【サッカー部】庄司の劇的決勝弾で、2部復帰後初勝利!
◆JR東日本カップ 第97回関東大学サッカーリーグ2部◆
第2節 4月9日 立大富士見グラウンド 対順大
開幕戦で早大相手に善戦を見せた立大。昨年度1部に所属した順大相手に、2部復帰後初勝利をあげた。前節に続き強敵との対戦。攻撃では今年度のテーマである「後ろからつなぐサッカー」を体現する。プレスに物怖じせずパスをつなぎ、チャンスを演出。守備では相手へ厳しいプレッシャーをかけ、強豪相手に一進一退の展開を見せる。攻守が激しく入れ替わる中、試合終了間際に庄司(営3)が劇的な決勝ゴールを決め、1ー0で勝利を収めた。
序盤から両チームが球際で激しくぶつかり合う。6分、中盤でボールを奪った小林(営3)が自ら運びミドルシュートを打つも、枠を外れる。8分、順大に右サイドからクロスを上げられるとヘディングシュートを放たれる。しかしGK・横井(観4)がしっかりとキャッチしゴールを割らせない。28分、CKのこぼれ球に嵯峨(営2)が反応し遠目からシュートを放つも枠を捉えることはできない。42分、右サイド・高木(コ4)のアーリークロスに庄司(営3)が頭で合わせる。これは相手キーパーの好セーブに阻まれるが、立大が前半から多くのチャンスを演出する。守備面では順大に押し込まれる展開となっても、ディフェンス陣が体を寄せ、ペナルティーエリア内でのシュートを打たせない。相手最終ラインにボールが渡ると庄司、鈴木崚(営4)がプレスをかけ簡単にパスをつなげさせず、強豪相手に前半をスコアレスドローで終える。なんとしても先制点が欲しい後半。立大は最終ラインからしっかりとパスをつなぎ、左サイドの石塚を中心に攻撃を組み立てる。48分、ロングスローからのこぼれ球を石塚が拾いシュートを放つも、相手のブロックに阻まれる。
その後は両チーム決定機を作ることができず、一進一退の展開が続く。試合が動いたのは85分。左サイドからオーバーラップをした石塚がクロスを上げると、ニアサイドで庄司がヘディングシュートを放ち、待望の先制点が生まれる。この得点を守り切りたい立大。87分にFKのピンチを迎えるも、守備陣がシュートを打たせない。試合終了間際、相手のロングスローからシュートを打たれるも関口が体でシュートを防ぎ、そのこぼれ球にも守備陣がしっかりと詰め、枠にシュートを打たせない。そして試合終了を告げるホイッスルが鳴る。1ー0で今シーズン初白星をあげた。
2年ぶりの関東2部の舞台で、念願の復帰後初勝利をあげた立大。主将・横井は「後ろからパスをつないで攻撃することができた。今後勝つためにもより質を上げていきたい」と語った。連勝を目指す次戦は、ホーム・富士見グラウンドで駒大を迎え撃つ。
(4月16日・木島昇大)