【陸上競技部】初の富士山へ!!全日本大学女子選抜駅伝競走事前インタビュー~Part1久保⽥絢乃選手、神田幸奈選手、道下美槻選手
男子駅伝チームに続き、女子も快挙だ。昨年55年ぶりに箱根駅伝に出走した立大陸上競技部。その勢いのままに女子長距離パートが創部史上初の富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝)の初出場を決めた!
選手が主体的に練習メニューを作成する女子長距離パート。今季は全日本大学女子駅伝の出場を目指すも、6名の合計自己ベスト記録わずか20秒差で杜の都への切符を逃した。その後、練習への意識改革やルーキー・小川(済1)の活躍により、昨年から5000㍍の平均タイムを1分以上縮めることに成功する。7名のチーム記録で10位となり悲願の出場権を獲得した。
今回は12月2日に行われた日体大記録会後に全選手にインタビューを行い、その一部を抜粋して掲載する。
久保田絢乃(社4)
◆自己ベスト◆
5000㍍16‘56“72
-杜の都に出られなかった時のチームの雰囲気
歴代ずっと目標にしてきた大会への出場だったので、チーム全体としてあと20秒足りなかったことは一人一人が悔しい思いをすごく強く持った経験だったなと思います。その中で次の富士山に向けてって言うモチベーションを作るのがチームとして難しかったです。
-富士山女子駅伝に出場が決まったが
去年からチームの平均タイムを1分ほど短縮して、今回初出場という目標を達成できました。その中で本当に一人一人がどうすれば速くなれるのかと言うのを考えてきました。(練習)メニュー作成も全部学生が主体的に行いますし、合宿の運営も全部私たちが行ってきた中で、本当に大変なことが多かったと思います。その結果として全国に初出場できることに結びつけられたのはキャプテンとしてもすごくうれしいですし、みんな頑張ってくれて着いてきてくれてありがとうという気持ちです。
-走りたい区間
まだ考えていないのですが、一応前半でチームとして勢いをつけられる区間に入りたいと思っています。2区などはエース区間と呼ばれているので、そこはキャプテンとして走りたいなという気持ちはあります。
-富士山への意気込み
今回初出場ということで失うものもありませんし、本当にチャレンジャーだと思うので、自分たちの力がどこまで通用するのか、来年度に向けてしっかり立教の強さの土台を作り、また次の世代へつないでいきたいなと思います。
神田幸奈(コ4)
◆自己ベスト◆
5000㍍17‘37“71
―杜の都に出られなかった後、モチベーションの維持は
4年生なので、絶対に全国に行くぞという気持ちでチームとしてやってきました。その中で杜の都に出れなかった。だからこそ、(富士山では)もう絶対全国に出るという気持ちでした。
―切り替えなどは上手くいった?
始めは結構落ち込みはありましたが、でももう前を見てくしかない、これからが勝負。最後にやり残したこと、悔いのないように絶対全国に行くという気持ちがすごく強かったので、そこでモチベーションを切り替えました。
―初出場が決まったが、今の気持ちは
素直にうれしいです。 私自身、 高校で初めて県大会に出たレベルの人間で、だからこそ関東・全国の難しさというものをすごく感じているメンバーだと思っているので、全国に対する憧れも強く、今まで全国大会に出たことはなかったので、 これが現実になるというすごくうれしい気持ちがあります。
―チームを引っ張る選手は
今現状として、走りの面で引っ張っているのは、(小川)陽香だなと思っています。プレッシャーはかけたくありませんが、すごく尊敬していますし、陽香ならやってくれると自信を持って言えるメンバーだなと思います。
精神的な面では、いつもパートチーフ(久保田)がみんなの気持ちを作ってくれていて、集合の時も明るくまとめてくれてるので、 強く支えになっていると思います。ですが、私も4年として、みんなの支えに少しでも貢献できるように頑張りたいなと思います。
―意気込み
自分はもう絶対に走りたいと思っていますし、ただ走るだけではなく、チームに勢いをつけられるような存在としてやっていきたいと思っています。
―希望区間
自分は短い距離がいいと思うので、流れを作ることができる1区を考えていますが、まだ迷ってます。3キロか4キロの区間で希望します。
道下美槻(社4)
◆自己ベスト◆
1500㍍4‘12“72、5000㍍16‘14“97
―出場を決めた今の気持ち
この1年間、杜の都を目指していましたが出場できませんでした。そこからまた富士山に向かって取り組んできて、それが形になってとてもうれしいです。
―わずかな差で杜の都を逃したが
チームとして、本当に最後までやりきれたかと考えると、少し力足らずだった部分はあったので悔いが残りました。
―モチベーションの切り替え
そこが難しくて、何度も何度もみんなでミーティングをして、今までと同じことをしていたら絶対富士山にも行けない、何かを変えなければいけないと話し合い、そこから少しずつ意識や、練習に関しても今まで取り組まなかった補強などを取り入れ、そこをしっかり続けてこれたので、すごく良かったなと思います。
―希望区間
復帰次第ではありますが、ずっと2区で走りたいなと思っていて、多分1区が勢いよく持ってきてくれるので、下りで自分のスピードを生かして走れたらと思います。
―大学最後のレースに向けて意気込み
初出場なので、今まで何もなかった分、 失うものもないと思います。自分主体、学生主体でやってきた立教だからこそ、大変なことも多くありましたが、乗り越えて頑張れたことを全部ぶつけられるように、チャレンジャーとして頑張りたいなと思います。
(12月12日・取材、大内貴敬、佐々木海緒・編集、大内貴敬)