【陸上競技部】苦難を乗り越え成長を遂げた1年間 念願のシード権獲得へ

◆第100回東京箱根間往復大学駅伝競走◆

1月2~3日 大手町~神奈川・箱根

勇猛邁進

半世紀ぶりに箱根路への切符ををつかんだ昨年度。大会史上最長となる返り咲きで、立大は一躍脚光を浴びる。周囲からの期待を背負って迎えた本選。健闘を見せるも、総合18位と苦汁を飲む結果に終わった。

全日本大学駅伝予選会1組にて力走する安藤(コ3=豊川・愛知)

箱根に並ぶ学生三大駅伝の一つ、全日本大学駅伝予選会。いまだ果たしていない本選出場を目指して試合に臨んだ。4組に分かれレースを行い、合計タイムの上位7校が出場権を得る今大会。最終組を残し、立大は予選突破圏内の6位で競技を終える。しかし各校が誇るエースの激走を前に逆転を許し、総合順位は8位に転落。7位との差はわずか14秒と初の伊勢路まであと一歩及ばなかった。

全日本大学駅伝予選会4組にて疾走する國安(営2=須磨学園・兵庫)

厳しい夏合宿を経て、今年の箱根駅伝予選会に挑んだ選手たち。序盤から積極的な走りを見せ、10㌔通過地点では首位に浮上。その後も上位を維持し出場権を獲得した。前回大会から10分以上速いタイムを記録し、確かな成長を実感。再び箱根路へと駒を進めた。

箱根駅伝予選会にて個人14位の好成績を収めた関口(営4=国学院久我山・東京)

歴史的な快挙を成し遂げた一方で、大学駅伝のレベルの高さを痛感した1年間。度重なる悔しさを乗り越え、着実に実力を磨いた。さらに今年の立大は本選経験者がメンバーの大半を占める。盤石の布陣で向かう大一番の目標はシード権獲得。新春の夢舞台で江戸紫のタスキをつないでいく。

(12月30日 記事・関根拓人/編集・浅田彗吾)
※12月21日発行の特別号外に掲載された記事を再編集したものです。

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