【軟式野球部】川島完投するも実らず。土壇場で逆転を許し惜敗
♦令和5年度東京六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦♦
9月7日 対法大 駒沢オリンピック公園野球場
9月7日、駒沢オリンピック公園野球場で迎えた法大戦。先日の慶大戦で大勝した立大は、連勝をかけて挑んだ。
初回のマウンドに上がるのは川島(済3)。この日、最速135キロのストレートを軸に、決め球のスライダーを交えた配球で法大打線を三者凡退で封じる。その裏の攻撃、3番前崎(文3)が低めの変化球を上手く拾いセンター前へ。好機を作るも、後続の清宮(済3)が抑えられ無得点に終わった。しかし早くも2回裏に試合が動く。先頭の土井(済3)が初球を叩き左安打。盗塁から得点圏にランナーを送ると、続く和田(社3)も右安打でつなぐ。その後7番徳山(コ3)の三ゴロの間に土井が生還し、強敵・法大から見事先制点を奪った。1点で終わらないのが今年の打撃陣。千田(文1)の投ゴロの間にランナーを進めると、扇の要・橋本(社2)が華麗なセンター返しを見せる。見事2点目を追加し、立大が主導権を握った。
一方、先発の川島も力投を見せる。3回に犠飛打で1点を返されるも、それ以降は見事立て直した。幾度かピンチを迎えたが、自分のテンポの投球を見せ、相手打線を見事封じ込む。持ち前の速球と精密なコントロールで6回を1失点に抑えた。奮闘する川島に、打撃陣も黙ってはいられない。5回裏、先制打を放った橋本が中二塁打を放ち、得点圏に走者を置くと、前崎の右犠飛で1点を追加。点差を2点に広げる。川島に大きな援護点となった。しかし、立大はその後大きな窮地を迎える。7回表、法大は下位打線から好機を作り、川島の失投を逃さなかった。甘い変化球を捉えられ、同点打を許してしまう。
試合の決着がついたのは延長10回表。仲間の逆転を信じ、腕を振り続けてきた川島は、先頭打者に二塁打を浴び、得点圏にランナーを置く。そして続く打者に、左適時打を浴び逆転を許してしまった。1点を追うその裏、代打攻勢をかけるも、反撃届かず三者三振に抑えられ惜敗を喫した。連勝を逃した立大だが、まだ優勝の可能性は残っている。1試合の負けも許されないが、チーム一丸となり栄光をつかみにいく。
(9月18 日・相場樹)
◆コメント◆ 川島主将
ー試合を振り返って
先日の慶應戦であれだけ大差で勝てたんですけど、やっぱり法政は全国に行っていたり、毎年強くて。10何期くらい勝てていない相手で、「今日は絶対勝ちたい」という思いで挑んだのですが、やっぱり流石の強さで、簡単にはいかないなっていう感想です。
ー修正点を挙げるとしたら
今日は抜け玉が多くて。一昨日の慶應戦は死球ゼロだったんですけど。今日は何個か死球を与えてしまったので、そこが少し反省点かなと思います。
―次戦に向けて
もう後がないので、ここから全勝して、まだ優勝の可能性がなくなった訳ではないので、ここからまた1から優勝目指して頑張っていきます。
◆コメント◆ 橋本選手
―試合を振り返って
「攻めきれなかった」の一言に尽きます。
―今日の試合で意識した点は
前回の試合で快勝できた流れの中で、いかに今日の試合でどれだけ締まった展開にもっていけるかを意識していました。
ー今日はどのようにリードを組み立てたか
バッターの反応を見ながら、川島さんの持ち味であるストレートを生かして、先頭打者を出さず、不用意なランナーを出さないように意識しながらリードをしました。今日の川島さんは球にも力があり、相手のバッターも押せていたので、とても大きな収穫だったと思います。
―次戦の東大戦にむけて
粘り強いバッティングをチームで意識して、勝ちにこだわりたいと思います。