【野球部】優勝へ向けて。盤石な投手陣と強靭な打線を攻略せよ！〈春季リーグ戦　法大戦展望〉

早大戦では３回戦までもつれ込むも、敗戦を喫した立大軍。優勝への熱い思いを胸に、法大戦で勝利をおさめ勢いに乗っていけるか。

層の厚い投手陣に警戒せよ！

投げる篠木

法大投手陣で主軸となるのは、篠木（４年＝木更津総合）だ。１年次からローテーションの一角を担い、今年ラストイヤーを迎えるエース。昨春はリーグ最優秀防御率を獲得するも、昨秋はけがにより途中離脱。しかし今期は完全復活を果たし、力強い投球を見せるだろう。昨シーズンの開幕戦では最速150キロのストレートと切れ味鋭いフォークに翻弄された立大打線。今季では157キロにまであがった速球と変化球への対応が勝利のカギとなるだろう。また吉鶴（４年＝木更津総合）は151キロの直球を持つ左腕。テンポのいいピッチングが持ち味で、昨季は防御率リーグ３位に躍り出た。篠木とともにWエースとして堅実な投球を見せるだろう。他にもスライダーを得意とする左腕・安達（４年＝桐光学園）や圧倒的な球威を持つ右腕・山城（４年＝福岡大大濠）らが控える。強力な投手陣を倒すためには、各投手への対応の強化が必要不可欠だろう。

打席に立つ丸山

立大打線のキーマンは、柴田（コ４＝東明館）、丸山（コ２＝大阪桐蔭）。柴田は早大戦で後続につながる数々のヒットを放った。丸山は、今季から４番を任され、早大１戦目では同点の適時打を放ちチームに貢献。また第２戦で決勝点を決めた戸丸（コ４＝健大高崎）、打率４割越えを記録している菅谷（コ４＝市船橋）の活躍にも目が離せない。彼らの巧打で法大の投手陣を崩せるかに期待がかかる。

強靭な打線を攻略せよ！

法大打線で注目すべき選手は武田（４年＝滋賀学園）。日本代表候補にも名を連ねる強打者だ。昨秋リーグ戦では打率３割に到達し、今年から４番に座る。確固たる実力で、主砲としての活躍を見せるだろう。武川とともに二遊間を守る中津（４年生＝小松大谷）は長打力を持ち味とする。またチーム１の俊足でもあり、走攻守すべてに磨きがかかった選手だ。それに加えて、１番打者・西村（４年生＝中京大中京）や逆方向への打撃を得意とする田所（４年生＝いなべ総合）などを擁した強力打線を封じ込むことが重要だろう。

投げる小畠

力投する大越

勝利のカギとなるのは、先発の軸を担う小畠（営３＝智弁学園）と大越（済３＝東筑）。小畠は早大第１戦で７回３失点と粘り強い投球を見せた。先発としてのさらなる飛躍に期待がかかる。大越は早大２回戦でリーグ戦初登板の中、早大打線を５回58球１失点に抑え、勝利に貢献した。法大戦でも安定した投球で、チームを勝利へ導いてほしい。

沖（法４＝磐城）、塩野目（コ４＝足利）、吉野（コ４＝仙台育英）、小林誠（ス２＝日大二）など控える投手陣も強力な法大打線を着実に抑えることが求められる。

優勝経験のない4学年で今リーグに挑む法大。勝利への熱い思いは立大にも劣らないだろう。六大学の頂点に向け、負けられない試合となる法大戦。投打ともに結束し、勝利を掴みとってほしい。

（４月20日・前田結香）