【陸上競技部】第100回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会事後インタビュー~Part7安藤圭佑選手、馬場賢人選手
10月14日、昭和記念公園にて行われた第100回箱根駅伝予選会。立大は昨年の同大会から大幅にタイムを更新し、2年連続となる本選出場を決めた。今回は予選会を終えた12人の選手にインタビューを行った。
安藤圭佑(コ3=豊川・愛知)
◆予選会タイム◆
01’04”50/個人総合171位
ーレースを振り返って
全体としては前半から積極的で、特に前の方の選手たちは先頭集団についていき、その流れでいいタイムで帰ってきてくれたので、すごく良かった点だと思います。個人に関しては自分はそのような先頭集団と戦うということをしなければならなかったが、出来なくて納得のいく走りではなかったのでその点は反省点だと思います。
ー個人としてのレースの満足度は
納得いってないので10㌫とかですね。
ー当日のコンディションは
気候とかはすごく走りやすく、合宿などの段階ではいい走りが出来ていたので自信はあったが、レースの内容を見る限りはコンディションを合わせきれてないかなと思う部分があり、自分の考えと体の調子は見合っていなかったです。
ー当日のレースプランは
タイムを出すことに集中しようとしていたので前半から3分ペースを意識しようと思っていました。前半に早く入ったつもりで、積極的にいくことを意識していました。
ーチームとしてのレースプランは
個人走でひたすら攻めていく組と後ろでペースメーカーの役割をする2つに分かれていました。
ー当日上手くいった点は
チームで言ったら上位で先頭集団で抜けていった人たちが耐え切ったというところが非常によかった点です。個人で言うとよくなかった。戦闘集団について行ったが、堪えきれなくて順位が落ちてしまったのでそこがダメでした。その中でもチームメイトに「一緒に行くぞ」って声をかけてもらって、そこからもう1回ギアをあげて行くことができるようになりました。
ー自身の課題は
まずはしっかりとコンディションを合わせることが大事ですし、レースの内容的にもプランをしっかりと考えて走ることが大事かなとも思います。箱根の本選はレベルが上がり、このままでは戦えないので、しっかりと走力をつけることが今後の課題です。
ー予選突破の瞬間は
不安はあったが、とりあえず決まってほっとしたと言う感じです。しかし順位的にはもっと上を目指していたので、昨年と変わらず6位だったのでそこは自分がしっかりとタイムを出していれば目標順位にも近づいたかなと思ったので、そう言ったところでチームに貢献出来なかったことは悔しかったです。
ー予選会は全体的にレベルが上がっていた印象だが
そうですね。やはり全体的にレベルが上がっているので、そこについていけないとだめですね。タイムは上がっていても去年より順位が上がってないのは進歩としてはどうなのかなと思います。そこは悔しいですね。
ー本選での目標は
チームとしてはシード権獲得を目指しているので、目指す上で自分が何を出来るのかということはいつも考えています。順位の目標としては、区間1桁を取ることは必要だと思うので、自分も1桁を狙って走りたいなと思います。
ー本選で走りたい区間は
去年10区を走りましたが、あまり良い結果ではなかったので同じところでリベンジしたいという思いはあります。それが目先の目標ではあるんですけど、やはりエースが集まる区間は1区とか2区なので、そういったところも狙える力をつけていきたいなと思います。
ー本選に向けての意気込みは
予選会で自分が失敗したので、リベンジする舞台としては箱根の本選しかない。そこでしっかりと走ることが示しになると思うので1桁順位を目指して走ることができるように頑張っていきたいと思います。
馬場賢人(コ2=大牟田・福岡)
◆予選会タイム◆
01’02”35/個人総合31位
―初めての予選会を振り返って
去年出れなかった中で、今年はチームに貢献するという、自分の中での目標は達成できたのかなと思います。
―レースの満足度
自分の満足度としては、90点ぐらいです。日本人の先頭集団で進めていって、自己ベストも更新できましたし、チームの上の方でゴールできたのはすごく嬉しかったが、関口さんに負けてしまったことが、1番悔しいところです。
―最終調整は
