【軟式野球部】リーグ戦首位キープ!サヨナラ勝ちで接戦をものにする

◆令和5年度東京六大学軟式野球連盟春季リーグ戦◆

5月2日 町田市小野路公園野球場

リーグ戦前半戦を首位で折り返し、勢いつぎたい立大。今季初対戦となる慶大とのマッチアップを行った。4回に矢吹(文3)の適時打で先制点を奪取。しかし9回に同点に追いつかれてしまうも最後は清宮(済3)のサヨナラ適時打で勝利を手にした。
均衡した試合展開の中、試合が動いたのは4回だった。1死から2番・高草木(済3)が右中間を破る三塁打でチャンスを演出。すると3番・矢吹が中前適時打を放ち、先制点をもたらす。打撃に勢いのある上位打線から慶大相手に先行する。

好投を見せた川島

先発マウンドに上がったのはエース・川島(済3)。「自分の投球で野手を活気づけたい。」持ち前の130㌔の伸びのある直球で凡打の山を重ねる。しかし8回には一死3塁のピンチを招く。「ギアも一段階じゃなくて二段階上げて絶対抑えるって気持ちで抑えました。」二者連続三振を奪い、圧巻の投球を見せる。最後は渾身の133㌔の直球で空振り三振に切り、雄叫びをあげた。8回までホームを踏ませない投球でスコアボートに0を刻んでいく。しかし9回にセーフティスクイズで同点に追いつかれ、試合は延長戦に持ち込まれる。

サヨナラの起点を作った徳山

「延長に入っても変わらず抑えよう。」延長に入っても川島の投球は変わらない。三振を積み重ね、打線に弾みをつける。すると11回、先頭の徳山(コ3)が右前安打を放ち、サヨナラの走者が塁に出る。暴投と犠打、敬遠などもあり1死満塁の絶好のチャンス。ここでチーム内打率トップの清宮に打席が回る。「いい場面で回ってきたのでとにかく初球からできることだけを意識した。」初球の甘い真っ直ぐを見逃さなかった。力強く振り抜いた打球は一、二塁間を破るサヨナラ適時打に。ガッツポーズを突き上げ、選手と喜びを分かち合った。

サヨナラの適時打を放つ清宮

この結果でリーグ戦首位をキープしたタテジマナイン。終盤に差し掛かる中、1点の重みが重要になってくる。エースで主将の川島を中心にリーグ戦を首位で勝ち抜き、栄光を掴む。

勝利を決め、喜ぶ選手たち

 

(5月8日・松尾悠)

◆コメント◆

サヨナラ適時打を放った清宮選手

ー試合を振り返って

その前の打席あまり調子が良くなくて最後にいい場面で回ってきたので、とにかく初球からできることだけを意識してそれがいい結果に繋がって良かったです。

ーサヨナラの打席は

申告敬遠で来て、初球甘いところに絶対来るなって思って初球だけを狙って打ちました。

ー打率好調の要因

今まで初球から振って積極的に凡退を恐れず、振ったことが結果につながっているのかなと思います。

ーチームの状態や雰囲気

人数少ないのですけどひとりひとりがみんなで助け合うことができるのでそれが勝ちに繋がっていると思います。

ー意気込み

難しい球打って詰まるっていうのがあったのでリラックスして打席に立って、楽に打てるようにやっていきたいと思います。

エースとして好投を見せた川島選手

ー今日の試合

慶應戦はロースコアになることが多いので今日も予想はしていて、実際その通りになったので、その中で勝ち切れたので良かったです。

ー個人としては

今まででいちばんいいピッチングをしたと思っていて、自分の投球で野手を活気づけていかないと思っていたので主将として引っ張っていけて良かったと思います。

ー終盤苦しい中でピンチの投球で抑えられた

自分の中で先頭打者を出してしまったと思うので、その中で抑えないと思いつつ、ギアも一段階じゃなくて二段階上げて絶対抑えるって気持ちで抑えました。

ー次への意気込み

自分らが唯一負けてる法大戦なので次こそはピッチングからもキャプテンからも周りを鼓舞して、優勝できるようにこの一戦を大事にしていきたいです。

 

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