【女子ラクロス部】リーグ第3節!圧巻の攻撃力を見せつけ逆転勝利を飾る
◆第35回関東学生ラクロスリーグ戦◆
8月27日 対法大 立大新座キャンパス
リーグ戦を1勝1敗で迎えた予選3戦目の相手は法大。ホーム会場である新座キャンパスには多くの応援客が詰め掛けた。上位進出のためには絶対に負けられない一戦。会場の熱い声援を背に受け、選手たちは試合に臨んだ。
第1Q開始直後、先制点を奪ったのは法大。左サイドから中央に切り込み、ゴーリーの足元に放たれたシュートが決まってしまう。気持ちを切り替え、すぐにでも同点に追いつきたい立大だったが、思うようにボールを繋ぐことが出来ない。「試合の入りで勝っているときと負けているときの雰囲気が全然違った」と語る#6石井。メンタル面の強化はチームの課題点でもあった。その後も自陣でボールを回される苦しい時間が続き、開始5分には追加点を許す。2点ビハインドで第1Qを終えた。
迎えた第2Q。#6石井がドローを制し、正確なパス回しで相手陣地へと一気に攻め込む。開始直後、#1安達からパスを受けた#3相田(コ3)がそのまま持ち込みシュート。惜しくも枠を捉えることが出来なかったが、確実に流れを引き寄せたULTIMATETS。開始2分、#13山田(コ3)が右サイドから切り込み、高い位置から放った力強いシュートがゴールネットを揺らす。今試合チーム初得点を挙げた。その後も#1安達を中心に相手陣地へと積極的にボールを運ぶ。開始11分には相手のフリーシュートから得点を許すも、攻撃の手を緩めることはない。第2Q終盤、山下(法4)のカットインから#17豊田(コ3)へとボールを繋ぎ、最後は#3相田が冷静にシュート。相手の激しいチェックをかわし、法大から2点目を奪った。
2-3と1点ビハインドで始まった第3Qは、立大優位の展開が続く。積極的にボールを運び、攻撃の起点をつくったのは#13山田。フリーシュートを確実に決め、同点に追いつく。その3分後、右サイドから相手ディフェンスを軽快にかわし、中央に切り込んだ#1安達が追加点。ゴール左上を狙った鋭いシュートが決まり、逆転に成功する。エースが見せた華麗なプレーに会場の盛り上がりは最高潮に。選手たちはすぐに駆け寄り、抱き合いながら喜びを分かち合った。
その後、相手に1点を返されるも#10山下・#5水倉(観3)の好ディフェンスが炸裂。粘り強い守備から相手に攻撃の隙を与えない。第3Q終了間際には#3相田がフリーシュートを決め、再び試合を振り出しに戻した。
最終第4Qは完全に立大のペース。開始3分、#6石井がゴール裏から回り込み上からシュート。「身長を活かせてよかった」と時期エースが見せた笑顔は自信に満ちていた。そのまま果敢に攻撃を仕掛ける立大。#1安達、新入生の#91生駒(観1)が立て続けにシュートチャンスをつくりにいく。試合終盤には自陣から一気に走り込んだ#1安達が攻撃の起点となり、細かいパスを繋ぐ。相手をひきつけた#13山田のナイスアシストから#6石井がフリーでシュート。再び得点に成功し、法大を大きくつきはなす。ゴーリー・#0中石(現4)のナイスセーブなど守備面でも粘り強さを見せたULTIMATETS。第4Q、相手を無得点に抑え最終スコアは7-4と勝利を収めた。
今試合、高い攻撃力とチームワークを見せ白星を飾った立大。次なる相手は現時点で3戦3勝の強豪・日体大だ。新戦力も加わり、一層力をつけたULTIMATETSが革命を起こす日はそう遠くはないだろう。
(9月4日・鈴木麻里奈)
◆コメント◆#6石井選手
―率直な心境
早稲田戦で負けていて、みんなの気持ちが結構下がっていたところだったので引退に繋がる大事な一戦で勝てて、まだ先輩たちとラクロスができることに安心しています。
―試合で意識したこと
気持ちが落ちてしまっているときもプレーにそれを出さないようにしました。ただ勝つだけという気持ちを保ってプレーすることを意識しました。
―良かった点
走り負けしなかったところ。相手のフィジカルを考えながら、どこをつめていくかをディフェンス中心に考えました。アタックもライドという相手が攻めてくるときの最前線の守り方とかをみんなで話しながらできたところです。
―今年のチームが力を入れているところ
一言でいうと「革命」ですかね。ラクロス歴が長い人だけではなく、新しい1年生を入れて新鮮な動きを取り入れることや1年生と、いつも一緒にやっている4年生のコンボなどです。
―次戦(日体戦)の意気込み
次も余裕で勝つので応援よろしくお願いします!