【バスケットボール部】新体制で臨んだ今大会。昨年の優勝校相手に劇的勝利を収める!
♦第64回関東大学バスケットボール新人戦♦
6月4日 駒沢オリンピック公園室内球技場
1回戦は国際基督教大に大差で勝利を収めた立大。2回戦は昨年の優勝校である大東文化大と対戦した。試合序盤から身長の高い相手に対して全員でリバウンドに集まり、リズムをつかむ。相手の猛追をかわし、下剋上を果たした。
試合開始直後、先制点こそ奪われたものの#21田中(法2)の3Pですぐに追いつく。その後はお互いに好守が光り、点数の入らない時間帯が続いた。開始5分で#24佐藤(ス2)が3Pを決めると、すかさず相手も3Pで応戦。その後も#26常陸(法2)や途中出場のルーキー#10山下(ス1)が3Pを決めるも、長身を活かしたプレーで得点を決められ、一進一退の展開となった。1Qを2点リードで終える。
2Q開始直後、#26常陸が3Pを成功させる。その後も#11村越(社1)や#37西村が立て続けにブロックし好守を見せ、立教の流れに。勢いそのまま#10山下がTOPからの3Pを成功させると相手はたまらずタイムアウト。流れを切られてしまった立大は、2分間無得点の時間を耐えるも、相手に3Pを決められタイムアウトを要求。立て直しを図った。その後はファールが重なり、フリースローで一時逆転を許してしまう。それでも#10山下が起死回生の3Pを沈めて再逆転に成功。相手はオールコートプレスで仕掛けるが、うまくかわし26-25と1点リードで前半を終える。
3Q、立大のオフェンスが爆発。#6和太(コ2)の得点を皮切りに、#21田中の3Pや#26常陸のドライブで連続7得点を奪う。さらに#26常陸が左45度から3Pを成功させ、今試合1番の盛り上がりを見せる。大東文化大はタイムアウトを取り、立て直しを図ると見事に作戦がはまった。立大は相手にバスケットカウントを決められ、流れを切られる。その後は点の取り合いに。お互い流れをつかみきれない時間が続くも、残り8秒で#3清川がジャンプシュートを沈め、4点リード。良い流れで4Qへ。
迎えた4Q、相手の連続4得点により同点に。流れの悪い場面で#10山下が魅せる。3Pを沈めると、続けてリバウンドを奪い、シュートをねじ込む。一気に流れをつかんだ立大はその後も#6和太がバスケットカウントを決め、フリースローも沈めて3点プレーに成功。4分を残し相手はオーバーファールとなる。立大は#10山下、#26常陸が足を攣るアクシデントに見舞われるが、今年のチームの特長である選手層の厚さで流れを止めない。そのまま逃げ切り、64―61で接戦をものにした。
チャレンジャーとして挑み、1部相手に見事下剋上を果たした立大。第一シードを倒したことにより一気に勢い付いた。目標は北海道で開催される新人インカレ。流れに乗る立大は、全国を目指して突き進む。
(6月6日・佐々木海緒)
♢コメント♢#3 清川颯選手
-試合前の目標
まず大東という間違いなく自分たちの格上のチーム相手にどこまでやれるかというのが自分たちの課題だったと思うので、そこは通用したし、そこで勝ちきれたというのが非常に良かったと思います。
-特に通用したところは
相手は身長の高い選手ばかりですが、インサイドのリバウンドを絶対やられないようにというのを話していて、最後までそれを突き通してリバウンドを取って、ブレイクまで繋げられたというところが良かったと思います。
-インサイドに対してダブルチームに行っていたのは作戦か
それは正直自分たちの自主性でした。ダブルチームに行くのも自分たちが行けると思ったタイミングで行っていました。特に決められたわけではないけれど、自主的に行って結果的にインサイドを守れたのは良かったと思います。
-今日のコンディションは
もちろんばっちりでした。試合時間が遅かったので、その時間に合わせて練習時間も遅くしてやってきたのでそういったところも良かったと思います。
-今日の試合を点数で
90点です。もちろん勝ちきれたところはすごく評価のポイントだと思いますが、最後、自分もそうだったのですがフリースローを外してしまったりして、プレッシャーに弱い部分が多くあったので、そのミスがなければもっと余裕を持って勝てたと思っています。そういったところを詰めて明日の試合に活かしたいと思います。
-自分の持ち味
今日はあんまり出せなかったけれど、ミドルシュートと飛び込みのリバウンドです。明日は存分に出し切って勝ち切りたいです。
-明日の意気込み
目標はベスト4でインカレ出場ですが、まず明日勝ち切らないと目標に達成しないので、明日まず勝ち切って今後の試合に繋げていきたいと思います。
