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【野球部】迎えた対法大のカード!エースの投げ合いを制したのは…〈春季リーグ戦 法大1回戦〉

2024年度東京六大学野球春季リーグ戦

4月20日 対法大 明治神宮野球場

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[4] 田中祥(コ4=仙台育英)
[5] 鬼頭(文4=横浜)
H3 黃(営4=興南)
[6] 柴田(コ4=東明館)
[3] 丸山(コ2=大阪桐蔭)
齋藤大(コ4=東北)
[7] 山形(コ3=興南)
鈴木唯(コ3=東邦)
[9] 菅谷(コ3=市立船橋)
[8] 桑垣(コ3=中京大中京)
平野(コ4=春日)
北田峻(コ3=報徳学園)
[2] 戸丸(コ4=健大高崎)
[1] 小畠(営3=智辯学園)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
小畠(営3=智辯学園) 132

開幕カードで早大に白星を挙げるも、勝ち点を得られなかった立大。悲願の優勝を果たすべく法大にチーム一丸で臨む。ナインは強敵相手に先勝し勢いをつけることができるか。立大打線は7回、柴田(コ4=東明館)、丸山(コ2=大阪桐蔭)、山形(コ4=興南)の三連打で満塁とすると、菅谷(コ4=市立船橋)の犠飛で先制に成功する。先発の小畠(営3=智辯学園)は制球に苦しみながらも要所を抑える投球で、9回132球無失点で完封。エースの気迫の投球がチームを勝利に導いた。

塁上でポーズをとる山形

 初戦のマウンドを任されたのは早大戦で好投を見せた小畠。毎回のように得点圏に走者を置く投球が続いた。3回2死から満塁のピンチを招くも球威のある球でねじ伏せ、窮地を脱した。6回には2死1、2塁で、好打者・姫木(4年=日大藤沢)を迎える。一・二塁間を抜けそうな打球に主将・田中祥(コ4=仙台育英)がダイビングキャッチしアウトに。頼れるバックが粘投する小畠に応え、流れを引き寄せようとする。

マウンドで話し合う小畠と㊧戸丸(コ4=健大高崎)

打線は中盤まで相手のエース・篠木(4年=木更津総合)の前に沈黙し、4回まで1安打のみ。5回に先頭の山形が二塁打を放ち好機を演出。しかし次打者の菅谷がバント空振りで二塁走者が飛び出し、好機を潰してしまう。小畠を援護できないまま迎えた7回。1死から柴田が気迫溢れるヘッドスライディングで見事出塁。丸山、山形も勢いに乗り連続安打で満塁とする。打席に入ったのは、早大戦で9打数4安打と好調な菅谷。2球目を捉え中犠飛となり先制点を得る。意地の一振りで自分のミスを取り返し、チームを救った。

満塁で犠飛を放つ菅谷

援護点をもらった小畠も勢いに乗る。7、8回を三者凡退に抑え相手に流れを渡さない。しかし9回に最後の山場を迎える。2死2塁で打席に立つのは最も警戒していた中津(4年=小松大谷)。この場面でもエースは崩れない。気迫の投球で打ち取り完封勝利を達成。9回までに132球を投じたが、最後まで球には力がこもっていた。

ピンチを抑え吼える小畠

何度も窮地を抑え、少ない好機をモノにした立大ナイン。「結束」で掴んだ勝利は、2季ぶりの法大からの勝ち点奪取に王手をかけた。逆襲のシーズンとして、昨季からの成長は確かに示している。次戦でも立教健児の奮闘に期待がかかる。

(4月20日・坂下翔梧)

コメント

9回6安打無失点に抑えた#18 小畠

ー今日の試合の感想

「なんとか試合での流れを持ってこれるように意識しながら投げました。ヒット、四死球は次の課題にしていきたいです」

ー自身のピッチングについての感想

「ストレートを中心にうまく組み立てられたと思います。落ちるボールのフォークとスライダーもよく落ちたのでバッターの反応がみれて良かったです」

ー警戒していた選手とその理由

「武川選手と中津選手です。長打もあり、率も残せるバッターなので丁寧に投げなければいけないからです」

ー試合前のコンディションは

「法政大学より一週間早く試合をしていることもありコンディションはよかったです」

ー次戦にむけて一言

「勝ち点とるまでが対抗戦なので、満足せず次に切り替えていきたいと思います」

 

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