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【野球部】激闘の第四カード初戦!強敵相手に立大野球を見せつけろ!〈春季リーグ戦 明大1回戦〉

◆2024年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

5月11日 対明大 明治神宮球場

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[6] 小林隼(コ1=広陵)
[4] 田中祥(コ4=仙台育英)
[5] 柴田(コ4=東明館)
[7] 西川(社3=神戸国際大附)
[9] 菅谷(コ4=市立船橋)
[3] 丸山(コ2=大阪桐蔭)
[8] 桑垣(コ3=中京大中京)
吉澤(コ4=立教新座)
沖(法4=磐城)
小林誠(ス2=日大二)
齋藤大(コ4=東北)
吉野(コ3=仙台育英)
[2] 戸丸(コ4=健大高崎)
[1] 大越(済3=東筑)
鬼頭(文4=横浜)
北田峻(コ3=報徳学園)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
大越(済3=東筑) 66
沖(法4=磐城) 23
小林誠(ス2=日大二) 10
吉野(コ3=仙台育英) 10

激闘の慶大戦から中2日。今日も多くの観客が神宮球場に集まった。大歓声が響きあう中、明大との一戦が始まる。

注目の初戦、先発を任されたのは大越(コ3=東筑)。今日も持ち前のテンポの良さを武器に立大ペースで試合を進めていく。同点の3回、ピンチを背負い、相手の1番に適時打を浴び、先制される。1点を追う6回、三連打で無死満塁のチャンスを作り、西川(社3=神戸国際大付)の適時二塁打で逆転に成功。その後は計3人の投手リレーで相手打線を無失点に抑え、勝利を収めた。

歓喜の西川

打線は序盤、相手先発の高須(3年=静岡)に苦戦を強いられる。190㎝の長身から投げ下ろす直球が武器の本格派右腕だ。試合序盤は威力抜群の直球と落差の大きいカーブに翻弄され、5回までに7個もの三振を奪われる。しかし6回、先頭の小林(コ1=広陵)の右前安打でこの試合初めて無死での走者を出す。続く田中(コ4=仙台育英)、柴田(コ4=東明館)の三連打で無死満塁の絶好のチャンスを演出。ここで打席に立つのは4番の西川だ。今季3割を超える打率をマークし、勝負強い打撃が際立っている。初球を振り抜き左翼線を破る適時二塁打を放った。ここで終わらないのが今季の立大。続く菅谷(コ4=市船橋)の犠飛、丸山(コ2=大阪桐蔭)の内野ゴロの間に得点し、この回一挙4点を加えた。

力投する大越

強敵相手の先発を任されたのは大越(コ3=東筑)。初のカード第1試合の先発を務める。水曜日の慶大戦から中2日のマウンドに上がった。大越の持ち味は何と言ってもそのテンポの良さだ。初回、明大の強力上位打線をわずか5球で抑える。しかし、同点の3回、安打と味方の失策で一死三塁のピンチを招く。ここで迎えるは1番の直井(4年=桐光学園)。2ボール1ストライクから一、二塁間をしぶとく破られ先制を許すも、次の打者をきっちりと抑え追加点を許さない。続く4回も安打と死球で一、三塁のピンチを招くも無失点に封じ込める。大越はここでマウンドを降り、4回1失点と先発の役目を十分に果たし後続に託す。2番手を任されたのは経験豊富な沖(法4=磐城)だ。ストライク先行の投球で3回を1安打無失点と制圧的なピッチングを披露。8.9回は小林(ス2=日大二)、吉野(コ3=仙台育英)が担い、互いに1イニングを三者凡退に抑え、危なげない投球で試合終盤の明大の攻撃を退ける。計4人の投手で相手打線を1点に抑え、勝利を収めた。

好投する小林

中盤の猛攻で逆転しそのまま逃げ切り勝利を掴んだ立大。投打がかみ合い次戦以降に大きく勢いづく結果となった。2回戦も僅差の試合をモノにし、勝利を積み重ねたい。未だ勝ち点を取れず、苦しい戦いが続く立教健児たち。彼らの逆襲はまだまだこれからだ。

(5月11日・熊木颯一郎)

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