【馬術部】関東学生馬術競技大会1日目!勝負の障害飛越競技
◆令和5年度関東学生馬術競技大会◆
6月15日 山梨県馬術競技場
6月14日〜18日にかけて関東学生馬術競技大会が山梨県馬術競技場で開催された。立大からは中込(異4)、宮澤(文3)、角田(法2)、嶋岡(文1)の4名が15日の障害飛越競技大会、16日の馬場馬術競技大会に出場。今大会は11月開催の全日本学生馬術大会への出場権がかかる重要な一戦。15日は障害飛越競技に臨んだ。
障害飛越競技は、コース内に定められた11個の障害物を順番に飛び、障害を1つ落とすと4点減点、規定タイムの72秒を1秒超えるごとに1点減点。さらに障害物を壊すと障害4減点に加えて、タイム減点6点が加算される。総減点の少ない選手から順位づけがされるルールだ。また、馬が障害物を飛ぶことを怖がった場合は反抗が取られ、1反抗で4点減点、2反抗で失権(失格)となる。
立大1番手は1年生の嶋岡。聖修(ヤマノウィザード)とタッグを組み、大学デビュー戦に臨んだ。1走行目は順調に4番障害まで飛ぶも、3連続の5番障害で障害物を壊し1反抗を取られる。気を取り直して飛び直すも、同じ5番障害で再び聖修が反抗。2反抗で失権となる。
さらに続く第2走行。1走行目で反抗となった5番障害を難なく乗り越えるも、8番の垂直障害で聖修が反抗。再び飛び直しを図るも同じく8番障害で馬の足が止まる。これにより2反抗を取られ失権。「自分の経験を出し切れなかった」。嶋岡は悔しげに唇をかんだ。
3年生の宮澤は、自身初の関東大会へと挑んだ。「すごく緊張した」と語るも、パートナーの聖原を信じて障害物を飛び越える。8番障害で1反抗を取られるも、その後は落ち着いて走行。障害減点4、タイム減点13で第1走行を切り抜ける。続く第2走行。1走行目で反抗を取られた8番障害ではバランスを崩しながらも飛び越えに成功。障害を2つ落とすも、障害減点は8点、タイム減点は6点で総合20位につけた。
聖君とともにエントリーした角田。第1走行は5番の3段障害で聖君が反抗。なかなか障害を飛ぼうとしない聖君を操り、再びコースを回った角田。自身も声で聖君を鼓舞して障害物を飛ぼうと試みるも、9番障害で再び反抗。2反抗で失権となる。2走行目では、順調に前半のコースをこなすも、10番障害を壊し走行は一時中断。再び走行開始のベルが鳴るも聖君との息が合わず、2反抗を取られてしまった。
今年で4回目の大会出場となった中込。愛馬・BMWミッションベイと出場した。第1走行はタイム減点3点、障害減点16点、第2走行はタイム減点2点、障害減点12点となる。馬の反抗もなく、冷静な走りで貫録を見せ、総合21位となった。
2日目は馬場馬術競技となる。レベルの高い関東大会で馬と息の合った演技を見せることができるのか。注目が集まる。
(6月19日・平岡薫奈)
◆コメント◆
嶋岡選手
-障害競技を振り返って
2走行とも自分の今までの経験が全然出しきれていなくて、2走行とも失権で終わってしまったので、また次に出る機会があれば気合いを入れて練習して頑張っていきたいなと思いました。
-聖修との相性は
けっこうかまってちゃんの性格で、私もかまわれるのが好きなので、性格的にはたぶん合っているとは思います笑 でももう少し乗りこなせたらいいなと思います。
角田選手
-障害競技を振り返って
1走行目は3段、トリプルで反抗になってしまって。そこから声出して気合いで飛んでいたのですが人が焦ってしましましたね。馬は頑張ってくれたのですが、2走行目は10番障害を壊してしまって馬が怖くなってしまって。1回止まったら聖君はゴネゴネして飛ばなくなるので、もう少し踏み切り方とかを上達させたいです。
宮澤選手
-障害競技を振り返って
なんとか完走はできました。2回目は鞍から落ちながら走行してしまったのですが馬が飛んでくれましたね。1走行目で反抗してしまったので、2走行目は1走行目に反抗したところで鞭を打って飛ぶことができました。
中込選手
-障害競技を振り返って
1走行目は緊張と、自分の乗っている感覚と外から自分の乗っているのを見た時、第3者から乗っているところを見た時の状況にギャップがあって。2走行目は減点が出てしまったのですが、1走行目よりは改善できたので2走行目に関しては満足ではないですけど良かったなと思います。