【ハンドボール部】黒星スタートとなった2連戦。猛攻見せるも敗戦

◆2023年度 関東学生春季リーグ戦◆

5月7日 立大25−31明大 中央大学八幡山体育館

1部リーグ中堅への昇格に向け、負けられない2連戦に臨んだ立大。昨日は一歩及ばず黒星スタートとなったものの、チームの調子はかなり良好な状態であった。今季リーグも残すところ4戦。敗戦続きの流れを断ち切るべく、明大戦に挑んだ。

先制点を挙げた平田(コ3)

前半の先攻は立大。相手のミスもあり、右サイドから素早く敵陣へ切り込んだ平田が先制点をあげる。その後は両チーム守備からのリスタートの仕掛け合いで、テンポの早い試合展開となる。立大はサイドの松川(コ3)、青木(コ2)を中心に得点を重ね、僅かなリードを守り続けた。
ゲームの雰囲気が動いたのは、試合開始から12分。シュートミスから同点に追いつかれると、再度パスミスも重なり得点は9−8に。さらに1点を加えられ、初めて相手を追いかける展開となった。攻めの流れを断ち切りたくない中、幸運にも7㍍スローの権利を獲得する。江幡(観4)が冷静に1点を返した後、平田が強烈なポストシュートを決め試合を振り出しに戻した。勢いそのままに大久保(営3)、青木も得点を重ねリードを奪い返す。攻めのムードを取り戻した。しかしすぐさま2点を取り返され、相手の猛攻にペースを崩された立大。体制を立て直すべく、ここでタイムアウトを使用した。

ゴールを狙う大久保

ゲーム再開後、1点を与えてしまったが、一気に4点を返す。3点のアドバンテージを獲得し、チームの雰囲気が再燃し始めた。このままリードの展開で終わりたい前半。しかし、シュートミスで相手に攻めのチャンスを与えてしまう。ワンチャンスをものにした明大がそのまま流れに乗り15−16に逆転。立大は1点ビハインドで後半へ臨むこととなった。

速攻からシュートを放つ松川

1点を追いかける後半。開始45秒で松川がゴールネットを揺らすと、その後は一進一退の攻防で両者譲らぬ展開が続いた。後半開始から9分。19−19で立大は7㍍スローの権利を獲得する。再度リードを取り戻すと思われたが、ここで痛恨のシュートミス。ゴールの枠を捉え損ね、相手に攻めの流れを譲る結果となった。主導権を握った明大はそのまま一挙4得点を挙げる。ここでたまらず中川監督はタイムアウトを使用したが、ゲーム再開後もなかなか点差は縮まらない。果敢な攻撃を見せるオフェンス陣だったが、相手も確実に攻め返す。デフェンスでファールを取られる機会も増え、二度の7㍍スローを決められる。シュートミスも重なり、最終的に25−31で試合終了となった。

得点を決めた主将・三谷(営4)と盛り上がるベンチ

目標である1部リーグ中堅へ向け落としたくなかったこの2連戦。立大は連続黒星のかなり痛い結果となった。しかし、主将・三谷(営4)は確かなチームの好調を感じている。リーグも残すろころ3戦。目標達成に向け、立大らしいプレーを期待したい。

(5月12日・小島優太)

 

◆コメント◆

主将・三谷

−試合を終えて率直な感想

最初から良かったわけではないが、全体的に見たら調子は良い印象。しかし、調子が良い分相手の強みを止められなかった。前半だと、身長の高い相手の上からのシュートがなかなか止められなかった。そういった面でディフェンスが惜しかったなと感じている。

−今戦の反省点

前半は良かったが、後半に点数が止まる場面があった。1試合に1回はそういう時が絶対に来るので、その時に悪い流れを断ち切る人やチームの雰囲気を良くしてシュートを入れやすくすることが必要。流れが悪い時こそ、しっかり点が取れるようにしていきたい。

−次戦への準備

今週のように2連続ではないのでしっかり対策できると思っている。早大は速攻中心のチームなので、相手の強みを潰すことと、今回の課題でもあったシュート一本一本を大切に打っていって、良いペースに持っていきたい。

−2連戦について

体力的にもきついし、2つとも対策しないといけないので大変。前日の勝敗で2試合目のメンタルが全然違う。今回は負けて臨んだので、精神的にも身体的な部分でもきついところがある。

−次戦の目標

いつも言っている通り、立教らしさをしっかりと出す。対策をちゃんとして、チームの雰囲気も落とさず、楽しくハンドボールができるようにやっていきたい。

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