【馬術部】関東学生馬術競技大会2日目!全日本学生馬術競技大会への切符つかむか
◆令和5年度関東学生馬術競技大会◆
6月16日 山梨県馬術競技場
6月14日〜18日にかけて関東学生馬術競技大会が山梨県馬術競技場で開催された。立大からは中込(異4)、宮澤(文3)、角田(法2)、嶋岡(文1)の4名が15日の障害飛越競技大会、16日の馬場馬術競技大会に出場。今大会は11月開催の全日本学生馬術大会(以下、全学)への出場権がかかる重要な一戦。大会2日目の16日は馬場馬術競技に臨んだ。
馬場馬術競技は、20㍍×60㍍の長方形の中で、演技の正確さや美しさを競う競技である。常歩、速歩、駈歩の3種の歩き方を基本に馬との息を合わせることが必要不可欠だ。自由演技と規定演技がある中、今大会は演技内容が全て決められた規定演技となる。
1年生の嶋岡は聖風とともにエントリー。馬場馬術競技の試合経験がない中で今回の大舞台に臨んだ。聖風にまたがり競技場内へと向かうもなかなか馬と息を合わせることができない。非情にも失権(失格)のベルが鳴り、嶋岡は聖風との演技を披露することができなかった。
立大2番手には角田と愛馬・聖栄が登場。緊張した面持ちながらも一歩ずつ丁寧に馬の歩を進める。最終得点率は60.778㌫。全学馬場競技の出場権をつかんだ。
そして続く中込。今回で4回目の関東大会を迎えた彼女だったが、聖真とともに緊張の一戦へと臨んだ。「気合いを入れていたつもりだったが思うようにいかず悔しい」。聖真とのペア歴は長い中込だったが、この日は納得の演技ができず。しかし、最終得点率を60㌫に乗せ、最高学年として貫録の演技を見せ、全学への出場を決めた。
立大・最終出番を迎えたのは宮澤。2年秋からマネジャーからプレーヤーへの転向を果たしたため、今回が自身初の関東大会。前日の障害競技を上々の成績で終えた宮澤は、大会2日目の馬場競技へと挑んだ。ペアを組むのはスカイロードリー。立大きっての大型馬だ。難度の高いフライングチェンジや、方向転換に苦戦を強いられる。惜しくも最終得点率は57.333㌫。「今までで1番の演技だったが全学出場権を得られなくて悔しい」と唇をかんだ。
2日間にわたった関東大会を終えた立大選手たち。11月に兵庫・三木ホースランドパークにて開催の全学へ向けて、各々課題を見つける大会となった。
(7月10日・平岡薫奈)
◆コメント◆
嶋岡選手
-馬場馬術競技を振り返って
馬場に関しては、全然自分が技量的にも経験がなくて馬的にも経験がなくて。お互いあまり上手に意思疎通をすることができなかったので、また同じペアで組むことがあれば頑張りたいです。
-次の試合へ向けて
今回の大会は反省が多かったので、それも振り返って大会に出られることがあったら普段の練習や自分のビデオを振り返って頑張りたいです。
角田選手
-馬場馬術競技を振り返って
外部コーチの方のおかげでなんとか60㌫を超えることができてすごくうれしかったです。ハッピースマイルですね笑 (-コーチの方もすごく褒めていたが)ほんとですか!良かったです。うれしいです。僕の実力ではなくて本当にコーチの方が聖栄を良い状態に持っていってくれたのでそれにつきます。
宮澤選手
-馬場馬術競技を振り返って
コーチが乗ってくださったおかげでだいぶ良くなりました。仕方ないところは仕方ないので、それ以外はだいぶ良かったかなと思います。今までで1番です。
-全日本学生馬術競技大会への出場権は
馬場は(中込)理子さんと角田しか出られなかったのでちょっと悔しいですね。どうしても手前に来るフライングチェンジで絶対に後ろ足がついてこなくて。それで、最後の方向変換なんてあれで後ろ足がついてくれば6点今回でしたが、今回もついてきていないので3点で。駆け足のパートで後ろ足がついて来なかったので全然ダメでしたね。1番今までで良かったのでいいのですがちょっと悔やまれますね。
中込選手
-馬場馬術競技を振り返って
力を入れていたつもりだったのですが、ちょっと今回はイマイチで。いろいろコーチとかとも話していたのですが、何が悪かったっていうのが今回ちょっと難しいですね。ここが悪かったというのがあまりないので。全日本に行けるみたいなのでまた改めて調整を頑張りたいなと思います。
-全日本学生馬術競技大会へ向けて
もう4年で最後の全学でかなり悔しい思いしかしてきてないくらいの学生馬術なので、今年は力を入れて頑張りたいなと思います。