【サッカー部】高い攻撃力と安定した守備で、ホーム開幕戦を勝利で飾る!

◆第38回関東大学女子サッカーリーグ戦2部◆

5月5日 対東女体大 立大富士見総合グラウンド

過去最多10名の新入生が加わり、今後の活躍にさらなる期待が懸かる女子サッカー部。今年度キャプテンマークを託された池田は「2部上位進出を目指し、最後までやり切りたい」と今季リーグ戦への意気込みを力強く語る。

前節で対戦したのは、昨年同リーグ戦3位の強豪・順大。惜しくも勝ち点3をつかむことはできなかった。気持ちを切り替え、挑んだ第2節の相手は3部から昇格してきた東女体大。連携のとれたパス回しと安定した守備で相手を圧倒し、ホーム開幕戦を勝利で飾った。

シュートを放つ大屋

相手のキックオフで開始された前半。序盤からCBの#2河合(コ4)・#3池田が前線へ正確なロングボールを送り、相手陣地で試合を展開する時間が続いく。試合が動いたのは開始5分。左SB・#11志波(コ3)の裏へのロングパスで攻撃の起点をつくると、相手DFのクリアミスを誘う。すかさずFW・#9及川(文3)がこぼれ球を拾い、遠い位置からシュートを放つ。前に出ていたGKの位置を冷静に見極め、貴重な今季初得点を決めた。先制点を挙げ、試合の主導権を確実に掌握した立大。DFラインでボールを回し、攻撃を組み立てる。「相手の頭上を越えるロングボールを駆使することを意識していた」と相手のウィークポイントである裏へのスペースを狙った攻撃で、着実に相手ゴールに迫っていった。さらにはセットプレーでチャンスを作る。MF・#14大日方(コ2)の左足のキックから#2河合、#3池田、#4清水(ス2)を中心にゴールを狙う。前半36分、ショートコーナーで相手を引き付け、#14大日方が中央へクロスを上げる。最後は#3池田がヘディングで合わせ、2点目を奪う。その2分後には、ゴールキックのクリアボールを#9及川が納めると、右サイドから中央へ走りこんできた#17大屋へパス。相手DFをフェイントで右にかわしゴール左下に放たれたシュートは、見事ネットを揺らした。

味方へロングパスを送る河合

前半を3点リードで終え、迎えた後半。相手に攻撃の隙を与えない安定した守備と、細やかなショートパス・裏を狙ったロングパスを駆使した攻撃を見せる。追加点を得ることはできなかったものの、最後まで無失点で相手を抑え込み危なげなく勝利を収めた。「ボールを支配する展開が多かった中で、自分たちの形が落ち着いて出せたことは良かった」と振り返る一方、「後半もっと点を取ることができた」と今試合の課題を語る。

ボールを保持する丸谷(コ4)

今季のスローガンは「共創」。池田を筆頭に、個性やらしさを存分に引き出せるチームを目指していく。1試合1試合に満足することなく、さらなる進化を追求し続ける女子サッカー部。愚直に、貪欲に戦い続ける姿勢を強みにチーム一丸となって勝利を目指す。

(5月9日・鈴木麻里奈)

◇コメント◇ 主将・池田幸奈選手

―全体的な感想

3部から昇格してきた相手ということもあり絶対に負けられない試合でありましたし、前節負けていることもあったので、しっかり勝ち点3をとって今後波に乗っていかないといけないなという意気込みの中スタートした試合でした。無失点でかつ複数得点で勝ち切れたことは良かったと思います。

―良かった点と課題

良かった点は今まで攻撃できても得点を奪うイメージがわかなかったのが、今試合は複数得点で勝てたというところと点を取っても失点してしまったら後味が悪くなってしまうので無失点で終われたことは良かったと思います。あとはボールを支配する展開が多かった中で落ち着いて自分たちの形が出せたことは良かったです。

課題はボールを支配していたのにも関わらず、後半は無得点だったのでもっと点を取ることができたなというのが課題です。

今日の試合に向けて意識してきたこと

自分たちのサッカーを貫くことはもちろん、関カレ2部は相手も強豪なので相手に合わせて対策するというところを大事にしていて。相手DFラインの裏のスペースがウィークということだったのでなるべく相手の頭を超えるロングボールというところは1個戦術として意識していました。またしっかりDFラインからビルドアップして、ロングボールだけではきつくなって試合展開も落ち着かないので後ろから崩していくというところはこれまでの試合よりも意識して挑みました。

―今年のチームの強み

1年生が過去最多10名入部してくれて、ひとりひとり個が光っているし、年々実力のある選手が入ってくれているのでその下級生の良さを存分に引き出せるように上級生は意識しつつ、ひとりひとりがチームを引っ張る存在だという自覚をもって個性やらしさを出しながらも一つの目標に向かって全員で尽力できるチームです。今年のスローガンが「共造」なのでみんなが帰属意識をもって思いっきりプレーすることをキャプテンとしてチーム作りしていきたいです。

―今季リーグ戦の意気込み

しっかりここで勝ち点3をつかめたので、この勝利を無駄にすることなく積み重ねて、目標である2部上位までやり切りたいと思います。

 

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