【バスケットボール部】格上相手に自分たちのバスケット を!筑波大に挑む
♦第73回関東大学バスケットボール選手権大会♦
5月1日 対筑波大 武蔵の森スポーツプラザ
初戦となる東京理科大戦は 129-62 と快勝し、1部に属する筑波大と対戦。世代を代表する選手たちに持ち味のスピードでくらいつくも苦杯を喫した。
1部相手にどれだけ自分たちのバスケットが通用するか、ということをテーマに挑んだ今大会。試合開始直後、筑波大の主将・#28浅井が2連続で3Pを成功させる。立大は相手の流れに押され、オフェンスのリズムをつかむことができない。高さのある相手選手からリバウンドを奪うことができず、主導権を握られる。その中でも#22大畑(済4)が果敢にドライブを仕掛け、フリースローを獲得。冷静に2本とも沈める。その後は#27富田(社4)が3Pを成功させ流れをつかもうとするが、やはり高さに苦戦。1Qを13-34で終え、21点差を追いかける展開となった。
続く2Q、筑波大はセカンドチームに。#21田中が2連続で3Pを成功させる。勢いをつけたい立大だが、バスケットカウントを決められ、流れに乗り切れない。それでも終盤、激しいディフェンスからの速攻で得点を奪い、自分たちのバスケットを展開。2連続で相手のターンオーバーを誘い得点につなげた。このクォーターを16-16と同点で終え、1部相手に食らいつく。
3Q、筑波大がスターティングメンバーに戻す。序盤は立大の得点が止まり、苦しい展開となる。それでもディフェンスから流れを作ろうと奮闘した。後半、立大は相手の高さに慣れ、持ち味であるスピード感のあるオフェンスで攻める。#22大畑が連続で5得点を決め、4年の意地を見せた。45-72で最終クォーターへ。
迎えた4Q、#22大畑が果敢にドライブを仕掛け、4得点連続で奪う。続いて#3清川(営2)がフェイクで相手をかわし、シュートを沈めた。流れを作るも、筑波大は3Pで応戦する。最後#0高柳がファールを貰いフリースローを沈め、試合終了。64-96で勝利とはならず、今大会のコートから去ることとなった。
敗戦を喫するも、1部相手に果敢に挑んだ立大。課題も明確になり、目標である2部上位にむけて収穫の多い試合となった。
(5月11日・佐々木海緒)
◇コメント◇
主将・富田選手
-今日の試合に臨むにあたって
格上というのは共通認識としてあって。今年度2部リーグで試合する中で1部相手にどんな試合ができるかっていうのを話していて、明らかにスピードはこっちの方があったので、スピードで展開して相手を崩して頑張っていこうということだったのですがリバウンドからかなりペースを作られてしまったのでそこが明確な課題として一つ完全に上がったので、今後リバウンドについて考えていきたいなと思います。
-試合の入りは
リバウンドから展開作られてこちらのしたいオフェンス、スピード感のあるオフェンスもできず、ハーフオフェンスで立教のバスケットが始まってしまったのでそこが課題ですね。
-今日のコンディションは
最善の準備はしてきたつもりですけど、向こうの方が完全に強かったなという感じです。
-今日の試合を点数で表すと
30点くらいです。
-よかった30点は
最後向こうがメンバーをちょっと下げたっていうのもあるのですが、スピード感のある速攻オフェンスから自分たちがしたかったバスケットができたので、そこは良かったと思います。
-足りなかった70点は
リバウンドと、試合中、相手の流れの時にコート内の選手が声でちゃんと盛り上げてディフェンスできなかったところが大きなマイナスかなって思います。
-自分の持ち味は
高水準では無いですが、割となんでもできるところが強みです。今試合は中途半端な部分が多々あったのでそこはリーグ戦に向けてしっかり修正していきたいです。
-浅井選手(U22日本代表)とマッチアップしてみて
まずはモデルみたいな体型をしていてすごいなと思いました。やっていて全然敵わないわけではなくて、もう少し出来たなって部分もあったと思います。
-今年のチームの目標
関東2部上位です。
-今年のチームの特徴
誰が出てもチームの浮き沈みがないというか、戦力があまり変わらないっていうのは強みだと思います。
-今日スタメンとそれ以外での引き継ぎは上手くいったか
練習中のゲームも2Qに入ったらスタメンとか関係なく色々試しながらやっているので、共通認識はあまりズレなく出来ているのかなと思います。
-チームの雰囲気は
