【バスケットボール部】全勝優勝惜しくも叶わず。延長戦の末黒星を喫する

♦第99回関東大学バスケットボールリーグ戦♦

ここまで全戦全勝で勢いに乗る立大。勝てば2部との入れ替え戦が決まる大事な試合。しかし、国学院大に延長戦の末敗れた。

10月7日 対国学院大 川越市立芝スポーツセンター

第9戦、国学院大との対戦。開始直後、主将#10浜本(法4)がファールを貰い、フリースローを決め先制する。しかしその後は相手の3P2本を含む8連続得点を決められ、立大はたまらずタイムアウト。そこでコミュニケーションを取って立て直し、#27富田(社3)の3Pや、#4神川(済2)のスティールからの速攻などで点を稼ぎ、2点差まで詰める。このまま流れに乗ると思われたが、国学院大がタイムアウトを要請。その後は国学院大の堅いディフェンスに阻まれ、なかなか点を取ることができない時間帯が続く。焦りからか立大のファールが増え、相手にバスケットカウントを2本連続で決められる。国学院大のベンチも観客も大いに盛り上がり、会場の空気に呑まれる立大。1Qを19-30で終える。

果敢にゴールへ攻める神川(済2)

11点を追う立大。2Qも相手のペースで試合が進む。#27富田のゴール下や#70高柳(観3)のドライブでファールを誘いフリースローで応戦するも、リバウンドの主導権を握れず、点差を縮めることができない。しまいには3Pブザービーターを決められ、39-50。完全に相手が波に乗った状態で前半を終える。

速攻を仕掛ける高柳(観3)

3Q、立大はディフェンスの間合いを詰めるという共通認識のもとゲームに入る。間合いを詰め、パスを簡単に通さないことで相手の攻撃リズムを崩す。すると国学院大はターンオーバーを頻発。堅守速攻のバスケットを展開することに成功する。また、#10浜本や#27富田の3Pが決まり一気に点差を縮める。ベンチ全員で声を出し、勢いづく立大。3Q開始4分で#22大畑(済3)のバスケットカウントで遂に同点に追いつく。フリースローも着実に沈め53-52と逆転に成功。更に#27富田のカットインや#4神川のパスカットからの速攻で点差を広げ、3Q終了時点で69-58。11点のリードで4Qへ入る。

ゴール下のシュートを決める富田(社3)

迎えた4Q、立大のディフェンスがかみ合わず、立て続けに6連続得点を奪われる。更に3Qでハードディフェンスをしていた時にかさんだファールがここで痛手となる。すぐにオーバーファールとなり、相手にフリースローを与える展開に。ノーファールで着こうとするとディフェンスが甘くなり、相手にドライブからキックアウトの3Pを打たれる。3Pは落ちるものの、リバウンドを制することができずセカンドチャンスで得点を与えてしまい、残り1分で同点に追いつかれる。相手の攻撃を守り切り、残り20秒でタイムアウトを取りフロントコートで勝負する立大。しかし、#4神川のショートコーナーから放ったシュートはリングを通らず、84-84で4Qが終了。延長戦へと突入した。

ドライブからシュートを放つ木下(コ3)

勝負の延長戦、今まで攻守においてリバウンドの要であった#27富田がシュートを放った際、足を攣るアクシデントにより交代。更に鋭いドライブが持ち味の#22大畑が4ファールという絶体絶命のピンチに見舞われる。#9木下や#70高柳が果敢にドライブを仕掛けて得点を奪い91-90とリードするも、相手の攻撃を止めることができず得点を許してしまい再び逆転を許す。残り3分で#27富田がコートに戻ってくるも戦況は変わらず、91-93で秋季リーグ初の黒星を喫した。

初の敗戦を喫した立大。しかしまだまだ2部昇格の可能性は残されている。残りの試合を全勝し、良い雰囲気で入れ替え戦に臨みたいところだ。

(10月14日・佐々木海緒)

♢コメント♢

学生コーチ 武田さん

-感想

まさか負けるとは思っていなかった。

-元々は勝てる相手か

前試合をした時は10点差くらいで勝っていて、それでも競っていたようなチームではあった。

チームの雰囲気はとても良かった。最近とても雰囲気が良くなっていてここで負けるとは思っていなかった。

-タイムアウトやハーフタイムでは何を話したか

スリーを嫌うこととディフェンスが引いていたからボールに当たってミスを誘おうと話して3Qはいい流れが作れた。

でもやっぱり相手の9番に切られてシューターのとこにキックアウトされてシュートを決められた。ドライブにこられるとディフェンスが寄るしかないからアウトサイドにパスが出ていい流れを持って行かれたと思う。その点今日はうちが3Pの精度が低かった。

-途中交代の#70高柳選手の動きについて

この前の試合から調子が良くて、去年もスタートだった選手。ディフェンスがいいし身体能力がとても高い。

-今回の敗因

出だし。出だしもそうだし、シンプルに自分の采配が悪かった。競り試合になって判断できなかった。

-延長前のセットプレーは狙い通りのところにパスが出たのか

セットプレーは#22大畑のダイブを見て欲しかった。タップパスでシュートを打たせるイメージ。開志国際が去年やっていたのをやってみたけれど狙い目のところに入らなかった。

-明日に向けて

今日はアウトサイドが強い相手で明日は留学生がいてインサイドが強い相手。今日は勝ち切れるチームの雰囲気ではあったから悔しいけれど明日切り替えて、勝てば入れ替え戦に影響がないから絶対勝ちたい。

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