

続く第ニ試合、対峙(たいじ)するのは北関東選抜。決勝リーグへと駒を進めるには3点差以上での勝利が絶対条件だった。先に試合を動かしたのは東京六大学選抜。塩尻(早大)の適時打で1点を先制した。しかし4回裏、北関東選抜に2点を返され1-2と追いかける展開に。

逆転打を放った森川

その後、試合は膠着状態に陥るものの、試合を動かしたのは立大陣。一死満塁の好機を逃さず、森川が値千金の適時二塁打で逆転に成功。続く陶山も野手選択で一塁上で生還し得点する。東京六大学選抜はこの回6点を勝ち取り7-2と突き放す。試合はそのまま勝利となり、見事、決勝へと駒を進めた。

東京六大学選抜が3連覇達成!

3連覇がかかった優勝争い。相対するのは東都選抜Bだ。東京六大学選抜は2回に2点を先制するも、4回までに4点を返され2-4に。その後得点が入らず、もはやここまでかと思われたが、9回に一挙9得点を入れる大逆転に成功。悲願の3連覇を達成した。

今大会に立大代表で選出された選手たち

立大戦士の大活躍で栄冠をつかんだ関東JUNKOオールスター。各選手が強みを発揮し、タテジマ軍団の爪痕を残した大会だった。次に目指すは立大のリーグ戦優勝。さらなる頂点へ向けて、勝負の夏がいま始まる。

(7月2日・平岡薫奈)

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