【サッカー部】途中出場の吉田が左サイドで躍動!チャンスを作るも決めきれず

◆JR東日本カップ第97回関東大学リーグ戦2部◆

第4節 4月30日 立正大学熊谷キャンパス 対立正大 

今季4戦目の相手は2部上位の強敵・立正大。前半は相手に押し込まれるも、立大は後半に攻勢を強め、幾度ものチャンスを作り出す。しかし得点には至らず両者勝ち点を分け合う結果となった。

序盤は相手の素早く正確なビルドアップアップに苦しむ。立大もプレスを仕掛けるが、上手くサイドに展開されボールを奪取できない。14分にはカウンターを受けゴール前で1対1の状況を作られる。しかしここは守護神・竹内慎(コ4)が素晴らしいセーブを見せ難を逃れた。その後も相手の猛攻は続くが、守備陣が体を張り決定機を作らせない。すると徐々に立大はロングボールを駆使し、攻撃の機会を増やしていく。最初のチャンスが訪れたのは29分。CKを獲得し、高く上がったボールを関口(済4)が中へと折り返す。しかしこれは惜しくも合わず、先制点とはならなかった。その後は押し込まれる時間帯が続くも、何とか得点を阻止。両者同点で後半に折り返した。

好セーブを連発した竹内慎

相手と競り合う庄司(営3)

運命の後半、先に勝負に出たのは立大。怪我明け後、初の公式戦となる吉田(現4)を左WB(ウイングバック)で起用した。この作戦が功を奏し、流れは一気に変わる。49分、敵陣深い位置で髙木(コ4)がボール奪取。左サイドでパスを受けた吉田が正確なクロスをあげ、南口(現4)が鋭いシュートを放つも、得点とはならず。しかしこれを機に完全に試合の主導権をにぎった立大。前半よりも果敢なプレス、素早いパスワークで相手を翻弄していく。63分にはまたも吉田のクロスから決定機を生み出すも、水野(コ2)が放ったシュートは枠の外へ。チャンスを決めきれないまま、時間は過ぎていく。そして迎えた後半ロスタイム、庄司がペナルティエリア内で高く上ったボールに反応し、ボレーシュートを放つ。しかしこれも相手GKのダイビングセーブに弾かれまたしても得点とはならず、試合終了の笛。引き分けに終わった。

果敢にシュートを放った南口

左サイドから多くの決定機を演出した吉田

途中出場ながら左サイドで躍動し決定機を演出した吉田は「後半は恐れず勝負に挑めた」と手応えを口にした。前半から後半にかけ、素晴らしい修正力を発揮した立大。リーグ2勝目に向け、視界は良好だ。

(5月2日・熊谷光洋)

コメント 吉田選手

ー試合を振り返って
練習でやってきたことを途中から何度も出すことができて、内容的には勝てた試合だったと思うんですけど、最後のところでなかなかシュートを決めることができなくて勝ち切れなかったです。

ー後半からの出場だったが何か監督から言われたことは
ずっと怪我をしていて初めてのリーグ戦だったんですけど、自分の良さを出せるように、今まで出られなかった悔しさを晴らしてこいって言われました。

ー後半の攻勢のきっかけは
後半はみんなミスを恐れずに積極的にプレーできるようになりました。それがきっかけで個性が出てきて守備のところで今までの反省点を活かしてプレーできたので、それがかなりはまりました。

ー守備の反省点とは
失点を恐れて後ろから守っててあまり前に行けなかったんですけど、今日の試合は後ろで数的不利になることを恐れずに前からどんどんプレスしていこうと決めていたので、それが試合中にはまりましたね。

ー左サイドから何度もチャンスを作り出していたが
後半からの出場だったので積極的に仕掛けると決めていて、久しぶりの試合にしては自分でも動くことができたのかなと思います。

ー試合中積極的に声を出していたが、チーム内での自身の立ち位置は
今までは声を出すタイプではなかったんですけど、4年生になったので。今年の4年生はメンバーでは揃っている代だと言われていたんですけど、結構怪我人とか体調不良とかでメンバーが揃わなくて活動できていない中で、だからこそ自分が引っ張っていこうという自覚があるので声出しました。

ー次戦に向けて
リーグ戦が始まったばかりで順位的には真ん中より下だと思うんですけど、例年立教は関東2部の残留争いをしているんですけど、今年はメンバー的にも上位をら狙えると思っているので。今後上位争いに食い込めるかどうかは次の2、3試合で決まると思うのでみんなで意識して勝利にこだわっていきたいです。

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