【ホッケー部男子】後一歩で勝利がこぼれおち、今季での昇格が消える
♦2023年度関東学生ホッケー春季リーグ♦
5月28日 対武蔵大 大井メインホッケー場
1部昇格を目指し戦ってきた春季リーグも大詰め。これまでのBプールでは3連勝を飾り、順調な滑り出しを見せてきた立大。準決勝でAプール2位の武蔵大との試合に臨む。試合は序盤から拮抗した展開に。第2Qに先制するも追いつかれ、第4Qに勝ち越すも残り1分で追いつかれる苦しい戦いを強いられる。SO戦にもつれ込み、相手の勢いにのまれ敗戦。今季の1部昇格の夢は断たれた。
開始から激しい攻防となる。序盤は武蔵大が攻勢を強めるも、立大は守備陣が攻撃を止め、カウンターへとつなげる。試合中盤には小林(法4)のシュートなど、惜しい場面が続く。第1Q終了間際にはピンチを招くも、なんとか無失点で終えた。
第2Q17分、ついに試合が動く。ゴール前混戦となったところで三宅がつなぐと、最後は本間(済2)がゴールへと流し込み、貴重な先制点を挙げた。
しかしその後は同点を狙う相手の波状攻撃に遭い、27分左サイドを崩されついに同点に追いつかれてしまう。しかしその後は粟国輝(営2)を中心とした守備陣が相手をシャットアウトした。
後半が始まっても相手の勢いは止まらない。惜しみなく攻撃に人数をかけてくる相手に苦戦。決定機をGK・川勝がファインセーブするなど守備陣が奮闘する。
両者譲らないまま迎えた第4Q48分。相手のファールで敵陣深くの位置でフリーヒットを得る。すると、一瞬の隙をついて篠崎(文4)が鋭くショット。これをゴール前で斎藤(理3)が合わせ、得点を決める。試合終盤の得点に、スタンドが大きくわいた。
しかし試合終了間際、まさかの結末が待ち受けていた。勝利まで残り2分。自陣左サイドを崩されると、クロスでゴール前に混戦をつくられる。「ボールにしか目がいかなかった」(小林)。守備陣がボールサイドによってしまった結果、逆サイドにフリーの選手をつくってしまい、その選手に同点ゴールを浴びた。
迎えたSO戦。一人目の篠崎は落ち着いて決める。武蔵大の選手たちは順調に成功するも、立大は二人目の三宅、三人目の主将・小林が相次いで失敗。最後は平野(社3)が反則を取られ万事休す。今季昇格の夢はついえた。
昇格を狙って臨んだ試合にまさかの敗戦。選手たちは勝負が決しても、しばらく動けなかった。Bプールでは危なげない完勝で首位通過。順風満帆な中で迎えた一戦だけにダメージは大きい。小林は「プール戦で勝っても意味がない。プレッシャーに弱い部分が出た」と唇をかんだ。
最大の目標を失ったが、まだ春リーグは1試合残っている。秋へ弾みをつけるため、今季最終戦を勝利で飾りたい。
(6月7日・山岡雄一郎)
◇コメント◇ 主将・小林選手#10
―今日の感想
率直に言うと思ったより自分のやりたいことはできました。ただ、最後技術も走りも、武蔵に一歩及ばなかったと思います。
―SO戦を振り返って
やっぱり相手は技術がある選手が多く、その人たちにしっかり決められたというところと、今日外した3人は主将と副将で…。練習不足だったり、プレッシャーに負けてしまったってところですね。