【男子ラクロス部】押し切られ敗戦、チーム力で初白星誓う
◆2023年度六大学戦◆
4月16日 対慶大 立大新座キャンパス
今年度の六大学戦も終盤に差しかかり、未だ白星をつかめていないSAINTS。初勝利を挙げるべくチーム一丸となって戦い抜いたものの、慶大の磨き抜かれた得点力を見せつけられ、またしても敗戦を喫してしまった。
前半は立大にとって苦しい時間となった。フェイスオフを制され慶大ボールから開始した第1Q。粘り強い守備でボールを取り返し、#22森田(社3)らが中心となってゲームを組み立てる。しかし開始7分に先制点を許すと一気に慶大に試合のペースを握られてしまう。その後立大は何度も相手ゴールに向かって攻めたが、相手のカウンター攻撃に対応できず追加点を許す。第2Q突入後もミスが絡みなかなか得点することができない。開始5分には#11松島が慶大ゴール前に切り込み、こぼれたボールを逃さずシュートを打ち込む。しかし相手ゴーリーに阻まれ1点が遠い戦況が続く。さらに慶大の高速なパスに翻弄(ほんろう)され、ゴール裏に回り込んだ相手選手のシュートを止めることができず0ー3と突き放され試合を折り返した。
1点でも多く得点したい後半戦。しかし相手の磨き抜かれた攻守を前に反撃の糸口が見つからず、開始2分で2得点を挙げられる。#6大平(社3)が華麗なクレードルで相手陣を突破しシュートを打つ場面こそあったものの、得点とはならず時間だけが過ぎていった。第4Qに入った後もリードを広げられ、さらにはセンターサークル付近で#9岡本(文4)が倒されるアクシデントが発生。会場に動揺が走るなか、SAINTSは絶えない闘志を発揮する。再開後#13岩附(理4)からフリーでパスを受けた#3小林がシュート放った。ボールは見事相手ゴーリーの頭上を通過し、悲願の初得点を達成。ここから立大の反撃が始まるかと思われたが、以降相手のゴールネットを揺らすことはできず、1ー8と悔しさの残る敗戦となった。
「共通認識をフィールドで体現できなかった」と小林が振り返るように、悔しい敗北となった今試合。六大学戦も残すところあと1戦。練習を通して高めたチーム力を存分に発揮し、全力で戦い抜いてほしい。
(4月21日・平野琴海)
◆コメント◆#3小林選手
ー意気込み
六大戦まだ今シーズン勝ててなかったので、残りの慶応戦と早稲田戦で勝利を収めて今シーズンいい波に乗っていきたいなっていう思いがありましたが、あまりいい結果ではなかったですね。
ー試合を振り返って
慶応はオフェンスもディフェンスも個が強くて、その中で僕たちもチーム力を高めてやって来たんですけどそこに関しては慶應の方が上手でした。
ーどのようにチーム力を高めたのか
先週もこの試合のためにミーティングを5.6回開いて共通認識を作ってはいたんですけど、それをフィールドであまり体現できなかったところが課題です。
ーゴールを決めた時
3Qまで本当に苦しい戦いではあったんですけど、諦めずに絶対勝つっていう思いを最後まで持って振り切ったらたまたまいいコースに入ったのかなって思ってます。
-良かった点
オフェンスでミスが起きた後のグランドボールの寄りはパーセンテージでもすごく上がっていてそこは良いところでした。
ー今日見つかった課題
オフェンスで自分たちで打開しようとしすぎて、あまりパスが繋がらなかったりとか自分たちのミスが起きてしまっているのが課題かなと思います。
ー次戦への意気込み
残りラスト六大戦の早稲田戦。この試合で勝って今シーズンリーグ戦のいいスタートになれたらいいなと考えておりますのでこれからもよろしくお願いします。