【女子ラクロス部】リーグ第4節、強豪・日体大に大差をつけての勝利!FINAL4進出を決める
◆第35回関東学生ラクロスリーグ戦◆
9月10日 対日体大 駒沢オリンピック公園第一球技場
リーグ第4節の相手は、ここまで3戦3勝と圧倒的な強さを誇っている日体大。日本一を目指すULTIMATETSにとって絶対に倒さなければいけない強敵だ。熱い応援が響き渡る会場の中、FINAL4進出を決めるべくチーム一丸となって戦った選手たち。相手の攻撃を完全に封じ込み、大差をつけて勝利を飾った。
ドローを制し立大ボールから開始した第1Q。開始直後から積極的に前線へボールを運ぼうと試みるも、相手の厳しいチェックから思うようにシュートまでいけない。開始2分、相手に先制点を許すと一気に日体大に試合のペースを握られてしまう。相手の流れを止めたい立大。突破口となったのはエース・#1安達だ。開始6分、自ら中央突破しロングシュートを決める。その直後には#3相田(コ3)が追加点を奪い、逆転に成功。しかし1分後、立大のミスからDFラインでボールを奪われ、一気にカウンターを食らってしまう。そのままフリーシュートが決まり、日体大が追加点。その後も相手の細やかなパス回しとDFを振り払うすばやいターンに翻弄され、苦しい守備の時間が続いた。終盤には、何度もピンチを迎えるがゴーリー・#1中石(現4)がナイスセーブ。両者一歩も譲らず、2―2で第1Qを終えた。
迎えた第2Q。ドローを制したのは日体大。開始直後に1点を返されると、焦りのせいか中盤でのパスミスが目立つように。前線からのプレッシャーに苦しめられ相手にボールを支配される時間が続いた。流れが変わったのは開始5分。左サイドから中央に突破してきた#31久保田(文3)が得点を決める。相手DFの厳しいチェックをかわし、放ったシュートはゴール左上に吸い込まれた。再び逆転に成功し勢いに乗った立大はその後、#5水倉(観3)のシュートで追加点。終了間際には、#1安達の左サイドからの鋭いパスに反応した#17豊田(コ3)が力強いショットを放つ。相手ゴーリーが弾いたこぼれ球を、最後は#92東口(社1)が落ち着いてゴールに流し込んだ。
5-3と2点リードで始まった第3Qは、互角の戦いが続く。#17豊田・#3相田を中心に攻撃を仕掛けるも、得点には繋がらない。一方、DF陣の好守備が炸裂。#10山下(法4)・怪我からの完全復帰を果たした#2森(コ4)らが相手に身体を寄せ、ゴール前への侵入を防ぐ。「守りに入らず、勝っているときも攻めのDFをするように意識した」と語る#2森。日体大の攻撃を抑え、チームの流れを引き寄せた。その後相手に2本のフリーシュートを与えるも、どちらもゴールポスト。幾度となく訪れた失点の危機を、全員で守り切る。すると試合終了1分前、左サイドからボールを運んできた#3相田の得点が決まり第3Qを6―3で終えた。
最終第4Qは日体大ボールで始まるも、#4甲斐(コ4)の粘り強い守備でボールを奪い返し#1安達を中心に攻撃を組み立てる。冷静にパスを繋いでいき、完全にボールを支配。相手に攻撃の隙を与えない立大優位の展開が続いた。開始10分、#1安達が相手を引き寄せ#13山田(コ3)へナイスアシスト。左サイドからのパスを落ち着いて受け取り、得点を決めた。最後まで攻めの姿勢を崩すことなく戦い続けたULTIMATETS。最終スコアは7―3と強豪相手に白星を飾った。
今試合の勝利でFINAL4進出を決めた立大。「この勝ちに溺れず、このまま気合を入れて日本一を目指して頑張りたい」と#2森は力強く語った。日本一を目指すULTIMATETSの挑戦はまだ始まったばかりだ。
(9月13日・鈴木麻里奈)
◆コメント◆#2森選手
―今日はどんな気持ちで挑んだか
今日の試合は勝てばFINAL4という次に進める試合だったので、必ず勝ちきりたいという思いで挑みました。
―勝利を収めた率直な感想
かなり不安で、みんなでも色々と準備をしていました。それが良い結果につながりました。相手も別に油断していたわけではないと思うのですが、これからまだ戦う相手なので脅威を与えられたかなと思います。
―今試合が怪我からの復帰戦ということだが
足は万全ではないですが、みんなに支えられながら迷惑をかけないように一生懸命頑張りました。
―チーム全体の良かった点
勝っていても焦らずに落ち着いたペースで、立教のペースでできたことが良かったかなと思います。
―反省点
アタックの時間になってもいつも点が入る子たちがなかなか入らない場面があったので、DF側からも声を掛けてあげられるようにアドバイスできるようにしたいです。
―自身の強み
周りのDFたちが攻めにいった時に、最後に乱れたパスをインター、パスをカットできることや落ち着いたクリアといって相手のボールを奪った時に自分のアタックに落ち着いてボールを運べることが自分の強みかなと思います。