♢コメント♢#10 山下朔史選手
-試合前の目標
チームとしては勝つことで、個人としてはチームの勝利に貢献することです。
-試合の入りは
いつもは入り方が悪いのですが、今日は先輩たちも気合いが入っていて良い入りができました。
-今日のコンディションは
大東文化戦に向けて準備してきたのでばっちりです。
-大東文化戦に向けての準備とは
体に疲労を残さないように、100%出せるようにストレッチ等できることをして合わせてきました。
-対策は
相手の選手の特徴をスカウティングして、全員が把握して対応できるようにしてきました。
-大東文化の特徴は
身長も体も大きいチームなのでチームでディフェンスをすることや、リバウンドに全員で集まって取るようにしていました。
-今日の試合を点数で
100点です。シュートが入ったので。
-立教として出る試合は初か
スプリングトーナメントはちょっとだけ出ましたが、こんなにちゃんと出たのは初ですね。
-緊張したか
最初は緊張していたのですが、試合に入ってシュートを決めて、だんだん落ち着いてきて、いつも通りできました。
-今日出た課題
体力が課題でした。最後足が攣ってしまったので、攣らないように頑張ります。
-自分の持ち味は
スピードと3ポイントです。
-今日の試合では出せたか
けっこう出せたと思います。
-明日に向けて
明日もチームに貢献できるように一生懸命頑張ります。
♢コメント♢#24 佐藤匠海選手
-今日の試合に向けて
相手は第一シードで格上だと思っていたので、チャレンジャーとしての気持ちを忘れず、最初から全力で挑もうという思いで臨みました。
-今日試合を点数で
50点くらい。まだリバウンドが出来ていない部分もあったのでもっとできると思うので50点です。
-良かったところは
ディフェンスの粘り強さです。得点が入っていない時でも、ディフェンスをしっかり出来ていたのでそこは良かったと思います。
-次戦に向けて
次勝たないと意味がないので、明日も全力で最初から挑めるように準備して臨みます。
♢コメント♢#37 西村亘選手
-試合の目標
相手は昨年の優勝校で強いというのは分かっていたのですが、自分たちの代から人数が集まっていて、みんな強豪校から来てくれていて。だから自分はキャプテンとしてすごいみんなのことを信じていて。俺たちは勝ち上がる力があるって思っているので、昨年の優勝校というのはありますが、絶対に勝てる、絶対に勝つんだという気持ちで臨みました。
-今日の試合の感想
まず率直に嬉しいです。昨年の優勝校に勝てたというのは嬉しいのですが、その反面自分たちの課題が浮き彫りになってしまったかなと思っているので、そこは修正していくべきだと思っています。
-課題とは
フリースローなどのパーセンテージが悪かったところや、最後相手の猛攻を受けて点差を詰められてしまったのですが、そういう細かいところでのミスをしないこと、詰めの甘さが出てしまったので、そういったところを改善していかなければと思っています。
-今日の試合を点数で
軽めに60点ですかね。よかった60点は、みんなが勝ちにフォーカスしてワンチームで臨んで勝ちきれたことです。60点と言いつつほぼ100点って言いたいところですが、残りの40点はまだまだ俺らは改善できるし、もっともっとできるから、その期待を込めての40点です。
-キャプテンとして今大会に臨んでいるが、気持ちとしてはどうか
みんな強豪校から集まってきてくれているのですが、その中でも自分はあまり実績がないというか、東京ベスト16という、超弱小ではないけれど全国常連等よりは全然なので、技術では引っ張れないところもあると思っています。その中で気持ちとか普通の人でも頑張れるようなところを突き詰めて行こうという風に思っていて。その背中を見て、みんながあいつも頑張っているから自分たちも頑張ろうと奮起させられるようなキャプテンの姿を目指してやっています。
-キャプテンは自分から志望したのか
そうです。本当にみんな良い選手ばかりなので自分が言わなくてもみんなでやっていける、やってくれる人がいて、それを受けて自分が思ったことを言うだけなので、自分がキャプテンをやらせて貰っているのは、自分で志望したのもそうですが、みんなが良い選手ばかりだからやらせてもらっているなという風に思っています。
-明日の試合に向けて
今日第一シードに勝って、ちょっと浮ついてしまっている部分もあると思います。勝って兜の緒を締めよと言う言葉がある通り、目標はベスト4でインカレ出場なのでそれに向かってしっかりやるだけだと思います。