【陸上競技部】目指せ、杜の都駅伝!小川が11人抜きの激走を見せる

◆第29回関東大学女子駅伝対校選手権大会◆

9月30日、第29回関東大学女子駅伝対校選手権大会が印西市千葉ニュータウン周回コースにて開催された。今大会は10月29日開催の全日本女子大学駅伝対抗選手権大会への切符がかかった大一番。既にシード権を獲得している大東大・拓大・日体大・城西大を除き、本大会で上位3校に入った場合に全日本選手権への出場権を獲得する。立大は女子中距離界のホープ・道下や、学生個人選手権・女子5000㍍で準優勝を果たした大型新人・小川を擁し、タスキをつなぐ。沿道には多くの立大OB・OGらが駆けつけ、大会の様子を見守った。

11人抜きの激走を見せた小川

今レースは周回コース。途中の坂道のアップダウンを攻略することがレースの鍵だ。1区は1年生の横澤。今回が大学初駅伝となるものの、淡々とペースを刻む。7位でタスキを2区の神田へとつないだ。神田も懸命に腕を振り、粘りの走りを見せる。3区で待ち受ける小川も「最後ファイト!」と声をかけ、神田を鼓舞した。
2区から3区への中継所通過順位は15位。出場権争いから遠のいてしまったかと思われたが、ここで小川が驚異的な激走を見せる。序盤から快走し、前を走る選手を次々と捉えた。3区は8.6㌔と今レース最長距離を任された大型新人。「きつかったけれど、応援の力で頑張れた」。沿道の声援を背に、11人抜きを達成し、28分2秒の区間新記録を樹立。同世代の強敵、サラ・ワンジル(大東大)を破り区間賞を獲得した。

懸命に腕を振る道下

小川の健闘で順位を3位まで上げた立大。4区を任されたのはキャプテンの久保田。順位を落とすまいと必死の走りを見せた。しかし、立大は10位に順位を落としてしまい、たすきはエース・道下へ。「後半にかなり苦しい展開になってしまった」。昨年は3区を任された彼女は、今年は3区に次いで区間が長い5区を走った。坂道の高低差に体力を奪われ、後半に失速。順位は変わらず10位で最終6区を迎えた。シード権獲得のボーダーラインは6位の順大。その差は約3分。ラスト区間でたすきを受け取った長井も差を縮めるべく力走する。しかし、一歩及ばず10位でゴール。惜しくも全日本への出場権獲得はかなわなかった。
今大会で惜しくも出場権獲得を果たせなかった立大。レース後、道下は「今大会で杜の都を決められなかったことはすごく悔しい」と振り返った。

(10月10日・平岡薫奈)

コメント

小川選手

 

-3区区間新記録。振り返って

留学生もいる中で、しかも区間も8㌔という走ったことのない長さだったので、あまり順位とかは意識していませんでした。チームのために1秒でも早くたすきをつなぐということをただひたすら考えていたので、その結果が結びついてすごくうれしい気持ちでいっぱいです。

 

-8㌔への対応
5㌔をやってきていて6㌔までは高校でもやっていたのですが、やはり8㌔というのはすごく未知で不安はありました。1週目はけっこう余裕を持てましたが、2週目に入ってから前との差が全然詰まらなくてすごく苦しかったです。100㍍ごとくらいに立教の応援の方がすごくたくさんいてくださって、そのおかげで頑張れたのかなと思います。

 

-筑波大記録会に関して

10月4日に筑波大の記録会に出ます。今回の3位以内というのが難しかったのでまたもう1回最後のラストチャンスをということでチャレンジするつもりです。自分はペースメーカーとして出させていただくのですが、チームとしてはあと1つ順位を上げればいけるところまで来ているので最後まで諦めずにみんなで1秒ずつ削っていきたいです。

道下選手

-大会を振り返って
今回の駅伝で、杜の都を決めたかったので、悔しい気持ちもあるのですが、まだ 10月4日に筑波大で5000㍍に挑戦するので、まだまだ諦められないなと思います。

 

-レースを振り返って

3分20秒から25秒押しぐらいで行きたかったのですが、タスキをもらってちょっとギリギリ前が見えるっていう状況だったので。 ちょっと追いすぎてしまって、最初3分12ぐらいに入ってしまったので、少し後半苦しい展開になってしまいました。しかし、自分的にも前も抜かすことできず、何もできなかったなというのがあって、かなり悔しいレースになりました。

 

-コースについて

去年は8.6㌔の区間も走っていたので、大体キツさというのはわかっていたのですが、今日は去年より向こうのアップダウンがあるところが本当にキツかったです。でも応援がいっぱいあったので、なんとか耐えることができました。

 

 

 

関連記事一覧