【野球部】ついに迎えた最終カード！エース小畠の快投 光る！〈春季リーグ戦　東大１回戦〉

◆2024年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

５月25日　対東大　明治神宮球場

打者成績

投手成績

春季リーグもいよいよ大詰めを迎えた。勝負の東大戦に挑む立大健児たちは勝ち点をもぎ取るべく、カード初戦を白星で飾れるか。

打線は４回、二死から西川（社３＝神戸国際大付）の二塁打で好機を作り、続く平野（コ４＝春日）の適時打などで一挙３点を挙げる。勝負のマウンドにあがったのはエースの小畠（営３＝智辯学園）。今日も支配的な投球で東大打線を封じ込める。９回を投げ切り、完封勝利を収めた。

笑みを浮かべる戸丸

打線は初回、２番の田中祥（コ４＝仙台育英）が中前安打で出塁する。果敢に盗塁を仕掛けるも相手の好送球に阻まれチャンスを作れない。３回には先頭の戸丸（コ４＝健大高崎）が安打で出塁に成功。なんとか得点圏に走者を進めようと８番桑垣（コ３＝中京大中京）が犠打を決める。しかし後続が打ち取られ監督の執念の采配も得点には繋がらなかった。互いに０が並び迎えた４回、先頭の田中が四球で出塁するも、続く柴田（コ４＝東明館）の捉えた打球は二塁手の正面に飛び併殺打となってしまう。観客からため息もこぼれる中、４番の西川が初球を振り抜き、流れを変える二塁打を放った。興奮冷めやらぬ中、菅谷（コ４＝市立船橋）の四球の間に二死一、三塁の絶好機を演出。ここで平野の適時内野安打で先制に成功。さらに、相手の意表をつくダブルスチールと戸丸の適時打でこの回一挙３点をもぎ取った。

快投する小畠

今季初の勝ち点を取るべく初戦を任されたのはもちろんエースの小畠だ。今日も25℃を超える炎天下の中マウンドに立つ。初回、先頭打者を３球で三振に仕留め、後続をテンポ良く抑えた。３回までに４つの三振をとり、その後も相手打線を無安打で抑え、圧倒的な投球を披露した。７回、相手の強烈な打球が田中祥の前に転がる。これまで再三の攻守をみせていたがグラブを弾き、この試合はじめての安打を許す。ここで試合の流れが変わるかと思われたが、次の打者を初球で併殺打に抑え、難なく乗り越えた。迎えた９回、先頭を簡単に打ち取り、続く打者にも危なげない投球で三者凡退に抑え、９回を105球で二安打完封と完璧なピッチングを見せつけた。

主将の田中

少ないチャンスを逃さない攻撃とエースの快投で初戦を勝ち取った立大。今季初の勝ち点奪取に向けて負けられない戦いが続く。攻守ともに「結束」を固め、次戦も熱い試合を戦い抜いてほしい。立大の勝利に燃える火はまだまだ消えない。

（５月25日・熊木颯一郎）