【スケート部スピード部門】野明花菜が全日本ジュニアで圧巻の総合優勝!いざ世界ジュニアオリンピックの表彰台へ
◆第47回全日本ジュニアスピードスケート選手権大会◆
1月12〜14日 YSアリーナ八戸
年末に行われた全日本スピードスケート選手権大会では1000㍍部門において2位、先週行われたインカレでは3000㍍部門で優勝を果たした野明(ス1)。勢いに乗った調子を崩すことなく、出場したすべての距離部門で優勝を果たした。そして見事世界ジュニア選手権の切符を勝ち取った。
ー500㍍のレースを振り返って
勝てると思っていなかったです。持ちタイムがもともと遅くてインカレでも負けたので無理だろなと思っていたのですがそこで1位を取れたのが大きかったです。1位になると世界ジュニアへの出場が自動的に貰えるのでよかったです。
ー1500㍍を振り返って
肩の力が抜けた状態でやりたいように冷静にレースができました。いつもは焦ってしまうところもレースに集中できた、それが良かったのかなと思います。(終わったあと頭抱えていたが?)1位を取れると思わなくて後ろの組のアウトから出た選手と自分と同走の選手の持ちタイムが速くて、年末の選手権で2人に全敗していたのですがまさか勝てると思わなくてびっくりして(笑)
ー1日目の点数をつけると?
狙ってタイムは出なかったですが、周りの子と相対的に見たら、80点くらいですね。ずっとレースがイマイチだったので学校と往復していると調整がうまく出来ませんでした。練習しっぱなしが出来ず、うまく調整が合わせられない大会がいくつも続いていたのでちゃんと調整が出来たので良かったと思います。
1日目の500㍍と1500㍍では目標のタイムには届かなかったと言うもののパーソナルベストを叩き出す圧巻の滑りを見せ両部門で優勝。さらに最終組で登場した1500㍍ではLAPタイムでも毎回トップをキープし相手を寄せ付けなかった。2日目の1000㍍と3000㍍でも1位を獲得。すべての部門で1位を独占し、世界ジュニアオリンピックの出場を決めた。
現在スケート部スピード部門の部員は野明のみ。1人での活動に今でも戸惑いを感じることもある。「埼玉と練習場所である長野を往復するのが全部1人なことがきついですし、長野帰ってからも練習は1人でやることもあります。」精神的に難しいこともあるという。それでも目標である世界ジュニア大会での表彰台入りに狙いを定め、気持ちを奮い立たせている。そして埼玉に帰れば大学生活を楽しんでリフレッシュ。気持ちの切り替え方は工夫しているという。2月からは今大会で出場を決めた世界ジュニアの大会が始まる。去年届かなかった表彰台とパシュートメンバーに選ばれることを目標に野明は更なる成長を続ける。
(1月15日・松尾悠)