【サッカー部】関東2部リーグ後期第6節!チーム一丸となり強豪に挑むも勝利を逃す
◆第37回関東大学女子サッカーリーグ戦 2部◆
10月7日 対武蔵丘短大 立大富士見総合グラウンド
今季も関東2部というレベルの高い舞台で戦い続ける立大。1勝も出来ずにリーグを終えた昨年度の悔しさを糧に、現在3勝を挙げている。後期リーグも残り4試合となり、なんとしても勝ち点3を取りたい対武蔵丘戦。勝利を目指し、チーム一丸となって試合に挑んだ。
相手のキックオフで始まった前半。序盤から相手の細やかなパス回しと個々の技術の高さに苦戦し、ボールを支配される時間が続いた。試合が動いたのは、開始14分。相手のプレスにより自陣のセンターサークル付近でクリアボールを拾われると、そのままロングシュートを打たれ先制点を許してしまう。強豪校の素早いプレスと、ミスを逃さずチャンスにつなげる判断力の速さを痛感する失点となった。その後はCB・#24池田(文3)を中心にコンパクトな守備でボールを奪おうと試みるも、思うようにセカンドボールを拾うことが出来ない。それでも粘り強い守備で攻撃のチャンスをつくりにいく。開始28分には、センターライン付近で相手からボールを奪った#29土屋(ス1)が右サイドを駆け上がってきた#19中村(コ3)へスルーパス。相手DFの裏を抜け出した#19中村がそのままドリブルで前線へ運ぶ。惜しくもシュートまでいくことは出来なかったが、確実に立大を勢いづけるプレーとなった。
さらに35分にはDFラインから大きく蹴り出されたロングボールに反応した#29土屋が一気にドリブルで駆け上がり、#6飯田(コ4)へナイスアシスト。相手のDFとGKの間に通した絶妙なスルーパスだったが、得点につなげることが出来ない。流れを引き寄せたと思われる立大だったが、その1分後ゴール付近のスローインから相手にシュートを放たれ、失点。2点ビハインドで前半を終えた。
ハーフタイムには監督・選手全員で円陣を組み気合を入れ、迎えた後半。立ち上がりから#4清水(ス1)・#24池田が好守備を見せる。堅固な守備で相手のペースを崩し、前半に比べてボールを回す時間が増えた立大。今試合、攻守ともにひときわ異彩を放ったのは、#27大日方(コ1)。1年生ながら積極的にボールを受け、攻撃の起点を作っていく。開始9分には、相手のクリアボールを拾った#27大日方がペナルティーエリア外から左足で強烈なミドルシュートを放つ。確実に枠を捉えていたものの、相手GKのセーブに阻まれ得点とはならず。その後は#8三浦(ス1)・#17大屋(現2)・#9及川(文2)・#11志波が連携のとれた細やかなパス回しで相手をひきつけ、左サイドから攻撃を組み立てていく。FW・石坪(コ3)が積極的にDFラインの裏へ飛び出しゴールを狙うも、1点が遠い立大。強豪相手に健闘するも、最終スコアは0―2で試合を終えた。
ボールを保持する#27大日方
次戦の相手は、前期リーグにおいて3―5で敗れている上武大。「自分たちの目標である2部残留には、勝ち点3が必要なので次戦は絶対に勝てるように頑張りたい」と#27大日方は力強く語る。新戦力が加わり、確実に力をつけている女子サッカー部。チーム最大の武器である結束力で、次戦の勝利を全員でつかみにいく。
(10月8日・鈴木麻里奈)
🔶コメント◇
#27大日方選手
―全体的な感想
今回の相手であった武蔵丘短期大学さんは個人の技術が非常に高くて、パスを回されると分かっていた状態で前半やられてしまったというところが試合の計画を崩してしまいました。後半は慣れてきて攻めることができたのですが、決めきれなかった点が今回の敗因かなと思います。
―今試合の戦い方・戦術
自分たちのチームは攻撃よりも守備が得意なので、最低でも前半を0―1で折り返して後半は前からプレスをかけショートカウンターを狙って攻めようという感じでした。
―良かった点
前半はワンタッチで上手く崩されていたところを、声をかけ合って後半は立て直したところは良かったと思います。
―課題
1失点目の時間帯が早かったので、入りから集中して失点するにしても時間帯に気をつけていきたいです。
―個人的に守備面で意識したこと
自分がマッチアップした11番や8番は中心人物でもあるので、そこにボールが入らないようにフィルターをかけ、一発で飛び込まずにしっかり対応することを意識しました。
―攻撃面で意識したこと
攻撃面では縦パスが続いてしまうと相手も守備しやすいので、サイドや後ろを使って落ち着かせるということを意識してプレーしました。
―関東2部で戦う中で、高校時代とのギャップは感じるか
フィジカルが強いです。一発で当たっても態勢が崩れないのが大学生ならではだと感じています。