【体操競技部】東日本インカレ2日目!熊木が種目別つり輪で4位入賞果たす
◆第56回東日本学生体操競技選手権大会2日目◆
5月28日 埼玉・彩の国くまがやドーム
5月28日、彩の国くまがやドームにて、第56回東日本学生体操選手権大会2日目が開催された。 大会2日目は団体戦。立大からは主将・熊木(コ4)、渡辺(済3)、村島(済3)、渡邉(済2)、鈴木(コ2)、佐野(ス1)が6人でチームを組み、強豪校集う団体戦へと臨んだ。
団体戦は全6種目(ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒)で競い、各種目6名中上位5名の得点を団体の得点として加算する。
第1種目は平行棒。トップバッターは2年生の渡邉だ。「良い形で終えることができた」。一糸乱れぬ倒立技から回転し、ゆかへの着地も乱れない。12.350点を記録し、チームに流れを作った。
続く種目は鉄棒。ここで1年生の佐野の演技が光る。身体をダイナミックに使った伸びのある開脚技から後方への美しい回転技を決める。チームトップの12.200点を記録した。
3種目目はゆか。ここでは3年生・村島が躍動した。スピードある助走から美しいひねり技を決め、12.800点。チーム随一の得点を入れるも、「まだまだ着地などを詰めなければならない」と向上心を見せた。
後半、第4種目はあん馬。落下が頻繁に起こるため多くの選手が苦手とする種目だが、立大選手らは大きなミスなく切り抜ける。
そして迎えたつり輪。ここで主将・熊木が圧巻の演技を見せる。D難度の中水平支持を完璧に決め、その後もD難度のホンマ十字などで静止。一糸乱れぬ着地を見せ、13.700点を叩き出す。出場者154人中4位に輝く好成績を残した。「出来と点数を合わせたら今までで1番良い演技ができた」。試合後は会心の笑みを見せた。
最終種目の跳馬でも、全選手が大きく乱れることなく着地し、東インカレを終えた。団体総合は19チーム中11位、総合350.250点となった。激戦の東インカレをチーム一丸となり戦い抜いた立大。8月開催のインカレへ向けて弾みをつけた。
(6月11日・平岡薫奈)
◆コメント◆
熊木主将
-試合前の目標
全員がとにかく団体にかけていたので。個人的な目標としてはやっぱりつり輪で入賞できたらなと思っていました。
-今日の種目で最も満足度が高いものは、競技終了時の感想は
あん馬です。本当に2週間くらいずっとあん馬にかけてきて、もうその前までもチームで回っていたのですが。何回も落ちて大迷惑かけていたので、本当に落ちるわけにはいかないなと思ってやってきたので、やり切れて良かったなと思います。
-今日のつり輪のスコアは自己ベスト?
去年のグループ大会での採点がすごく甘くて。13.7点くらいがあまり精度が良くなかったけれど出てしまって。でも今回はかなりいい演技が出来て13.7点で、採点も普通だったので。出来と点数を兼ね合わせたら今回が1番いいかなという感じです
-インカレに向けての意気込み
体操競技を14年、15年くらいやってきて、その引退試合になるので。今回はあまり緊張していないのですが、比じゃない緊張感になるのかなとは思うので。そんな中でこの14、15年やってきたことを思い出しながら演技ができたらなと思います。
村島選手
-試合を振り返って
最初の平行棒で少し失敗してしまってかなり気分が下がってしまったのですが、そのあとに切り替えてなんとか終わることができたので満足度でいったら70点くらいです。
-平行棒の演技は
自分でもよくわからなくてなんで失敗したのか。最初のアップで完璧だったので良い点が出るなと思ったのですが、平行棒が最初の種目で緊張してしまったのと、今回コロナ明けで応援がこんなにあったのが久しぶりで、周りの応援がけっこうあると歓声とか聞くとあがってしまって緊張とかがあったのかなと思います笑
-得意のゆかは
鉄棒から気持ちを切り替えて頑張ろうって思っていて、ゆかも気持ちを切らさずにできたのですが思ったよりゆかの点数が伸びなくて。もう少しインカレへむけて脚とか膝とか着地とか、詰められるところは詰めていかないといけないかなと思います。
-今回出た課題は
東日本グループ選手権に出場しなかったので試合自体がすごく久しぶりで。試合の雰囲気というか、やはりそういうのにのまれてしまったかなというのが反省点かなと思います。今回は点数が思ったより伸びなかったので、着地とかで詰められるところは詰めてインカレではしっかりやっていけたらなと思います。
渡辺選手
-試合前の目標
自分の課題としては1種目目で気持ちが入り切らなかったところがあって、いいスタートが切れなくて引きずってしまうというのがあったので、今回も最初の1種目を乗り切って後半の種目につなげるというのを目標にやっていたのですが、今回それが上手くいかなかったのが敗因です
-今日のプレーで個人的に意識したこと
3年生という上の学年になってくるので、演技でミスなくつなぐということのほかに、演技以外でチームの選手、後輩とかに声をかけたりして雰囲気を作るというのを意識してやっていました。
-団体戦にむけて練習からどのような心持ちで挑んだか
雰囲気作り。あとはやっぱり自分が失敗してしまうと後輩に頼りきりになってしまうので。上級生として引っ張っていく立場として、演技でも普段の行動でも引っ張っていく姿を示したいと思いました。
-有観客は久々?
