【ヨット部】秋インカレ決勝!スナイプ級、470級ともに健闘見せる

♦関東学生ヨット秋季選手権大会 決勝♦

10月1日 神奈川・葉山港

10月1日、関東学生秋季ヨット選手権大会が開催された。この日は大会最終日。今大会でスナイプ級、470級で上位8位に入ると、11月開催の全日本学生ヨット選手権大会に駒を進めることができる。大会3日間を通じてスナイプ級は4レース、470級は5レースを開催。各クラス3艇ずつがチームを組み、秋インカレへと挑んだ。

470

悲願のインカレ出場を目指す470級。春インカレから3艇全てのペアを解体し、各艇それぞれが新たなパートナーとともに大海原へと漕ぎ出した。2日目終了時点での順位は10位。あと2つ順位を上げると全日本への切符が見えてくる。8位艇との差は11点。十分に巻き返しが狙える位置にいた。実力派の福田を擁する470級は大会最終日も懸命に船を進めた。しかし、なかなか他艇との差が縮まらず順位を上げることができない。470級の最終順位は10位となり、インカレ出場まで一歩及ばなかった。福田は「今年は全日本両クラス出場がかなり明確に見えてきていたので悔しい」と大会を振り返った。

福田(=写真右)・前田ペア

 

福田選手 コメント
-大会最終日を振り返って
前日までの順位が僅差だったので最終日の2レースで挽回したかったのですが、やはり全体的に混戦になってしまいました。レースの前半部分はかなりいいビジョンが見えていたのですが、船が多くなるシチュエーションのところでかなり抜かれてしまって。順位があまり上がらなかったというのが反省点です。

470級が10位となった心境
今年は全日本両クラスでの出場がかなり明確に見えてきていたので、そこで出場できないというのはかなり残念です。その反面、1、2年生が多い中で将来像が見える順位だったことはいいことなので来年に活かしていっていきたいです。

-今日の良かった点と反省点は
良かった点はスタートでしっかりと走りきることができたことが良かった点かなと思います。反省点は、スピンという3枚目の帆があるところで順位がかなり落ちてしまって、結果的に最下位の方に近づいていってしまったという点です。あと風のシフトがあまりつかめなくて、順位を上げることができなかった点が反省点です。

田原(=写真左)・戎ペア

 

♢田原選手コメント
-レース最終日を振り返って
天気予報が外れて風が弱くてレースもできなくて、チーム的にはレースを重ねて得点を重ねないと全日本に行けないという形だったので、かなり厳しい展開だったと思います。

-最終結果は10位だが
正直もっといけたなというところがあって7位、8位ぐらいとも点差がそんなに空いてない状況で。ライバル校もミスをしていた中で、チャンスではあったのですがそのチャンスを活かしきれずに順位を上げられなくて悔しいです。

-次戦や来季の意気込み
個人的には全日本という目標を掲げていて、自分の力が及ばず全日本に行けなくて。ただ自分のライバルたちはみんな全日本に行ってまた成長して帰ってくると思うので自分たちもより強くなれるように、チームも新しい体制になりますがそのチームで頑張っていきたいです。

鈴木直(=写真左)・松井ペア

 

♢松井選手コメント
-大会最終日を振り返って
正直すごく厳しい戦いでした。全日本に行くためにはかなり壁が高くて、厳しい戦いの中をどう切り抜けるかというのをずっと考えてきたのですが、壁は高くて実力が及ばずに負けてしまいました。これが立教の実力だなというのも思い知らされましたし悔しいレースでした。

-最終結果10位の心境
とても、悔しいです。やはり、目標としていた順位に届きませんでしたし、全員が納得のいくレースをすることができなかったと思うのでみんなが悔しがっていると思います。

