• HOME
  • WEB記事
  • 戦評
  • 【陸上競技部】大型新人・小川がU20・3000㍍優勝!第107回日本陸上競技選手権大会兼第39回U20日本陸上競技選手権大会最終日

【陸上競技部】大型新人・小川がU20・3000㍍優勝!第107回日本陸上競技選手権大会兼第39回U20日本陸上競技選手権大会最終日

日本選手権の展望はこちらから

◆第107回日本陸上競技選手権大会兼第39回U20日本陸上競技選手権大会◆

6月1日~4日 大阪・ヤンマースタジアム長居

6月1日~4日の4日間、大阪・ヤンマースタジアム長居にて、第107回日本陸上競技選手権大会兼第39回U20日本陸上競技選手権大会が開催された。日本陸上界の頂点を決める戦い、そして次世代のスター候補たちによる熱いレースが繰り広げられた。

力走する田所


4日間にわたった日本選手権もついに最終日。U20男子3000㍍決勝には男子駅伝チームに所属する期待のルーキー・田所が出場した。序盤から先頭集団に食らいつき、懸命に腕を振る。しかし3周目、1200㍍付近から徐々に遅れを取り、後半は失速。全体13位となり、田所のU20日本選手権デビュー戦はほろ苦い結果に終わった。

力走する小川

U20女子3000㍍決勝には、2023日本学生陸上個人選手権大会・女子5000㍍決勝において準優勝の快挙を飾った小川が登場。5000㍍種目で培ったスパート力を武器に、本戦へ臨んだ。
序盤は集団の2番目を走り、他選手らの様子をうかがう小川。勝負を仕掛けたのはレース中盤・1600㍍を過ぎた頃だった。コーナーを利用し一気にスピードを上げる。しかし後続選手らも小川の後ろにピッタリとつき、リードを許さない。そのままレースラストの直線へ。ここで彼女の武器であるロングスパートが光り、ライバルたちを一気に突き放した。「緊張していたが勝つことができてうれしい」。優勝を果たし、喜びを爆発させた。
4日間に及んだ日本選手権も幕を閉じた。大阪の地で強豪ランナーらとしのぎを削った立大選手たち。今大会の経験は大きな糧となったに違いない。

(7月11日・平岡薫奈)

コメント

小川選手

-レースを振り返って

久しぶりの3000㍍というのもあって少し緊張していたのですが、しっかりと勝つことができてよかったなと思います。

 

-高校の時から3000㍍?

そうですね、高校の時から走っていました。高校の頃は最後のラストスパートだけだったのですが、今回はやはり5000㍍をメインでやっているということでスピードを重視してロングスパートをかけることを意識していて。自分の持ち味を活かしてスパートして、しっかりと結果を残すことができました。

 

-今日のレースでのロングスパートの感触は

やっぱり自分の中で100㌫に最初から上げるのではなくて少しずつあげて絞っていって、ラストはほんとに気持ちで負けないと考えていて。でも徐々に絞っていけたらいいなって思っていたのですが、みんな最後は力があるなって思って。最後の最後までついてきていたので。少しそれはモニターを見てもわかっていたので少し焦りはあったのですが、そこで焦っていちゃダメだなと思ったので落ち着こうと思って走っていました。

 

-インカレへの意気込み

まず5000㍍はこれまでも2位というところで表彰台を絶対に取ることを目標にしていて、1500㍍はまだ決勝の舞台に立つことができていないので決勝の舞台に立つことを目標に頑張りたいなと思います。

関連記事一覧