バスケは全員好きな選手たちですけど子供な部分もあるので、それがいい面にももちろん行くこともあるし、悪い面に行ってしまうこと、練習とかちょっとふざけちゃうこともあるので、そういったことを全員でこれからまた修正していければなと思っています。
-リーグ戦への意気込み
2部上位というのはここから自分たちが頑張れば絶対達成できる目標だと思うので、頑張っていきたいと思います。
大畑選手
-この試合に臨むにあたっての目標(個人)
自分の役割であるドライブしてからキックアウトのパスを出して、チームのオフェンスが円滑に回るようにという目標です。
-今日の感想
筑波の最初に出てくるメンバーは世代を代表するような選手。そういった選手たちに自分の得意なプレーというのは全然通じなかったので、やっぱりその壁の高さというのは感じました。
-今日のコンディションは
昨日は11時間くらい寝たので、体のコンディションはバッチリですね。
-今日の試合を点数で表すと
40点くらいです。
-よかった40点は
途中で点差を離されても諦めずに自分たちのプレーをやろうと頑張ったところですかね。
-足りなかったところは
どの相手でも自分たちのやるべきプレーというのは突き通さないといけないのかなというところです。
-世代を代表する相手に対してどんな気持ちで挑んだか
やっぱり最初は相手がシュートたくさん決めていて気持ち的に動揺した部分があったので、相手がうまくいっていても自分たちのプレーはしっかりやろうという気持ちがあんまり作れていなかったのでそこはもっとメンタルを強く持たないといけないと感じました。
-今日はドライブしてフィニッシュに行かないことの方が多い印象だったが
相手がどうしても身長が高いので最後までシュートいってもやっぱりどうしてもブロックされてしまう。それだったら自分がドライブして、ディフェンスを引き付けて味方にパスを出して打ってもらった方が期待値は高いと思ってやっていました。
-持ち味のドライブは出せたか
後半はできたのですが、世代を代表する選手たちにはできなかったので。そこに近づけるように日々頑張っていきます。
-試合してみて相手から得たこと
相手がローポストにボールを入れた時にボールを持ってない選手たちの動きというのが、立教にはないうまい動きをしていたので、そういった動きは取り入れたらいいかなと思います。
-今年のチームの特徴
去年に比べて下級生がたくさん出るようなチームなので、学年関係なくコミュニケーションを取ってバスケをしているのでそういった点は特徴だと思います。
-チームの雰囲気は
練習中もとても賑やかで集中しながら楽しくやっているような感じです。
-今年の目標
1年ぶりの2部なので、個人としてはまた得点王を取れたらいいと思っていますが、それよりチームの目標である2部上位という方が優先だと思うので、しっかりそこに向けて頑張っていけたらと思っています。
高柳選手
-今日の試合を振り返っての感想
感想としては惨敗であったのと、課題が多く出たというのはあって、相手の身長の高さは分かってはいたのですが、リバウンドという部分でどうやって対抗していくかが今後の課題になったと思います。私たちは小さいチームなので、高さという点でどう戦っていくのかが今後の課題になると思います。
-今日の試合前のコンディションは
いつも通り万全の状態で臨めたと思います。しっかりアップをして、体を温めて臨めたのはいい点だったと思います。
-今日の試合を点数で
70点ぐらいです。
-理由は
自分なりに通用する部分は少しあったのかなと思いますが、フィジカルの部分では相手に負けていたので、今後は体作りや、スタミナ作りというのが課題になると思います。
-個人としての良かったところ
スピードを活かして鋭いドライブをして、得点を取りに行ったり、パスをつなげてオフェンスしやすいような展開を作って行ったりという動きができたところは良かった点だと思います。
-自分の持ち味は出せたか
厳しいような状況の中でも自分の持ち味は出せたのではないかと思います。
-今年のチームの目標
今年のチームの目標としては2部で6位以上をとることです。2部でも相手は大きいので、厳しい戦いになっていくと思いますが、その中でもしっかり勝っていって、 2部リーグの中で上位に食い込んでいければと思っています。
-次の試合に向けて
自分の持ち味を活かす中でも、フィジカルやリバウンドなどの今日出た課題を克服するために、試行錯誤していきながらやっていきたいと思います。