【ハンドボール部】三谷世代始動!新体制で迎える2023年度シーズン開幕戦
◆2023年度 春季リーグ戦◆
4月15日 対日体大 中央大学多摩キャンパス
世代交代を経て新体制となった立大ハンドボール部。主将・三谷(営4)率いる新軍の2023年度シーズンが幕を開けた。
初戦の相手は日体大。昨年度のインカレでは準優勝を収めた強豪校だ。
試合開始直後先制点を奪われるも、直ぐに大久保(営3)のシュートで同点に追いつく。その後も速攻を得意とする松川(コ3)や平田(コ3)を中心にスピード感のある試合展開が続く。相手攻撃からのリスタートの仕掛け合い。一進一退の攻防が続き、13-15で前半を終えた。
2点を追いかける後半。前半同様、攻守の入れ替わりの激しい戦いとなった。シュートチャンスは訪れるものの、相手キーパーの好セーブに阻まれる。ゴールの枠を捉えることのできない攻撃が続いた。その後も上手くリズムをつかめず波に乗れない立大。石井(スポ1)などの新戦力も活躍し得点も重ねるが、点差を詰めることは出来なかった。守護神・中原(コ4)が健闘するも、日体大による怒涛の攻撃は続き、24ー35で試合終了。初戦を勝利で飾ることは出来なかった。
(4月15日・小島優太)
新主将・三谷
−今日の試合を振り返って
敵は多分1部の中でも1番強い敵。自分たちの方針として勝つべき試合と、落としても良い試合を分けていた。その中で唯一落としても良い試合が今日だった。挑戦する気持ちで臨んだが、意外と善戦できた。しかし、相手の圧倒的な攻撃力や個人技によりどんどん失点してしまった。そこをしっかりと対策して次に臨めれば、と考えている。
−前半の途中からかなり点差を縮めたが
僕含め、途中から代わった人間がしっかりと流れを変ることができたからだと思う。
−後半引き離されたが要因としては
対策不足と、やはり流石トップ校だなという印象だった。立大の弱みである上からのシュートを何本も打たれ、そこを修正できなかったので。修正力であったり、押し込まれた展開などが要因かなと思っている。
−カウンターを防がれていたが
完全に読まれていた。対策されていたのもあるが、やはり立教の強みであるディフェンスからの速攻が出来なかった。相手の個人技に押され、ディフェンスも上手く機能しなかったことが押しきれなかった原因。
−今年のチームの方針
目標は関東1部リーグ中堅に定着すること。去年はどちらも下の順位だった。今年は春、秋共に7位以内には入りたいなと思っている。
−今後ターニングポイントとなる試合
もうこれからは全部勝利しなければならない。特に後半と去年勝った日大、東海大、法大には確実に勝つ。後はどれだけ他校に勝てるのかが勝負になってくる。これから全部勝つつもりで試合に臨みたい。
−キープイヤーはいるか
大久保(営3)。去年からしっかりと活躍してくれている。後は1年生の2人。石井(コ1)と島仲(スポ1)は強みがはっきりしていて試合の中でも使いやすい。
−次戦に向けて
今回の試合は負けてしまったが、しっかりと切り替えて明日もやっていこうと話をした。その際チームの皆が笑顔だったので、明日こそ勝利をあげたい。
中川監督
−春リーグ開幕に向けた意識
このチームは1個上の代がずっと1部でプレーしたため、無条件に1部でこの春戦えるという点が非常に有難い。3つ勝っても9位の春のシーズンがあったと思うが、もう一つ勝ち点を取りたい。勝ち点が6でも9位になる可能性があるが、勝ち点8を取れば1部の中位クラスに登れると思う。そういった目論見の中で、ターゲットゾーンとしては5位、6位を狙うチームになる、というコンセプトを持ってリーグに臨んでいる。
−去年との変更点
去年の4年生が10名引退し困っていたところ、新入生が10名入ってきてくれたので、とりあえず数の面では帳尻はあっている。1年生は松脂にもまだ慣れておらず、試合の雰囲気や緊張感を早く体験させたかった。リーグの後半に勝負をかける時に彼らが活躍する事を祈り、今日は授業料を払って勉強させるつもりで起用した。
−日体大の印象
日体大は速攻のチームで、とにかく走りで相手を圧倒する。今日の試合のようにリスタの連続。60分間リスタをかけ続けるチームだ。前回勝ったときは、うちもリスタをかけ続け、その掛け合いで逃げ切った。今日は後半シュートが入らなくなってしまったのでリズムが掴めず上手く波に乗れなかった。相手のシュートに対する執着心の強さを褒めるべきかなと思った。
−1年生について
今日は試験の関係で3人しか連れてこれなかったが、みんな緊張し球を上手く掴めない中2人は得点を決めたので、有難い経験をさせてもらえた。自分の選手時代、初めて松脂を使用した試合では球が手に付かず失点し、直ぐに代えられた経験があったので、点を決めることが出来たのは非常に重要な事だと思う。
−上級生について
うちは背が小さいことは明白なので、その中で細かなキレのある動きをする選手が鍵になってくる。松川は今日もリスタをがんがん仕掛けていたので、彼のようなプレーヤーが伸びてくるとチームの雰囲気ももっと上がってくる。今日は相手のうちに対する闘志が上回っていたなと感じた。
−次戦に向けた目標
明日は対策をかなり練っていて、この土日の連戦は明日勝負だと思っている。明日は勝てればリーグの流れが大きく変わる。今練っている作戦が功を奏せば良いゲームが出来ると考えている。