【野球部】紫合戦を制するべく、先制するも逆転許し黒星喫す

◆2023年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

9月30日 対明大 明治神宮球場

曇天の中、六大戦の4週目が幕を開ける。相対するのは春季優勝校の明大。紫合戦を制するべく、この一戦に臨んだ。1回裏、鈴木唯(コ2=東邦)の右適時打で先制点を奪う。しかし、4回表に本塁打を放たれ逆転を許し、追いかける展開に。5回裏に満塁のチャンスを生み出すも、点差を縮めることができず敗戦した。

試合早々に菅谷(コ3=市立船橋)が右二塁打を放つ。続く吉野(コ2=仙台育英)はフルカウントから巧みな選球眼で四球を選んだ。2死一、二塁のチャンスで打席へ入ったのは鈴木唯。初球から力強くバットを振り、右前適時打を放ち先制点を奪った。立大打線の勢いは止まらず、柴田(コ3=東明館)の右超え適時二塁打で点を加える。初回から2点を奪取し、上々の滑り出しを見せた。

好調な駆け出しのタテジマ軍団だったが、3回表で1点奪われると4回表に危機が訪れる。先発・塩野目(コ3=足利)が適時打で同点に追いつかれ、さらに3点本塁打を浴び、明大に逆転を許してしまう。流れを断ち切るべく、竹中(コ2=大阪桐蔭)がリリーフとして登板。一塁走者が飛び出したのを見逃さず、戸丸(コ3=健大高崎)が盗塁を刺しピンチを切り抜けた。

追いかける展開で迎えた5回裏。立大にチャンスが到来する。鬼頭(文3=横浜)が中前安打で一塁へ。続く菅谷も中前安打で進塁。吉野がフルカウントから三内野安打を放ち、二死満塁の好機を演出する。しかし、後続打者が打ち取られ、惜しくも得点の機会を逃した。

反撃の機会をうかがう立大は6回裏、柴田が右安打で進塁。後続の桑垣(コ2=中京大中京)の右安打で本塁への帰還を狙ったが、あと一歩のところでアウトとなり6回を終えた。その後打線が思うように続かず、点を加えることができない。明大に追いつけぬまま、2-7で敗戦を喫した。

白星獲得とはならなかった今試合。しかし春季王者に果敢に立ち向かい、先制点を奪うなど健闘を見せた。ひとつでも多くの勝利をつかみ取るべく、残りの試合に向き合う。立大ナインは勝利だけを見つめ、神宮での躍進を目指す。

(10月13日・前原梨乃)

 

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