-次戦、来季への意気込み
全日本に行った学校との差を埋めることはもちろんなのですが、チームとして自分たちの一体感やまとまりをもっと上げていかないと思います。

スナイプ級

スナイプ級は谷(文4)主将を中心に盤石なチームワークを見せる。2日目終了時点では総合3位となった立大は最終日も冷静に船を進めた。途中でリコールとなり順位が大きく下がる展開があったものの、全日本選手権出場圏内である8位内に入り総合7位で全日本選手権の切符をつかんだ。レース後、谷は「自分の生まれ故郷である小戸での全日本大会に進むことができてすごくうれしい」と顔をほころばせた。スナイプ級は3年連続全日本選手権へと駒を進め、安定した力を見せつけた。

(10月19日・平岡薫奈)

谷(=写真右)・大森ペア

 

谷主将コメント
-大会全体を振り返って

けっこう軽風シリーズで風は微風で弱い状況でした。スタートでゴールいっぱいまで出てしまってペナルティーをくらう艇がいて混戦模様のレースだったなと思います。

-ペアとの相性は

大森さんとは今まで組んだことはなかったのですが非常にアグレッシブというか男気ある感じで。中風から強風の手前まですごい幅広くニュートラルに戦える選手だなと思います。

-チーム、個人で出た課題

やはりしっかりとアイコンタクトを取ること、いかに3艇で上の順位に行くのかが課題になってくると思います。まずはその状況を作る時にBFDになってしまった時の対応が今後の課題かなと思います。

-全日本へ向けて

小戸ってことで自分は生まれ故郷なのですごくうれしくて笑 日本海なので全然違う風の性質で、冬なので雪予報で自分たちにとってはハードなコンディションになるかなと思います。470の分も含めてスナイプは3年目でずっと全日本での入賞を目標に掲げて戦ってきているので、今回の反省を生かして上位に食い込みたいなと思っています。

岡(=写真左)・菅野ペア

 

-大会全体を振り返って

風が弱い日が2日間続いて、ペアの1年生の菅野が風の弱いのが得意でそれに乗って、最初に上手く行った勢いそのままで過ごすことができて良かったなというのと、今日の3レース目は上手くいったのですが4レース目ではその流れを崩して落としちゃったというのが課題です。

-4レース目で落とした理由

スタートで勢いを殺されて、最初谷さんと自分たちの船は右に行こうとしたのですが、右の風向きが変わって左側が伸びてしまって、そこで順位を落としてしまってという感じです。

-ペアの印象

彼は誰と乗っても上手いのですが、彼の実力を最大限に出せるように努力できたのが良かったです。

-今回の課題

スタートが課題です。スタートで上手く出ることができたらボートスピードは早大や慶大に負けないと思うのでスタートをもう少し出られるようにしたいです。

-全日本へ向けて

最終レースで立大の詰めの甘さが出たと思うので、最後の1カ月でその詰めの甘さを修正していきたいです。

福島(=写真左)・屋田ペア

 

♢屋田選手コメント

-大会全体を振り返って

3日間通してそこまで風が上がらないコンディションで、僕は強風が得意だったので全体的に渋くて。その中で自分の苦手な風域でどこまで耐えて自分の強みにフォーカスできるのかというのを考えたのですが、全然課題だらけで自分の弱点を全日本までに調整していかないといけないですし、福島さんともっとペア間のコンディションを見直さないといけないなと思えた大会でした。

-第4レースはリコールだったが

リコールしちゃいました泣 スタートで出られないとやっぱり勝負にならないので、前回の反省を生かしてバウを出そうと思ったのですが、1分前くらいに他大が入ってきてリコールってなって。これからはより後ろに目を向けて、もし他大が入ってきてラインが高いってわかっていたらそれも意識に入れないようにしないといけないなと思いました。

-最大の課題は

やはりスタートです。初日も微風でスタート出られなかったので今日はスタートを絶対出るという意識でした。全体的に見てスタートが課題ですね。

-全日本へ向けて意気込み

団体戦で5位入賞を目指しています。個人成績は20番台を取れるようにしたいです。あとスタートは絶対第一線で出ることです!

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