これくらいの声出しありの会場は久々でしたし、大学に入ってから公式戦での声出しが初めて有りになって、人数が多い学校とかの応援の声量とかに圧倒されていたので。そこは雰囲気に飲まれないように自分のことに集中しないといけないなと思いました。
-インカレに向けての意気込み
スタート種目がどの種目になっても対応できるように1種目1種目難度も上げていきたいし、その中で完成度も高めていきたいです。そのために夏はもう少し練習を詰めて、個人的にも団体的にももっと点数を伸ばせるように頑張っていきたいなと思います
鈴木選手
-試合を振り返って
ミスもありましたが、思い切った演技ができて良かったかなと思います。
-会場の雰囲気は
周りが強豪なのでちょっと圧倒されたところもあったのですが、その中でやっぱりなんか自分たちらしく、立教らしくできたのかなと思います。
-周りの応援は
観客席から新体操のみんなが声出して応援してくれたのがほんとに力になりました。
-目標点数は
今日は70点が目標だったのですが、少し届かなかったという感じですね。
-今日出た課題は
練習でも試合を想定してもう少し練習を積んでいきたいです。
渡邉選手
-試合を振り返って
スタート種目がトップバッターだったので緊張したのですが、良い形で終われたのがその後の演技の1つの自信につながったかなと思います。
-チームとして意識したことは
やっぱりミスが出てしまうのは仕方がないので、ミスをしても声を出してカバーし合って、良い雰囲気で6種目回り切るということを意識していました。
-得意種目は
得意種目はあん馬で、今回はミスなく終われたのですが、どうしても演技が縮こまってしまった部分があったので、そこはまだまだこれから伸ばしていきたいなと思っています。
-あん馬の演技の直後に笑顔が見られたが、その時の心境は
あん馬はどうしても落下が多い種目なので、あん馬をひとまず無事にと押し切ったというのがとてもうれしかったので、とても喜びました。
-次戦への意気込み
次は、今はあまり難しい技をそこまで入れていないので、もっと練習を積んでいろんな技を入れて挑戦しつつ、チームにいい雰囲気を与えられるようにミスなく頑張りたいと思います。
佐野選手
-試合を振り返って
最初の種目ではミスをしてしまったのですが、そこから上手く立て直すことができて。しっかりと後半は演技をすることができたので、最初の東インカレとしては上手くいったなと思います。
-得意種目、苦手種目
得意種目はこれといったのはなくて。苦手なのは跳馬ですね。(-今日の跳馬はいかがでしたか)ちょっとあんまり良くなかったかなという感じです。
-今回出た課題は
今日の試合では普段全くミスをしないというところでミスが出てしまったことが課題で、あとはもっと技の難度を上げられるようにすること、確実に失敗しないような演技を組んだ中で失敗があったというところを直していきたいです。今日は最初の平行棒で出て、あん馬も上手くできたのですが少し失敗しそうになったところとか、もっと精神的に楽にできそうなところがあったのでしっかりと考えて演技したかったなと思います。
-立大に進学した理由は
立教のコーチをしてくださっている先生が僕の高校の先輩で。高校の時のような厳しい指導がしてもらえるかなと思って立教にしました。
-インカレへ向けて
まず今回出た課題をしっかりと修正して、技の難易度や構成を完璧に調整したいと思います。