【馬術部】大雨の中で敢行された馬場馬術競技!2名が全国への切符つかむ
◆第59回関東学生賞典馬場馬術競技大会◆
6月21日 馬事公苑
6月21日、第59回関東学生賞典馬場馬術競技大会が馬事公苑にて開催された。前日の賞典障害に引き続き、関東大会は2日目。立大からは4選手が出場した。馬場馬術競技は場内を馬と息を合わせて歩行し、その美しさを競う競技だ。最終得点率の上位25名が全国大会への切符をつかむことができる。
この日の天候は大雨。馬場の足元が悪く、コンディション不良の中で各選手が戦い抜いた。最初の出場は嶋岡と聖頼。冷静に馬と息を合わせて一歩一歩丁寧に足を運ぶ。途中に歩幅が乱れることがあったものの、堂々とした演技を披露した。続く出場は宮澤。今年がラストイヤーとなる馬術部の主将だ。ともにペアを組むのは今年でペア歴2年目の相棒・スカイロードリー。「今までで1番良かったが、馬をもう少し前に出したかった」。馬事公苑のスケールを前に、スカイロードリーの足が思うように進まず、最終得点率57.000㌫で28位となり全国出場へのボーダーラインに惜しくも届かなかった。
立大3番目の出場は角田。「調子はあまり良くない」。試合前には不安を口にしていたが、試合が始まると聖栄とともにリズム良く前進する。時に元気よく、時に丁寧に馬の歩を進め最終得点率は57.815㌫。22位となり3年連続で馬場馬術競技での全国大会への出場が決定した。
そして聖真とペアを組んだのは4年生の和泉。自身にとって2年ぶりの関東大会となった。聖真とのペア歴は1カ月半と浅い中で、一歩ずつ丁寧に歩を進めた。「雨の中で厳しい戦いになった」。試合時刻頃は雨風の激しさがピークに達し、馬の集中力を持続させることが困難な場面もあった。それでも懸命に場内を歩行し、最終得点率は58.445㌫。全国大会への切符を獲得した。
全選手が人馬一体となり臨んだ今年の関東大会。11月開催の全国大会へ向けてさらなる成長が期待されるだろう。
(6月24日・平岡薫奈)
♢コメント♢ 宮澤主将
-馬場馬術競技を振り返って
今までで一番良かったです。僕とスカイロードリーにできる一番の演技でした。スカイロードリーとのコンタクトはだいぶ合ってきていたのですが、やはりどうしても物見というか大きな建物だと上手くいかなくて。そこを上手くいなせなかったかなと思います。(-何㌫くらいが目標?)59㌫とか、60㌫いかないくらいいけたら十分完璧だったなと思います。
♢コメント♢ 角田選手
-馬場馬術競技を振り返って
なかなか上手いこといかず、普段の成果は全く出ずといったところで恥ずかしいですね。先週の東関東大会の試合のときは、最悪の中でも下の中くらいだったのですが、今日は下の中から中の中くらいまでいって。そこからなかなか調子が上がらなくて、下の中の中くらいでした。
-敗因は
完全に僕のミスですね。少しひとりよがりなところが出てしまったかなと思います。馬のことをもっと考えてあげられたら良かったなと思います。全学に行くことができたら気持ち良く終わりたいなと思います。