夏合宿から練習を積んできて、疲労を抜いて、ハーフ前の最後のポイントなどもチームみんなでまとまってこなすことができましたし、そこからの調整期間もうまく疲労を抜いて、体の状態は仕上げられたのかなと思います。
―当日のコンディションは
自分は寒い方が走れるので、当日のコンディションは自分にとってもすごくプラスになったと思います。暑くなく、走りやすい気温だったので、走りにだけ集中することができました。
―レースプランは日本人先頭集団で走ることか
そうですね。日本人の先頭集団ついていって、どこまで食らいつけるか、というのがレース前のプランではありました。
―実際に走って集団のペースなどは
集団のペースも事前に自分が考えていたくらいのペースで通過していってくれて、公園内入ってからが勝負だったと思います。そこまでペースを落とすことなくしっかりついていけたので、そこは自分のとってプラスになったのではないかと思います。
―レースで上手くいった点は
途中で集団の前の方で引っ張ることもありました。引っ張るということは考えてなかったが、前の方に行くことで自分のリズムで落ち着いてペース刻んでいくことができました。 少し想定外ではあったが、とてもうまくいったと思います。
―給水は上手く取れたか
8㌔の給水はうまく取れました。以降の給水は集団の人数が多く、当日それほど気温も上がってなかったので、取らずにそのまま走りました。
―公園内入ってからは
公園内でペースが落ちるとは思っていたが、思った以上に粘ることができました。アップダウンがあった中で、15㌔のラップタイムと20㌔までのラップタイムというのも、大きく落ちていないので、自分なりにまとめられたのではないかと思います。
―各ポイントでのチームメイトからのボードや声掛けについて
チームメイトがホワイトボードに書いて提示してくれて、10㌔1位と書かれた時には、本当に自分でも走ってる途中でも鳥肌が立ち、みんな後ろの方もしっかり勝負してくれてているなと思い、すごくプラスになりました。
―ラスト1㌔での声掛けについて
ラスト1㌔で、「あと5秒削る」って言ってくれて、それがあったからラストまでしっかり引き抜くことなく、追い込みきってスパートかけることができたと思います。ラストの声かけは本当にありがたかったです。
―レースの課題は
自分の課題は、15㌔以降、ペースがあまり落ちないところは良いところですが、関口さんは15㌔以降もペースが伸びていますし、そういいった中で、15㌔以降もペースを落とさずに、そのままのリズムで行くっていうことが1番課題に残りました。
―予選突破が決まった時の心境は
自分自身は、「よっしゃ!」というよりかは、とりあえずホッとしたという感じです。少し、いろんなこともあったので、どうなるかと思っていたが、 無事通過できて一旦は、安心したというか、そういった心境でした。
―チームの総合6位について
今年は気候が良かったのもあって他の大学なども、結構早いタイムで通過していたが5位以内でハマるだろうなって思っていました。そこに関しては、やはり他大学も力を揃えてきたなという風に思い、箱根までより力つけられたらなと感じました。
―予選会の中で凄いと思った選手は
日体大の山口廉選手(3年=大牟田)です。同じ高校出身で公園に入ってからも、前の方で勝負していましたし、総合のタイムでも非常に良かったのですごいなと思います。
―予選会後のコンディションは
今後5000、10000のトラックレースがありますし、そこから冬の最終合宿に入ってくるので、もう一度足を作り直して、スピードにも対応できるような足を作っていけたらなと思います。
―スピード強化の目標は
次の5000で13分台を出したいです。あまり期間がないが、今まで継続して自分で動き作りを取り入れたりしてきたので、そういった特別なことは何もせずに継続していけたらなと思います。
―本選で走りたい区間は
個人的にはもう一度4区を走りたいです。去年は初めての箱根だったのもありましたし、全然自分の思うような走りができなかったので、もう1度4区を走り、リベンジしたいと思います。
―本選の目標
昨年も目標としては、区間1桁を掲げていました。今年も同じく区間1桁を目標です。各区間が1桁で走ってくれれば、チームのシード権獲得が見えてくると思うので、個人的にはそこを目標にしていきたいと思います。
―意気込みは
箱根に連続出場という中で、箱根に出たことに足元をすくわれずに、もう一度チームとしてシード権獲得に向けて頑張っていきたいと思います。
(11月11日 取材・熊谷光洋、大内貴敬/編集・浅田彗吾)