【ボ―ト部】全日本直前インタビュー④女子エイト
第101回全日本ローイング選手権大会が18日から開催となった。今年の会場は昨年度と同じ海の森水上競技場。東京2020大会でも使用された名コースである。大会を直前に控えた選手にの意気込みを伺った。
◇長芝木香(法4)◇
―全日本の目標
女子エイトにおいて優勝することです。
―練習で特に意識していることは
まずは目標を全員で明確にすることと、その目標に向かってやるべきことを全員で話し合って、一つひとつ確認して練習に取り組むことを意識してます。
―クルーのメンバーが決まった経緯
そもそも私たち女子のメンバーが少なくて、ほとんどがエイトに乗ると決まっていたのですが、エルゴの結果と水上のパフォーマンスの2つで決めました。エルゴの順番で行くと今回のメンバーがベストですが、日立明の際は、1人1年生が日本代表の代表選考に出ていたので、優先する形でエイトに乗っていませんでした。今回は全日本と日程は重なっていないのでその子を乗せて出場するという形です。
ークルーの印象や雰囲気
上級生・3年生と4年生が2人しか居なくて、9人中7人が1・2年生と結構フレッシュなので、元気な印象です。クルーの雰囲気としては、最近は全員が意見を言えるようになってきて、下級生からもどんどん意見が出てきているかなと思います。
ー今回のレースプラン
まず、中盤から後半にかけての粘り強さが強みだと思っています。前半は他のクルーはかなり飛ばしてくると思うので、それにしっかり食らいついていくってところを目標にしています。そこで離されずについていくことで中盤以降どんどん伸ばしていって、後半に差し掛かる1500㍍で他の舟を抜かせたら良いなと思ってます。
ー具体的な取り組み
優勝を目標にするとは言っても、具体的に優勝と決めても想像できないので、どのような勝ち方をしたいか何秒でゴールをしたいか、何秒でゴールするためには、練習ではこのくらいタイムを出さなきゃいけない、このくらいのタイムを出すためには具体的にどういうことをしなきゃできないよね、ということをどんどん目標から逆算していくということをしています。
ー練習のなかで苦労したこと
まずは学年がかなりばらついているので、自分が大会に懸ける思いと、1年生が大会に懸ける思い、2年生が大会に懸ける思い、3年生が大会に懸ける思いっていうのは、どうしてもばらついてしまうところだと思うんですけど、そこを全員で統一して、目標に向けて何ができるかという意見を出すところが大変でした。
ークルーリーダーとして挑む全日本、緊張やプレッシャー
練習期間が短かったので、試合までに後1週間もないですが、そこまでに完成できるかってところは少し不安ではあります。ですが、あとはやるだけだと思うので、そういう気持ちで頑張ります。
ーライバルとして強く意識しているところ
今年は、去年負けた中大も出ていますし、去年は出ていなかった早大も出ることになっているので、まずそこの2つのクルーには勝ちたいなと思っています。
ー大会へ向けた意気込み
去年先輩がいた時は、自分は先輩達の意見を基に修正した方が良いところだったり、一から自分が作るというかは、あったものを適時修正していくように努めていました。ですが、今年は自分が4年生1人でクルーリーダーなので、まずは自分がゼロから作らなきゃいけないってところが大きな違いかなと思っています。ただその中で、私1人が頑張るよりも9人で頑張った方が良いと思うので、みんなに全員に自分の頭で考えてもらうっていうことを意識しています。
(取材・片岡美悠、玉野礼恵/編集・玉野礼恵)