【アメリカンフットボール部】ラスト1秒での逆転勝利!強豪・早大に10年ぶりの勝利をつかむ

◆2023年関東大学アメリカンフットボールリーグ戦◆

10月15日 対早大 アミノバイタルフィールド

秋季リーグも折り返しを迎えた。前節で法大・ORANGEに惜敗し、甲子園ボウル出場のためには1つの敗戦も許されないRushers。リーグ第4戦では強豪・早大と対戦した。序盤からリードを許し10点差で試合を折り返す。第3QでTE#87白岩(コ3)がTDすると7-17で迎えた最終Q。WR#14篠藤(社4)が残り1秒でヘイルメリーパスを決め、劇的勝利を収めた。秋季リーグ戦では2013年以来の早大戦での白星である。

真剣な表情で試合に臨むOF陣

立大のOFから始まった第1Q。RB#29星野(社3)のランプレーを中心に攻め立てるが、早大のDFに阻まれすぐに攻守が入れ替わった。DFでも早大のパスプレーが3度決まり、ゴール前まで攻め込まれる。そのままFGを許し、0-3で第1Qを終えた。続く第2Q、序盤から早大のロングランやパスが決まり次第に自陣に攻め込まれる。最後には17yも押し込まれ、TD。0-10とリードを広げられた。その後DB#6猪股(済4)が16yのパントリターン、13yのインターセプトなどの好プレーを見せるが、攻撃の主導権を握れないまま前半を折り返す。

 

ボールを運ぶQB#5中畑(営4)

10点差という厳しい状況の中迎えた第3Q。開始3プレーで早大のRBが47yを駆け抜けてTD。0-17とさらに点差を広げられ、苦しい展開に。しかしここから立大は追い上げを見せる。RB#29星野が4プレー連続で走り、エンドゾーン付近まで切り込んだ。その後QB#5中畑からのパスを#87白岩がキャッチし、TDが成功する。今試合初得点を決め、第3Qを終えた。最終Q開始直後にQB#5中畑からWR#11川村(社4)へのパスが決まりTD。7点の追加点を挙げ、さらなる追い上げを見せた。しかし早大のOF陣も攻撃の手を緩めない。DL#95玉川(営4)がQBサックを決め後退させるも、再びロングゲインを許してしまう。そのままFGが決まり、14-20と再び点差を広げられた。第4Q立大のラストシリーズ、4th downまで追い込まれるがRushersはギャンブルを選択し、見事成功する。試合時間残り15秒、QB#10宅和(営4)からのパスをWR#11川村がかろうじてキャッチ。そして残り1秒、QB#10宅和がエンドゾーンへ一か八かのヘイルメリーパスを投げる。ボールは一度跳ねるもWR#14篠藤の手に収まり、同点のTD。Rushersの明暗はK#17野田(法3)に託された。会場内に緊張感が走るも冷静にPATのキックが決まる。劇的勝利の瞬間に選手・観客ともに喜びを爆発させた。

試合後観客席に向かって挨拶する部員たち

全員の最後まで諦めない姿勢が見事実を結んだ今試合。甲子園ボウルに一歩近づいた勝利でもあった。リーグ戦も残り2節。一流の日本一を目指してRushersは全力で走り続ける。

(10月27日・花井遥)

◆コメント◆WR#14篠藤選手

ー本日の試合は

本当に自分的にも、チーム的にもしんどく、心臓に悪い試合だなと言ったのが1番の感想。しかし、最後の逆転でチームとしてすごく嬉しかったです。

 

ー2Qまで0-17と負け越していたが、戦術などチーム内でどのようなことを変えたか

やはり、OF的には決めていたプレーが潰されていた。そこの部分の共有を全員でコミュニケーションをとって、後半どうやって攻めるかというのを全員が明確に理解し、できたことが3Qの立ち上がりからTDできた要因かなと思いました。

 

ー立教から見た早稲田は

本当に基礎が全てできていて、身体も大きいし、安定した強さがあるチームかなと思います。

 

ーラストプレーでTDを決めて

めっちゃ嬉しいです。チームの危機というか、2敗した時点で甲子園の道は閉ざされるので、まだ甲子園のチャンスをつかむことができたのが嬉しかった。

 

ー立教の熱い応援について

毎プレー声出してくれて力になっている。

 

ー慶應戦に向けて

OFがまず先制点をとって、試合の流れを作るのが目標。危なげない試合を展開していければ確実に勝利できると思う。

 

ー甲子園に出場するためにはどのようなことを意識していくのか

全員が1秒でも甲子園に行くぞとを考え、前を向くことですね。

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